どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)です。
USCPAの知識を活かして、USCPAの本を出版しました。
『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』というUSCPAについての本で、まさにUSCPAであることを十分に活かせた本です。
どこは、本業が作家ではなく、副業としてビジネス書を出版しました。
USCPAとしてビジネス書を出版してみたいと思う方に向けて、書籍を出版した経緯や考えたことなどをお話していきます。
USCPAの副業については、以下の記事が詳しいです☟
USCPAが副業として翻訳をすることについては、以下の記事が詳しいです☟
電子書籍の出版については、以下の記事が詳しいです☟
1.副業でビジネス書を出版するメリットとは
副業でビジネス書を出版するメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。
副業でビジネス書を出版するメリット
- 印税が得られる(自費出版でなければ)
- 初期投資がかからない(自費出版でなければ)
- 著者の肩書が得られる
- 講演など、他の副業につなげられる
- 自分のビジネスの拡大につながる
最近、知り合いの公認会計士さん(個人の会計士事務所を経営)が書籍を出版しましたが、自分で企画書を作成し、出版社に売り込んだそうです。
「自費出版」も考えたそうですが、制作費用を自己負担したくなく、全国の書店で販売してもらいたいので、「商業出版」にこだわったようです。
また、お手軽に「電子書籍の出版」をしてしまうと、「紙の書籍の出版」ができなかった人というイメージを持たれるため、「紙の書籍の出版」を目指したようです。
- 出版形態には、「商業出版」と「自費出版」という2つがあります。
- また「紙の書籍の出版」と「電子書籍の出版」もあります。
- 副業では「自費出版」は自分の持ち出しになるのでおすすめできません。
- 「電子書籍の出版」については、他の記事でご説明します。
結果として、「紙の書籍の出版」は正解で、著書を名刺代わりにクライアントに配ることで、信用度のアップとビジネスの拡大につながっているそうです。
ビジネス書を出版するという副業が、会計事務所経営という本業にプラスの影響を与えている良い例です。
ちなみに、どこの場合ですが、「商業出版」ですので印税はいただきました。
ですが、ペンネームで書いたため、実生活で本を書いたことを知っている人はほとんどいなく、今のところ本業には何も影響はありません。
とはいえ、他の副業が広がる可能性を感じており、今後が楽しみです。
2.どうやって書籍出版のオファーを得たのか
まず「どうやって書籍出版のオファーを得たのか」について自分の経験をお話しします。
書籍出版のオファーは、ブログを読んでくださった出版社の編集者さんからいただきました。
実は、書籍出版のお話は、複数の出版社さんからいただいていました。
声をかけてくださるきっかけは、どの出版社さんもブログでした。
ブログを書き始めて1年もしないうちに、お声がかかるようになりました。
最近、You Tuberやブロガーで書籍の出版をする人が増えてきていると思いませんか?
会計関連だけでも、何人も挙げられますよね。
おそらく、ある程度のボリュームがあるコンテンツを体系的に発信している人に、書籍出版のお声がかかるのだと思います。
新しい考えを持っていたり、尖ったおもしろい発言をしていたとしても、コンテンツがないと、書籍出版という点では実績とみなされないのではないでしょうか。
つまり、どんな媒体でもいいので、一貫したテーマで発信を続けること。
それが「ビジネス書の著者デビューできる道」なのだと思います。
公認会計士・USCPAの方で書籍を出版している人も多いです。
最年少で公認会計士試験(旧試験制度)に合格した勝間和代さん
新しい視点で、会計の面白さを世の中に広めた公認会計士の山田真哉さん
USCPAという肩書で一番本を出版している(?)午堂登紀雄さん
3.どのように執筆を進めたのか
つぎに「どのように執筆を進めたのか」についても自分の経験をお話しします。
一般的には、出版の話が出てから本が書店に並ぶまで、1年ほどかかるようです。
どこの場合も、2021年8月に書籍出版のお話をいただき、2022年8月ごろに本が書店に並ぶというスケジュールが提示されました。
ですが、本のテーマが「USCPA資格」となったため、資格の勉強を始める人が多い4月に間に合うようなスケジュールに変更となりました。
書籍出版のスケジュール(どこの場合)
- 2021年8月:出版社の編集者さんと顔合わせ
- 2021年9月:企画書と目次案の作成、見本原稿と2章分の執筆
- 2021年10月:5章分の執筆
- 2021年11月:1章分の執筆
- 2021年12月:1回目校閲の確認
- 2021年2月:2回目校閲の確認、カバーデザインの確認
- 2021年3月:Amazonや書店に本が並ぶ
8章ある書籍を出版しましたが、執筆自体は2ヶ月ほどでした。
20万文字は書き、再考して削ったので、実際は出版した本の分量よりかなり多く書いています。
普段からブログを書いており、大量に文字を書くことに慣れているのでどうにかなりましたが、文字を書く習慣がないと少し厳しいかもしれません。
書籍の執筆は、USCPA試験の勉強と同じで、短期決戦が良いと思います。
ダラダラと時間をかけて書くと、文章にムラが出てしまいます(最初と最後で、テイストが違う本になってしまうかも?)。
また、長期間書いていると、書き上げる前に嫌になって撤退してしまうかもしれません(USCPA試験のFARと同じ感じ?)。
4.ビジネス書を出版するのは難しくない
「いつかはビジネス書を出版してみたい」と考えているUSCPAの方。
「いつか」ではなく、「すぐに」出版できるかもしれません。
ビジネス書を出版するのであれば。
ビジネス書は、文才ではなく、あなたのアイデアが大切です。
専門知識や差別化できる経験があれば、ビジネス書の著者になれる可能性が十分にあります。
USCPA試験の勉強を通して得た知識、仕事を通して得た経験は、世の中の人に本という形で伝えていくべき価値があるでしょう。
ブログやYou Tubeなどのコンテンツで発信をしている。
もしくは、なんらかの強みがあり、出版社に認めてもらえるような企画書が書ければ、ビジネス書の著者になるのは難しいことではないでしょう。
企画書を書いて売り込む場合は、ネタやテーマ探しのために、このようなことをしてみるといいかもしれません。
- 自分の「強み」と「弱み」を棚卸する。
- 自分の仕事を棚卸する。
- 長い間、自分が取り組んできたことを書き出す。
- 一番お金をかけてきたことを書き出す。
- 人に伝えたいことを書き出す。
- 助けたい人をイメージする。
- 教えてあげて感謝されたことを挙げてみる。
- 周りから質問されて解決できたことを挙げてみる。
- 出版したいテーマの書籍と差別化できないか考えてみる。
出版が決まったら、担当の編集者さんとコミュニケーションを密にすることが大事だと思います。
編集者さんは、良い本を作り上げるための大切なパートナーです。
どこの場合も、担当の編集者さんがついてくれましたが、顔合わせのときから気が合うというか、大好きでした!
そして、1章書き上げるごとに編集者さんに読んでいただき、感想やアドバイスをいただいていました。
週1回は進捗報告をするようになっていたので、執筆の良いペースメーカーとなっていただき、二人三脚で無事に出版までこぎつけることができました。
ビジネス書を出版することは難しくありません。
特に必要なのは、次の3つだと思います。
- 人に伝えたいと思うコンテンツがあること。
- 伝えたいことを言語化できること。
- 書き上げる根気があること。
この3つに丸がつく方、ぜひビジネス書の出版にチャレンジしてみてください!
電子書籍で出版するのは、ハードルが低いです。
具体的には、こちらの記事を参考にしてください。
以上、「USCPA(米国公認会計士)の知識でビジネス書を出版する!【USCPAの副業】」でした。
「USCPAとして副業でビジネス書の出版をする」ということのイメージが少しでもできましたら嬉しいです。
ビジネス書の出版ができるかは、
- 伝えたいことがある!
- 教えられる強みがある!
- 得意なことがある!
- 珍しい経験や実績がある!
- オリジナルの視点や考え方がある!
など、読者が興味を抱くような「何か」を文字で伝えられるかどうかだと思います。
USCPAであれば、伝えたい「何か」、伝えられる「何か」が必ずあるでしょう。
USCPAに合格できたならば、継続してコツコツ頑張れる力があるので、本を書き上げられるでしょう。
ぜひ、USCPA副業作家として、ビジネス書の出版にチャレンジしてみてください!