この記事にたどり着いたあなたは、公認会計士を目指しているか、目指そうとしているよね。
最近、AI(人工知能)が色々な分野で活躍していて「もしかして公認会計士の仕事もAIに取られちゃうの?」と不安に思っているかな。
でも、安心してね!
AIの進化は私たちの生活を便利にしてくれる一方で、人間にしかできない仕事もたくさんあるからね。
この記事では、AIが公認会計士の業務にどんな影響を与えるのか、そしてAI時代でも公認会計士がどうやって活躍できるのか分かりやすく解説していくよ。
1.AIが公認会計士業務に与える影響
最初に、AIが公認会計士業務に与える影響を解説しますね。
AIが公認会計士業務に与える影響
- AIが得意な業務
- AIで自動化される可能性が高い業務
- AIにはできない業務
(1)AIが得意な業務
AIは膨大なデータを処理するのが得意。
よって、以下の3つのような仕事が大の得意です。
AIが得意な業務
- データ処理や分析
- 税務申告や仕訳の効率化
- 監査業務
AIはデータ処理や分析が得意。
たとえば、膨大な取引データの中から異常値やミスをみつけるのは、AIの得意技と言えます。
また、AIは税務申告や仕訳の効率化も得意。
AIを使った税務ソフトは、複雑な税金の計算や仕訳作業をテキパキこなしてくれます。
さらに、AIは監査業務も得意。
大量のデータをAIが分析して、不正やミスの可能性がある個所を指摘してくれるんです。
AIのおかげで、これらの業務はとても効率的になり、時間やコストが削減できます。
(2)AIで自動化される可能性が高い業務
AIで公認会計士の仕事の一部が自動化されるでしょう。
特にルールに基づいて繰り返し行われる作業はAIにとってかわられる可能性が高いと言えます。
以下の3つのような公認会計士の仕事はAIで自動化されるでしょう。
AIで自動化される可能性が高い業務
- 記帳や仕訳業務
- 決算作業の基本業務
- 税務申告の準備
記帳や仕訳業務はAIで自動化可能。
今では会計ソフトがほとんど自動で処理してくれるので、人間が細かく手作業する必要が少なくなりました。
また、基本的な決算作業もAIで自動化可能。
AIがデータを自動で集計し、迅速に決算書が作成できる時代になっていますね。
さらに、税務申告の準備もAIで自動化可能。
AIは税法の変更にも対応できるので、申告書作成がどんどん簡単になっています。
AIのおかげで、これらの業務は効率化されますが、完全に人間の関与が不要になるわけではありません。
(3)AIにはできない業務
もしかしたら、AIは万能に思えるかもしれませんが、AIにも苦手な分野もあります。
以下の3つのような業務は、AIは苦手です。
AIが苦手な業務
- 高度なコンサルティング
- 規制や法律の解釈
- 対人スキルを伴う業務
AIは高度なコンサルティングが苦手。
クライアントのビジネスに合わせた具体的な提案をするには、状況を深く理解する人間の視点が必要です。
また、AIは規制や法律の解釈が苦手。
税法や会計基準の複雑なルールを正確に理解し、具体的なケースに適用するには専門知識が欠かせません。
さらに、AIは対人スキルを伴う業務は苦手というよりできません!
クライアントとの信頼関係を築き、経営者と直接話し合いながら解決策を考えるのは、現時点ではAIには無理なことです。
AIが苦手な分野は引き続き、人間の公認会計士が求められるわけです。
2.公認会計士がAI時代に必要とされる理由
AI時代でも公認会計士は必要です。
その理由を挙げると、主に以下の3つとなります。
公認会計士がAI時代に必要とされる理由
- AIにはない「人間らしさ」があるから
- 経営者の意思決定が支えられるから
- 規制や法律へ対応できるから
(1)AIにはない「人間らしさ」があるから
AIは確かに便利ですが「人間らしさ」がありません。
「人間らしさ」のある公認会計士だと、以下のようなことができます。
「人間らしさ」のある公認会計士だとできること
- 柔軟性と創造性
- 共感と信頼
公認会計士であれば、予期しない問題や新しい課題に対して、柔軟に対応したり、創造的な解決策が提案できます。
また、クライアントの悩みや課題に共感し、信頼関係が築けます。
AIはデータを分析するのが得意ですが、それをどう解釈し、活かすのかを決めるのは人間である公認会計士の役割となります。
(2)経営者の意思決定が支えられるから
企業の経営者が重要な意思決定をする場合、AIが提供するデータだけでは十分ではないでしょう。
そのデータをどう読み解き、経営戦略に反映させるのか、経営者の意思決定をサポートするのが公認会計士の役割となります。
たとえば、公認会計士であれば、以下のようなことができます。
公認会計士ができる経営者サポート
- 戦略的な意思決定
- リスクマネジメント
公認会計士は、財務データを基に、会社の将来を見据えた具体的な提案が行えます。
また、AIが見落としがちな潜在的なリスクを識別し、事前に対策が考えられます。
(3)規制や法律へ対応できるから
税法や会計基準は、国や地域によって異なり、頻繁に改正されます。
こうした改正を正確に理解し、規制や法律をクライアントに正しく適用するには、高度な専門知識が必要です。
これもAIには難しい分野です。
仕事だけではなく資格の勉強でもAI(ChatGPT)は活用できますが、回答が誤っていたり古い情報に基づいていたりします。
将来的には解決する可能性がありますが、それでもAIでは高度で頻繁に変更されることへの対応は難しいでしょう。
3.公認会計士のキャリア展望:AIとの共存戦略
公認会計士もAIも、それぞれ得意なこと・苦手なことがあるのがわかったでしょう。
よって、あなたが公認会計士になったら、AIを敵対視するのではなく、AIと共存しようとする気持ちが大事でしょうね。
(1)AIを活用する公認会計士の姿
AIをうまく活用すれば、公認会計士の仕事はもっと効率的で価値のあるものになります。
たとえば、公認会計士の仕事でAIをどのように活用すればいいのかというと、たとえば2つ挙げられます。
公認会計士の仕事でのAIの活用
- 効率化ツールとしてのAI
- 分析サポートとしてのAI
繰り返し作業はAIに任せてしまうといいですね。
空いた時間は戦略的な仕事に使えるようになります。
また、データ収集はAIに任せてしまうといいですね。
AIに集めてもらったデータを基に、クライアントに価値ある提案ができるようになります。
(2)必要なスキルセットの変化
AI時代の公認会計士は、新しいスキルが求められます。
たとえば、以下のようなスキルが必要となります。
AI時代に公認会計士に求められるスキル
- AIツールの操作スキル
- データ分析能力
- 業界特化型の知識
AIツールの操作スキルがマストになります。
今までも、公認会計士はエクセルや会計システムが使える必要がありましたが、さらにAIツールもマスターしなくてはなりません。
また、データ分析能力が必要となります。
膨大な財務データから経営に役立つ洞察を引き出せなくてはなりません。
さらに、業界特有の知識も身につける必要があります。
特定の分野での専門性を高めておけば、AIが苦手な部分が補足できますし、公認会計士としての強みになります。
(3)成長分野への進出
そもそも、AI時代でもまだまだ新しい活躍の場が増えています。
たとえば、以下のような成長分野があります。
公認会計士とAIが今後進出したい成長分野
- M&Aや事業再編
- サステナビリティ(ESG)監査
- 国際税務
M&Aや事業再編といった、企業間の取引を支援し、経営戦略を実現するような業務が注目を集めていますね。
また、サステナビリティ(ESG)監査といった、環境や社会に配慮した経営の評価をする業務の求人が増えています。
さらに、グローバル企業の税務戦略や規制対応をサポートする国際税務の分野でも、対応できる人材が求められています。
4.AI時代に公認会計士を目指していいのか
AI時代に公認会計士を目指していいのか、考えてみましょう。
AI時代に公認会計士を目指していいのか
- 公認会計士資格の強み
- こんな人に公認会計士がおすすめ
- 公認会計士以外の選択肢
(1)公認会計士資格の強み
公認会計士資格をもつことで得られるメリットはたくさんあります。
たとえば、以下のメリットがあります。
公認会計士資格取得のメリット
- 社会的信用
- キャリアの柔軟性
なんといっても、公認会計士は難関三大国家資格の一つとして知られ、信頼される専門職です。
その地位は何にも代えがたいですよね。
そして、監査法人だけではなく、事業会社やコンサルなど多彩なキャリアの選択肢があります。
独占業務権限があるので、開業するなどビジネスチャンスはたくさんあります。
(2)こんな人に公認会計士がおすすめ
こんな人はうまくAIと共存していけるので、公認会計士になるのがおすすめでしょう。
AI時代に公認会計士になるのがおすすめな人
- 論理的な考え方が得意な人
- 経営者や企業を支える仕事がしたい人
- 新しいことを学び続ける意欲がある人
単純なことをパソコンにただ向かってやっているだけでは、AIに取って代わられてしまうでしょう。
また、いくら難関試験に合格したとしても、変化の激しい現在、学び続けなければ変化についていけなくなるでしょう。
(3)公認会計士以外の選択肢
もし、公認会計士になっても、AIと差別化できなさそうだから迷ってしまうという場合、公認会計士以外の選択肢もあります。
たとえば、USCPA(米国公認会計士)になるがおすすめ。
AI時代にUSCPA(米国公認会計士)になるのがおすすめな理由
- 国際的なキャリア
- 柔軟なキャリアパス
- IT知識が試される
USCPAであれば、日本の公認会計士と同じようにキャリアの柔軟性があり、さらに国際的なキャリアの可能性が広がります。
日本の公認会計士より、英語力を活かして、日本国内だけではなく海外でも専門分野に特化したキャリアが積めます。
また、USCPA試験自体がISC(情報システムと統制)という科目をはじめとして、IT知識が出題されます。
パソコン試験で実務的な問題が出題されるので、いまだに紙で出題される日本の公認会計士試験よりも、AI時代に適応していると言えるでしょう。
USCPAを取得すれば、AI時代にも強いグローバルなスキルを身につけることができるわけです。
USCPA(米国公認会計士)になることも検討したい場合は、USCPA合格実績No1.のアビタスから情報を集めてくださいね。
アビタス公式サイト>>>USCPAの資料をもらう・USCPAセミナーに参加する
まとめ:人間ならではの強みが発揮できる公認会計士を目指そう!
AIの進化で、公認会計士の仕事は効率化されつつありますが、それで価値が下がるわけではありません。
むしろ、これからはAIを活用しながら、人間ならではの強みを発揮する公認会計士が求められます。
自分のキャリアにAIを取り入れつつ、公認会計士やUSCPAとして活躍する未来をぜひ目指してくださいね。
以上、「AI時代に公認会計士を目指すべき理由とは?今だからこそ考えたいキャリア選択」でした。
日本の公認会計士ではなく、USCPAもAI時代にはおすすめできる資格だよ。
どんな公認会計士やUSCPAを目指すか考えてみてね。
AI時代のおすすめ資格はUSCPA(米国公認会計士)
どこはUSCPA(米国公認会計士)なのですが、この資格のおかげでBIG4監査法人や外資系企業などでキャリアを積んでこられました。
USCPAは、AIに代替されない仕事の一つだと考えていますので、何か資格を取りたいと考えている人、キャリアアップを考えている人におすすめします。
USCPAは試験の受験資格を得るため、USCPA予備校のサポートはマスト。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
まず、アビタスの資料やセミナーで情報収集してみてくださいね。
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どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてください。
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