リンダ・グラットン著の『LIFE SHIFT(ライフシフト)―100年時代の人生戦略』により、2人に1人は100歳以上生きることが可能であり、何も考えないで生きていると、一生働き続けないとならないことが明らかになりました。
リベラルアーツ大学の両学長が提供しているお金の教養チャンネル『リベ大』は、登録者数が135万人(2021年6月末時点)となり、書籍『お金の大学』も、お金について学ぶ実践型ガイドブックとして大人気で、発売1週間で12万部を突破しました。
それだけ、多くの人がお金について学ぶ必要がある、学びたいと考えていることがわかります。
どこも、将来が不安なので、働き始めたころから投資の勉強を始めました。そして、不動産投資、株式投資、FX、仮想通貨取引などをしてきました。
特に不動産投資に関しては、ファイナンシャルアカデミーという学校に通い、束田講師から指導を受け、区分所有ではありますがマンションを購入し、利益を出しています。
人生が変わるきっかけとなったのは、USCPAに合格したときと、不動産投資をしたときなのですが、実績を出せたのは、USCPAはアビタスの竹野講師、不動産投資はファイナンシャルアカデミーの束田講師のおかげだと思っています。
最近、『リベ大』のYouTubeを聴いているうちに、改めてお金のことを学ぼうと思い、ファイナンシャルアカデミーの『お金の教養講座』を聴きに行きましたので、学んだことを共有しようと思います。
1.ファイナンシャルアカデミーとは?
ファイナンシャルアカデミーは、胡散臭く思われるかもしれませんが(どこが初めて無料セミナーを聴きに行った時もそう思いました)、「独立系」として日本最大級の「お金の教育をしている機関」で非常にまっとうな学校です。
色々な団体が無料でお金のセミナーをしていたりしますが、大体は裏に不動産屋や保険屋などのスポンサーがついています。
ファイナンシャルアカデミーは、スポンサーがついていませんので、特定のものを売り込まれたり、スポンサー寄りの情報が身についてしまうことはありません。
純粋にお金の知識が得られます。
スポンサーがついているわけではないため、結構な額の受講料を払う必要があります(最初のお試しの講座は無料ですが)。
ですが、きちんと学べは、受講料を回収できるくらいの知識は身につきます。
ただし、USCPAと同じで、アビタスで勉強したけど合格しなかったからといって学校のせいにするのは間違っているように、ファイナンシャルアカデミーも、講師が受講生のことを考えて、できうる限りの知識を与えてくれるとはいえ、どこまでそれを吸収して活用できるかは、自分次第です。
2.ファイナンシャルアカデミーで学べること
ファイナンシャルアカデミーには複数のコースがあります。
全般的なお金の知識を学ぶための「お金の教養」をはじめとして、「株式投資」、「不動産投資」、「外貨・FX」などのコースが選べます。
講師は実績を出している投資家なので説得力があり、実績を出すまでにしてきたことや、失敗したこと・回り道したことなど、受講生がやるべきこと、避けるべきことを共有してくれます。
ですので、受講生は、効率よく知識を得て、講師を真似て、短期間で成果が出せるようになります。
どこの場合は、「お金の教養」と「不動産投資」のコース、あとスポット的に英語の講座など(たとえば、BBTの青野仲達先生のビジネス英語講座など)を受けていました。
「お金の教養」コースでまずお金の知識全般を身につけ、自分に合った投資法として「不動産投資」を選択し、さらに詳細を学びました(1年間ほど通学しました)。
受講生とは非常に仲が良くなり、授業の後は必ず食事会を開いていましたが、受講生の中から、海外で不動産会社を興した人から、マンションを何棟も一棟買いした人まで、大成功した人が何人も出ました。
3.『お金の教養講座』の内容
久しぶりにファイナンシャルアカデミーの教室に行き、『お金の教養講座』を受けてきました。
お金に苦労しない人生を送るためには、「お金の教養」を身につけ、「お金の仕組み」を作ることが必要であるとのことで、身につけるべき「お金の教養」と、誰もが再現できる「お金の仕組み」について説明を受けました。
お金の教養講座の内容
- お金を稼ぐ能力より、お金を持ち続ける能力を身につける
- 損益計算書(PL)を作る
- 貸借対照表(BS)を作る
- 自分だけではなく、お金にも働いてもらう
(1)お金を稼ぐより、お金を持ち続ける能力を身につける
貯蓄はダイエットと同じ。無理なダイエットをしたら筋肉が落ちたり、いったん痩せてもリバウンドします。
コツコツと筋肉をつけていく必要があります。
『お金の教養講座』では、収入の2割は貯金に、収入の2割は自己投資に回し、収入の6割を生活費に回すようにとのことでした。
収入の2割は先取り貯金で、手の届かないところに移しておきます。
さらに、収入の2割は手の届くところに置いて、自己投資やスキルアップのために使い切ります。
企業と同じで、投資をしていかないと、筋肉が落ちて、将来成長しないからです。
(2)損益計算書(PL)を作る
損益計算書(PL)を作ることで、何にお金がかかりすぎているか分析し、改善に努められるようになります。
3か月分は作ります。
具体的には、締め日(月末など)を決めて、収入と支出の項目と金額を書き出し、収入の合計額と支出の合計額を比較します。
収入の合計額が支出の合計額より大きければ貯金できており、小さければメタボになっているということです。
『お金の教養講座』では、支出は10の項目(住居費、食費、交際費、水道光熱費など)に分けるようにとのことでした。
ですが、自分の生活に応じて、項目の内容や項目の数はアレンジして良いそうです。
何にお金がかかりすぎているかを知るために分けるので、ざっくりで良いそうです。
わざわざ家計簿をつけるのは大変なので、レシートを10の項目に分けたファイルに入れていき、締め日にレシートを合計すれば楽だとのアイデアをいただきました。
(3)貸借対照表(BS)を作る
貸借対照表(BS)を作ることで、財産状況の把握ができます。財産の評価額、借金の残額を集計します。
『お金の教養講座』では、3か月に1回(難しいなら半年に1回、最低でも1年に1回)作成するようにとのことでした。
資産は購入したときの価格ではなく、今ならいくらで売れるのか時価で書きます。負債は車や家のローンなど、返済表を見てローン残高を書きます。
資産の合計と負債の合計を比較して、資産の合計が負債の合計より大きければ純資産が増えており、小さければメタボになっているということで改善が必要ということがわかります。
(4)自分だけではなく、お金にも働いてもらう
『お金の教養講座』では、可愛い子に旅をさせるように、お金にも旅をさせましょうとのことでした。
- 子どもが旅に出る前に教育の機会を与えるように、お金も旅に出す前にお金の勉強が必要である。
- 子どもを色々な場所に旅に出すように、お金も分散させる。
- 子どもが旅に出る前に帰宅のルールを決めておくように、お金も運用期間と金額を決めておく。
怖いのは無知であって、知識とルールがあれば、旅に出しても怖くはないのです。
お金を旅に出す先は、『お金の教養講座』では、以下の5つとしています。
お金を旅に出す先
- 株式、投資信託など
- 円、ドル、ユーロなどの通貨の為替
- アパート、マンション、土地などの不動産
- 国債、地方債、社債などの債券
- 金、銀、大豆などの商品
その中でも、債券はリスクが低すぎてリターンが小さすぎ、商品は反対にリスクが高すぎるとのことで、最後の2つはおすすめできないとのことです。
ですので、『お金の教養講座』では、最初の3つ(株式投資、FX、不動産投資)のうちから得意分野を決め、投資していきましょうとのことでした。
例えば、株式投資は日常生活にヒントがあるので、日常生活の目線を資産形成につなげたい人向け。
海外の知識を絡めたいならFX、住まいに絡めたいなら不動産投資。
『お金の教養講座』では、以下の4つを学びました。
- お金がたまるお財布を作る(2割は貯金、2割は自己投資、残りが生活費)
- お金の使い方を確認する(PL作成)
- 財産を把握する(BS作成)
- お金を働かせる(株式投資、FX、不動産投資)
以上、「【お金の教養】お金に苦労しない人生のために」でした。
ネットでも受けられるのですが、教室に受講しに行かれることをおすすめします。
実際に使用する教材が見られますし、お金に関心のある人が集まるので、恥ずかしがらずに話しかければ、投資仲間ができます。
どこは、お隣の席に座っていた大学生の男の子(若いのにしっかり将来を考えていました)と株式投資歴が長いサラリーマンの男性と情報交換ができましたので、教室までわざわざ行った甲斐がありました。