でも、家だとインターネット環境が良くないから、受験できる状況でなくて困ったな。
家よりもテストセンターでBATICの受験がしたい人のために、テストセンターのPCでのBATICの受験(CBT)について、ご説明していくね。
BATIC(国際会計検定)は2022年11月28日で終了しました。
BATIC(国際会計検定)は終了してしまいましたが、英語×会計の資格として、USCPA(米国公認会計士)にチャレンジする人が増えています。
USCPAは独学が難しいため、講座を受講することになります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
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USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
1.BATIC(国際会計検定)の種類
BATICは2021年にリニューアルされ、2022年にはインターネット経由での試験(IBT)かテストセンターのPCでの試験(CBT)に完全移行となりました。
2021年リニューアル後の新BATIC
紙での試験はなくなり、IBT方式とCBT方式の2つになった。
- インターネット経由での試験(IBT):自宅などで自分のPCで受験
- テストセンターのPCでの試験(CBT):テストセンターに出向いて、用意されたPCで受験
テストセンターのPCでの試験(CBT)だと、試験会場となるテストセンターは全国に約300会場あり、旧BATICのような紙試験に比べて便利です。
受験申込み、試験の実施、合否通知まで、試験の工程が全てインターネット上で完結するのが特徴です。
自分のパソコンを持っていなかったり、インターネット環境がなくても(悪くても)、BATICの受験が可能!
2.CBT方式でのBATICの試験概要
それでは、テストセンターのPCでの試験(CBT)方式でのBATICの試験概要について見ていきましょう。
テストセンターのPCでの試験(CBT)方式のBATICの試験概要
- 受験資格
- 試験日時
- 受験場所
- 受験に必要な物
- 受験料
- 試験方式
- スコアと称号
(1)受験資格
BATIC(国際会計検定)を受験するのに、学歴、年齢、性別、国籍などに制限はないです。
ですので、受験のハードルは低いです。
ただし、受験当日に、日本に居住している方に限定しています。
日本に住んでいれば、誰でも受験可能
(2)試験日時
BATIC(国際会計検定)の試験日時は、自由に選択できます。
ただし、同一試験回内で1回のみ受験可能です。
2022年の試験実施日は、以下の通りです。
申込期間 | 試験期間 | |
第42回 |
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第43回 |
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第44回 |
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2022年からは、申込期間も試験期間も、インターネット経由での試験(IBT)と同じになりました。
- インターネットでの申し込みです。
- 申込日より3日目以降の予約が可能です。
事前申し込みは必要だが、決められた期間内、好きなタイミングで受験可能
(3)受験場所
テストセンターのPCでの試験(CBT)では、テストセンターにて受験します。
CBT方式でのBATICのテストセンター
試験会場は検索して確認
(4)受験に必要な物
受験に必要な物は、以下の通りです。
受験に必要なもの
- 身分証明書(運転免許証、パスポート、マイナンバーカードなど)
- 電卓
パソコンは自分で用意しなくてよい
(5)受験料
受験料は、5,500円(税込)です。
ただし、事務手数料として、2,200円(税込)が発生します。
この事務手数料は、インターネット経由での試験(IBT)では発生しない料金ですので、注意しましょう。
支払いは、クレジットカード決済か、コンビニ決済、Pay-easy払いが可能です。
キャンセルは、どんな理由でも不可です。
受験日時や会場の変更については、試験予約期間、かつ、受験日の3日前までは可能です。
受験には、受験料以外に事務手数料がかかる
(6)試験方法
BATIC(国際会計検定)は、試験時間は70分です。
出題は全て英語で、選択式問題です。
70分、選択問題が英語で出題
(7)スコアと称号
BATIC(国際会計検定)は、400点満点のスコア制(合否はありません)です。
スコアに応じて、3つのうちいずれかの称号が付与されます。
称号 | レベル | スコア |
Entry | 初級レベル | 200点(50%) |
Middle | 中級レベル | 320点(80%) |
Advanced | 上級レベル | 360点(90%) |
スコアは即時に判定され、試験終了後にスコアレポートを見ることができます。
また、試験終了約3時間後を目安に、マイページから成績レポートのダウンロードができます。
スコアは即時に出て、3つのうちいずれかの称号が付与
3.CBT方式でのBATICの出題範囲
BATIC(国際会計検定)の出題範囲について見ていきましょう。
BATIC出題範囲
Basic Concepts of Accounting and Bookkeeping | 会計と簿記の基本概念 |
Transactions and Journal Entries | 取引と仕訳 |
Journal and Ledger | 仕訳帳と元帳 |
Trial Balance | 試算表 |
Adjusting Entries | 決算修正仕訳 |
Accounting for Inventory and Cost of Sales | 棚卸資産と売上原価の会計処理 |
Worksheet and Closing Entries | 精算表と締切仕訳 |
Financial Statements | 財務諸表 |
Basic Assumptions and GAAP | 基本的な前提とGAAP |
Financial Statement Analysis | 財務諸表分析 |
Internal Control | 内部統制 |
Cash Control | 現金管理 |
Accounting for Assets and Liabilities | 資産と負債の会計処理 |
英文簿記のみが出題されます。
旧試験のSubject1とほぼ同じで、違いは、「Accounting for Assets and Liabilities(資産と負債の会計処理)」が範囲に含まれている点だけです。
ちなみに「Accounting for Assets and Liabilities(資産と負債の会計処理)」は、以下のような内容です。
Accounting for Assets and Liabilities(資産と負債の会計処理)
- 有形固定資産(取得原価と売却・処分)
- 無形固定資産
- 社債
英文簿記のみ出題
4.CBT方式でのBATICの勉強方法
BATIC(国際会計検定)の勉強方法について見ていきましょう。
公式テキストと公式問題集を購入し、独学するのが良いでしょう。
2021年新制度のBATIC(国際会計検定)の公式テキスト・公式問題集はこちらです。
2021年 公式テキスト
2021年 公式問題集
注)2021年2月に出版されたものが最新です。
独学で十分
以上、「BATIC(国際会計検定)CBT(テストセンターのPCで行う試験)方式の試験概要」でした。
自分でコンピュータやインターネット環境を用意しなくても大丈夫とわかって、安心したよ。
テストセンターのPCでの試験(CBT)方式で、BATICを受験することにするよ。
テストセンターのPCでの試験(CBT)では、事務手数料がかかるからね。
テストセンターのPCでの試験(CBT)は、テストセンターに出向く必要があるけど、インターネット経由での試験(IBT)は、どこでも好きな場所で受験できるね。
でも、インターネット経由での試験(IBT)では、自分でコンピュータを用意したり、インターネット環境を整えたりしないといけないよ。
便利な点も、大変な点もあるから、自分の都合の良い方式を選んでね。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かし方やUSCPA短期合格のコツも記載しています。
USCPAの勉強を始めていない場合「USCPAの始めかた」も参考にしてください。