どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)です。
USCPAのブログを書いています。
USCPAの本も出版しました。
USCPAのYouTubeを始めたい方から「USCPAのYouTuberは儲かるのか」と質問をされました。
どこの回答は「儲からないと思う」です。
どうしてそう思うのか、説明していきます。
USCPAの副業については、以下の記事が詳しいです。
USCPAの副業としての翻訳は、以下の記事が詳しいです。
USCPAの副業としてのビジネス書出版は、以下の記事が詳しいです。
電子書籍の出版は、以下の記事が詳しいです。
1.USCPAはマイナー資格
USCPAのYouTuberが儲からない理由としては、USCPAがマイナー資格であることが挙げられます。
- 公認会計士や税理士のように、USCPAが簡単にみつかりますか?公認会計士や税理士がいても、USCPAはなかなかいないですよね?
- USCPAの本は本屋の本棚に並んでいますか?公認会計士や税理士の本があっても、USCPAの本はほとんどないですよね?
- USCPAが「米国の会計士」だと知っている人は周りにいますか?公認会計士や税理士は分かっても、USCPAを正しく知っている人はほとんどいないですよね?
USCPAは「マイナー資格」です。
X(旧Twitter)などのSNSで、USCPAやUSCPAの受験生ばかりフォローしていたら、そんなに少なく感じないかもしれませんが。
ためしにGoogle Trendsで、「USCPA」がどのくらい検索されるのか見てみましょう。
公認会計士・税理士と比較してみます。
公認会計士や税理士に比べ、いかにUSCPAが検索されないか分かるでしょう。
公認会計士でさえ、税理士に比べればまだまだ少ないです。
圧倒的に、税理士の方がトレンドにのっているのです!
税理士のYouTuberが有利といえるでしょうね。
残念ながら、USCPAは全くトレンドにのっていません。
ですので、USCPAの動画を世の中に出しても、観る人はかなり少ないと思った方がよいです。
つまり、USCPAを前面に出したYouTuberになっても、儲かる可能性は限りなく小さいわけです。
2.会計分野はそもそも需要が少ない
また、USCPAのYouTuberが儲からない理由としては、会計分野はそもそも需要が少ない分野ということが挙げられます。
会計の仕事をしていない人が、会計について調べるでしょうか?
ほとんど調べる人はいないのではないでしょうか。
一方で、税金分野はどうでしょうか?
税金の仕事をしていない人が、税金について調べるでしょうか?
経営者や投資家をはじめとして、個人も、節税などを目的として税金について調べるでしょう。
税理士のYouTuberは、視聴者を集めやすいといえます。
公認会計士でさえ需要があまりないのですから、USCPAはさらに需要がないことは明らかです。
ここで、公認会計士や税理士のYouTuberの登録者数を見てみましょう。
(1)公認会計士のYouTuber(今はUSCPAでもある)
公認会計士のYouTuberで有名なのは、小山あきひろさんでしょう。
ちなみに、USCPA試験にも合格なさって、今は公認会計士かつUSCPAとなっています!
山田真哉さんという公認会計士の方もYouTubeをやっており、チャンネル登録者数が多いのですが、税金の発信や、会計と関係ない発信が多いので、ここでは取り上げません。
(2)税理士のYouTuber
税理士のYouTuberは、たくさんいますが、大河内薫さんが有名でしょう。
公認会計士より税理士の方が、投資や節約など世の中の人が知りたいと思う情報を「お金の専門家」として発信して、人気が出ているように思います。
(3)USCPAのYouTuber(今はUSCPA撤退)
USCPAのYouTuberですが、残念ながら有名な方はみつかりません。
まだUSCPA受験生で、USCPAというわけではないのですが、オカジ兄やんという方は有名です。
ですが、残念ながら2023年1月にUSCPAの勉強を中断。
2022年6月時点で、チャンネル登録者数は4.94万人でした。
かなり健闘なさっていたと思います。
ただ、USCPAの学習について発信はしていますが、どちらかというと筋トレや料理がメインで「自己啓発系 YouTuber」でした。
ですので「USCPA YouTuber」と言えたのか疑問が残ります。
Atsuさんという方もUSCPA界隈では有名ですが、USCPAのライセンスを更新しなかったので現在はUSCPAではありません。
また、どちらかというと「英語 YouTuber」というくくりだと思いますので、ここでは取り上げません。
3.USCPAは独占業務権限がない
さらに、USCPAのYouTuberが儲からない理由としては、独占業務権限がないということが挙げられます。
公認会計士や税理士などをはじめとする、士業のYouTuberは「広告収入」ではなく、自分のビジネスで儲けている場合が多いです。
公認会計士や税理士は、独占業務権限を活かして公認会計士事務所や税理士事務所を開いており、YouTubeで知名度を上げて、クライアントを獲得するというしくみになっています。
YouTubeは、本業のビジネスが無料で宣伝できる手段となっており、「広告収入」が小さくても本業で儲けられるわけです。
USCPAの場合、日本国内では独占業務権限がないので、ほとんどの方が開業をしません。
つまり、有名になっても、自分のビジネスに結び付けるのが難しいです。
たとえば、オカジ兄やんさんは、筋トレグッズや学習プログラムなどの「企業案件」で収益化していたようです。
企業とタイアップできるようなコンテンツにしたり、何らかの自分のビジネスをもっていない限り、USCPAのYouTuberが儲けるのは難しいでしょう。
まとめ:USCPA YouTuberは正当法では儲からない
USCPA YouTuberは、「チャンネル登録者数を増やし、動画の再生数を上げ、広告収入を得る」という正当法では、儲けるのは難しいでしょう。
- USCPAはマイナー資格
- 会計分野はそもそも需要が少ない
- USCPAは独占業務権限がない
USCPAはマイナー資格なので、観る人はかなり少ないです。
税理士だとお金関係の発信をすることで一般の人に認知されますが、会計士が会計の発信をしても一般の人は興味をもちません。
USCPAは日本国内では独占業務権限がないため、自分の事務所を開くことはほとんどなく、自分が有名になっても、自分のビジネスへの集客などには活かせません。
それでも、USCPA YouTuberとして、USCPAに関する発信をして儲けたいと思う場合。
なんとなくUSCPAの学習動画を撮らないでください!
USCPAのマーケットは小さすぎるので、確実に儲かりません。
儲けたかったら、儲けにつながる導線をよく考えてからにしましょう。
以上、「USCPA YouTuberは副業として儲かるのか?【儲かりません!】」でした。
USCPA YouTuberが、USCPAをテーマにした発信で儲けるのは難しいと思います。
USCPAを前面に出さずに、他の何らかのビジネスをテーマにしたほうが良いと思います。
会計分野については、書くのが得意であれば、電子書籍の出版をした方がいいのではないかと個人的には思います。
というのは、会計分野については、何か知りたい場合、まだまだ動画よりテキストで情報を得る傾向があるからです
電子書籍なら簡単に出版できますし、SEOの知識が必要なブログより、簡単に大きな儲けにつなげられます。
YouTubeにしても、電子書籍にしても、どのような手段でもいいので、副業で成功するUSCPAが増えることを願っています。
電子書籍の出版については、こちらの記事を参考にしてください。
儲けるために書いたわけではないですが、どこは『USCPAになりたいと思ったら読む本』という本を出版しているので、参考までに。
あまりにもUSCPAの本が書店に少なくて、どこは「USCPAどこ書店」をオープンさせてしまいました↓