困った君
困った君
USCPA(米国公認会計士)に合格したら、BIG4監査法人で働きたいと思っているよ。

BIG4監査法人で「使えない」と言われないためには、どんな勉強をしておくといいのかな。

どこ
どこ
USCPAがBIG4監査法人で働くうえでは、USCPA試験の勉強だけでは足りない部分もあるよ。

実際にどこも監査法人で働いてみて、日本の会計基準や開示、仕訳など、追加で勉強が必要だと感じたことがいろいろあったよ。

今回は、USCPAがBIG4監査法人で「使えない」と言われないために勉強しておきたいことを、実体験ベースで話していくね。

 

USCPA合格後に監査法人を目指す人が心配になるのは、たとえば次のようなことだと思います。

  • 日本の公認会計士と一緒に働いて大丈夫なのか?
  • USCPAは「使えない」とバカにされないのか?
  • USCPA試験の勉強だけで、監査法人の仕事に対応できるのか?

 

結論からいうと、次の通りです。

  • 日本の公認会計士と対等に仕事ができた
  • USCPAだからといって「使えない」などと下に見られることはなかった
  • USCPA試験の知識で監査の仕事に対応はできたが、細かい会計知識は足りないので、働きながら勉強する必要はある

ということになります。

 

つまり、USCPAだからといって過度に心配する必要はないけれど、実務で必要になる知識の補強はマストということです。

特に、日系上場企業の経理などを経験せずに入所するUSCPAは、入所前後の勉強でかなり差がつきます。

目次(見たい項目へ)

USCPAがBIG4監査法人で「使えない」と言われないために勉強すべき4つのこと

USCPAがBIG4監査法人で「使えない」と言われないために勉強すべき4つのこと

 

USCPAが監査法人で「使えない」と言われないために勉強すべき4つを解説していきます。

 

BIG4監査法人の面接で、パートナー(日本の公認会計士)に

「USCPAとして勉強しておいた方が良いことは何ですか」

と質問をしてしまったどこです。

いま考えると、かなり恥ずかしい質問ですね。

 

ちなみに、そのパートナーはこう答えました。

「うーん、自分はUSCPAじゃないから、わからないなー。

女性でもないから、女性が働きやすいかも、わからないからねー。

きみ、もし入所後にわかったら教えてね」

かなりユニークな回答ですね。

 

あとから思うに

  • 何を勉強しなければならないかは、自分で考えなくてはならない
  • 働きやすいかは自分が感じることで、他人に聞くものではない

と優しく教えてくれていたのだと思います。

 

前置きはさておき、USCPA合格者が監査法人で働きたいと思った場合。

心配になるのは、やはり実務でやっていけるかどうかでしょう。

 

どこの結論として、USCPAが監査法人で「使えない」と言われないために勉強すべきことは、次の4つです。

USCPAが監査法人で「使えない」と言われないために勉強すべきこと

  1. 日本の会計基準(JGAAP)
  2. 日本の開示知識
  3. 英語力
  4. 仕訳とエクセルの基本スキル

この順番で見ていきます。

 

以下のような人が対象となりますので、ご注意ください。

  • 監査法人のスタッフレベルの人(年次でいうと1年目から3年目くらい)
  • 日系上場企業の経理などを経験せずに入所した人

 

スキマ時間に動画で確認したい場合は、USCPAどこチャンネルのUSCPAがBIG4監査法人で最初に勉強すべきこと|“使えない”と言われないためにをどうぞ。

 

 

 

1.日本の会計基準(JGAAP)が何よりも必要

日本の会計基準(JGAAP)

 

恐らく予想されていると思いますが、USCPAがBIG4監査法人で監査をするうえで、断トツでフォローアップが必要になるのは「日本の会計基準(JGAAP)」です。

 

USCPA試験では、基本的に米国の会計基準(USGAAP)を学びます。

そのため、日本の会計基準や日本独自の実務感は、入所後にキャッチアップが必要になります。

 

監査法人では、日本の会計基準がある程度わかっている前提で、監査人同士の会話や、クライアントとのやり取りが進みます。

そのため、日本の会計基準がわかっていないと、会話についていけない場面が出てきます。

 

ただ、過度に心配する必要はありません。

というのも、入所直後から、いきなり重たい会計論点を任されることは多くないからです。

監査は、残高試算表(TB)の勘定科目ごとに手続を進めていきますが、新人のうちは、まず基本的な科目や定型的な業務から担当することが多いです。

 

また、初年度監査でない限り、前年度の監査調書も参考になります。

最初から日本の会計基準を完璧に理解していないと仕事にならない、というわけではありません。

 

とはいえ、徐々に会計論点のある勘定科目を担当するようになります。

そのときに備えて、日本の会計基準は早めに勉強しておいた方が、あとでかなり楽です。

 

参考までに、私が日本の会計基準を勉強するうえで役立った方法は、次の3つです。

日本の会計基準の勉強方法

  1. 会計監査六法を読み込む
  2. 法人が出版している会計書籍を読む
  3. 日商簿記検定1級の勉強をする

 

(1)会計監査六法を読み込む

日本の会計基準の勉強をするため、会計監査六法をかなり読み込みました。

どこが監査法人で働いていた頃は、困ったときにまず参照するのが会計監査六法でした。

 

上司からも、

「監査部屋には会計監査六法しか置かないこと。

法人が出版している書籍でも、クライアントに“そんな本を参照しているのか”と思われるのは恥ずかしい。

監査部屋には持っていかないように」

と言われていました。

 

そのため、まずは監査部屋に置いておけた数少ない資料である会計監査六法と仲良くなることが大事でした。

毎日、何かわからないときはもちろん、わからないことがなくても会計監査六法を開いて、ふむふむと読み込んでいました。

よく参照するページに付箋を貼り、大事なところはハイライトする。

こんなことを繰り返していると、だんだん手になじんできます。

そして、分厚い会計監査六法が、いつの間にか手放せなくなっていました。

 

なお、今も会計監査六法は役立つとおもいますが、最近は(2020年以降は)会計監査六法だけで勉強する時代ではないと思います。

JCPAの公表資料や法人内のマニュアルをデジタルで確認しながら学ぶ人も多いはずです。

 

(2)法人が出版している会計書籍を読む

自分の勤務先の法人が出版している『よくわかる○○○』といった会計書籍もよく読みました。

会計監査六法は大事ですが、どうしても条文や基準の文章が中心になるので、最初は読みづらいことがあります。

そのようなときに役立つのが、法人が出版している解説書です。

 

実務では、同じ基準を扱っていても、論点の整理の仕方や説明の切り口に違いが出ることがあります。

そのため、まずは自分が所属する法人の考え方に近い資料を読む方が、実務とのつながりをつかみやすいです。

 

どこも、自分の勤務先の法人が出している本を中心に読んでいました。

社割がきいて安く買えるという、現実的なメリットもありましたが、それ以上に、実務で使う考え方と結びつけやすかったからです。

 

ただし、上司の教えに従い、クライアント先には持っていきませんでした。

法人の自分のロッカーか家に置いて、業務時間外に読むようにしていました。

 

(3)日商簿記検定1級の勉強をする

会計監査六法や法人が出版している本を読むこと以外では、日商簿記検定1級の勉強も役立ちました。

 

日商簿記検定1級には、商業簿記、会計学、工業簿記、原価計算の4科目があります。

USCPAが監査法人で監査をするうえで、特に重要なのは商業簿記です。

 

目的は、監査実務でクライアントの会計処理が理解できる状態になっていることです。

そのため、試験に合格すること自体が必須というより、テキストを読み、問題集を解いて、主要な論点が理解できていることの方が大事です。

 

どこが所属していた事業部では、USCPAが部員のほぼ半分でしたが、その中で日商簿記検定1級を持っている人は多くありませんでした。

一方で、日商簿記検定1級を持っていないUSCPA向けに、日商簿記検定1級の授業が開催されていました。

T〇Cの講師を事務所へ呼び、T〇Cのテキストを使って、数週間にわたり講義を受ける形でした。

商業簿記のみです。

 

受講料やテキスト代も法人負担、お給料をもらいながら日商簿記検定1級の勉強ができました。

つまり、法人としても、USCPAに日商簿記検定1級レベルの商業簿記の知識を身につけてほしいと考えていたわけです。

 

USCPA試験に合格していても、日本の会計処理や仕訳感覚、日本の財務諸表の見え方にはギャップがあります。

そのギャップを埋めるうえで、日商簿記1級の商業簿記はかなり役立ちます。

 

ですので、USCPAとして監査法人を目指すなら、

「日商簿記検定1級に合格しなければならない」とまでは思わなくてよいけれど、少なくとも商業簿記の範囲は勉強しておいた方がよい

と考えています。

 

今は、日商簿記検定1級を学ぶなら、CPAラーニングのような教材を活用するのもありです(無料なので)。

 

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2.日本の開示知識も必要

日本の開示知識

 

実は、日本の会計基準以上に知識がなくて困ったのは、日本の開示知識の方です。

 

どこの場合、担当クライアントはほぼ外資系企業だったので、日本企業を担当する機会はかなり少なかったです。

それでも、日系の上場企業を担当することになり、開示チェックを任されました。

 

(1)開示チェックを任されて、何をすればいいのか分からなかった

インチャージ(実務部隊で一番上のポジション)に、初めて「開示チェックお願いね」と言われたときは、

何をどうチェックするのでしょう?

ととまどいました。

 

開示チェックといっても、最初はどこを見ればよいのか分かりません。

財務諸表や注記を見るのか、有価証券報告書全体を見るのか、前期比較をするのか、計算の正確性まで見るのか、全体像がつかめていなかったからです。

そのため、一から勉強することになりました。

 

(2)USCPAは、日本の開示知識が不足しやすい

日本の公認会計士は、開示についても試験でかなり勉強しています。

財務会計論で財務諸表や注記、連結開示を学び、企業法で会社法や金融商品取引法の開示制度を学びます。

監査論でも、開示を監査する制度面を学びます。

そのため、日本の公認会計士が開示に強いのは自然なことです。

 

一方、USCPAも試験で注記(notes)は勉強します。

ただし、そこで学ぶのは、主に米国会計基準に基づく注記です。

そのため、USCPAで注記を学ぶからといって、日本の開示実務にもそのまま強いとは限りません。

 

日本の開示実務では、財務諸表や注記だけでなく、有価証券報告書、計算書類、会社法や金融商品取引法に基づく開示制度なども理解しておく必要があります。

一方、USCPAの場合は、日系の上場企業で開示資料を扱ってきた場合などを除くと、日本の開示知識が不足しやすいです。

つまり、クライアントの経理担当者以上に開示に関する知識がないまま、開示をチェックする側に立つことがあるということです。

 

これはUSCPAがBIG4監査法人で働くうえで、かなり大きなギャップだと思います。

会計基準であれば、USCPA試験で学んだ内容とつながる部分もあります。

しかし、日本の開示はそうではありません。

財務諸表、注記、有価証券報告書、計算書類など、日本独自の実務の流れを知らないと、最初は全体像がつかみにくいです。

どこも正直なところ開示だけは「USCPAなので分かりません」と言いたくなってしまっていました。

 

(3)まずは、開示の全体像をつかむことから始めた

日本の開示知識は早めに勉強しておいた方が良いです。

ただし、最初から細かい制度を全部覚える必要はありません。

まずは、開示とはどういうものか、どんな書類があって、何を見れば良いのかという全体像をつかむことが大切です。

 

私の場合は、最初は法人内の資料などを読んでも、あまりよく分かりませんでした。

そのため、まずは基礎的なところから学び直して、ディスクロージャーや財務諸表と計算書類の体系など、ざっくりとした全体像をつかむところから始めました。

そのうえで、少しずつ関連資料を読みながら、理解を深めていきました。

 

(4)開示知識は、こう勉強すると身につきやすい

開示の勉強は、いきなり細かいルールを暗記しようとしても、なかなか頭に入りません。

そのため、次の順番で勉強すると分かりやすいと思います。

 

ステップ1:有価証券報告書を1社分読む

最初から全部を細かく理解しようとしなくて大丈夫です。

財務諸表、注記、事業等のリスク、重要な会計上の見積りなどを見て、

こういう情報が、こういう順番で開示されるのだな

と全体像をつかむだけでも十分です。

 

ステップ2:注記を重点的に見る

監査の現場では、会計論点が注記にどう出てくるかを理解することが大事です。

たとえば、収益認識、税効果会計、リース、金融商品などは、会計処理と開示がつながりやすい論点です。

会計だけを勉強していると見えにくい部分も、注記を見るとかなり分かりやすくなります。

 

ステップ3:前年度と比較して読む

開示実務では、「今年どこが変わったのか」を見ることが多いからです。

前年度と比べると、注記が増えたところ、文言が変わったところ、新しく追加された説明などが見えてきます。

これをやると、開示がただの文章ではなく、会社の状況や論点の変化を表すものだとわかってきます。

 

まずは、有価証券報告書を1社分読み、注記を重点的に見て、前年度比較もしてみる。

これだけでも、開示の見え方はかなり変わります。

 

(5)開示チェックでは、思った以上に見ることが多い

開示チェックでは、誤字脱字の確認だけではありません。

 

実際には、

  • 前期との整合性
  • 計算の正確性
  • 記載内容の網羅性
  • 財務諸表や注記とのつながり

など、見なければいけないことが多いです。

そのため、開示の知識がないUSCPAの場合、どうしても最初は手探りになりやすいです。

 

(6)日本の会計基準と並行して、早めに勉強しておくのがおすすめ

ですので、USCPAがBIG4監査法人で監査をするなら、

日本の会計基準の勉強と並行して、日本の開示知識もなるべく早く勉強しておく

ことをおすすめします。

 

最初は、財務諸表、注記、有価証券報告書、計算書類の全体像がざっくり分かるくらいで十分です。

そこまで理解できているだけでも、監査法人に入った後のキャッチアップはかなり楽になります。

 

 

3.英語力

英語力

 

USCPAがBIG4監査法人で監査をするうえで、英語力もやはり大事です。

ただし、ここでいう英語力は、英語がペラペラ話せることではありません。

少なくとも、私が監査法人で働いていたときの感覚では、最初から流ちょうに話せる必要まではありませんでした。

 

 

(1)大事なのは、監査の仕事で必要な英語に対応できること

大事なのは、監査の仕事で必要な英語に対応できることです。

 

たとえば、担当クライアントが外資系企業であれば

  • 英文メールを読む
  • 英文メールを書く
  • 英語の資料を読む
  • 英語で簡単なやり取りをする
  • 英語の会議で話の流れをつかむ

といった場面があります。

このあたりに対応できるだけでも、仕事のしやすさはかなり違います。

 

(2)USCPAは、英語力が期待されやすい

特にUSCPAの場合、「英語ができるはず」と思われやすいです。

そのため、英語に極端な苦手意識があると、入所後につらくなりやすいです。

 

一方で、英語力があると、USCPAとしての強みを活かしやすくなります。

外資系企業、海外子会社、英文資料が多い案件などにアサインしてもらいやすくなるからです。

 

どのくらい英語ができるかによってアサインが変わるので、英語力が十分でなくても大きな問題ではありません。

とはいえ、あまりにも苦手だと、USCPAなのにできないのかとがっかりはされますが。

 

(3)英語力を活かしたいなら、そうした案件に入れるよう意識する

もし、外資系企業のクライアントにアサインしてもらい、英語力を活かしたい場合は、英語力をアピールすることも大切です。

そうすると、自然とそのようなアサインを受けやすくなります。

 

たとえば、リファードジョブ(海外親会社の会計監査人から送付された「監査指示書」に基づいて監査をすること)であれば、海外とのやり取りが増えます。

そのような業務では、英文メールや英語での電話に対応できないと困るので、最低限のビジネス英語ができる必要があるでしょう。

 

(4)入所後も、仕事で使う英語を伸ばしていくとよい

英語力を伸ばす方法としては、自分で本などを使って英語メールの言い回しを勉強する方法があります。

また、法人主催の英語研修(英文メール講座など)がある場合もありますので、そのような機会を利用するのもおすすめです。

法人負担で英語学校に通えることもありますので、入所後も英語力向上に努めるといいと思います。

 

どこの場合は、英会話については、オンライン英会話をずっとやってきました。

ずっと続けてきたのはネイティブキャンプで、好きな時に好きなだけ受講できるので、忙しくても続けられます。

 

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監査法人では、英語コーチングや「NCC綜合英語学院」に通っていた人も多かったので参考まで。

どこはどちらもやりましたが、「NCC綜合英語学院」はものすごく大変でした。

 

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4.仕訳とエクセルの基本スキル

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USCPAがBIG4監査法人で監査をするうえで、仕訳とエクセルの基本スキルも大事です。

 

監査の実務では、エクセルをかなり使います。

データを管理したり、数字を突合したり、集計したり、前期比較をしたりする場面が多いからです。

また、開示資料はWordで作成されることが多いため、Wordの基本的な知識が役立つ場面もあります。

 

ただ、エクセルや仕訳が十分にできないと、自分が困ります。

そのため、監査法人で働くうえでは、仕訳とエクセルの基本スキルを身につけておくことが大切です。

 

(1)監査では、エクセルをかなり使う

エクセルに関しては、最低限できないと業務が進まず、自分が困ります。

反対に、得意だと検証を早く終えやすいため、評価が上がる可能性があります。

 

監査では、資料を加工したり、前期比較をしたり、数字の整合性を確認したりと、日常的にエクセルを使います。

そのため、会計や開示の知識だけでなく、エクセルで基本的な作業ができることも大切です。

 

(2)まずは、このくらいのエクセル知識があれば十分

監査をするうえで、最低限必要なエクセル知識は、たとえば次のようなものです。

 

監査をする際に最低限必要なエクセル知識

  1. 基本的な関数(SUM, IF, SUMIF, VLOOKUP)
  2. ピボットテーブル

 

このくらいの知識があれば、監査ではひとまず十分です。

さらに、ファンクションキーも使いこなせるようになっていると便利です。

 

クライアントにパソコン画面を見せながら説明する機会もあります。

そのときに、ファンクションキーが使えずモタモタしていると、どうしてもプロフェッショナル感がなくなってしまいます。

高度なスキルまでは必要ありませんが、基本操作をスムーズにこなせることは意外と大事です。

 

(3)仕訳スキルは、とても大事

最後に「仕訳スキル」の話をします。

最後に書いていますが、もしかすると一番大事かもしれません。

実は、USCPAが監査法人で「使えない」とみられてしまう大きな要因の1つが、仕訳スキルがない(仕訳が切れない)ことです。

 

USCPAだからという理由だけでバカにされることはありません。

ただ、唯一よく聞いたのは

やっぱりUSCPAだから仕訳ができないよね……

というあきらめのような言葉。

 

(4)USCPAは、試験勉強で仕訳の経験値が不足しやすい

USCPA試験は、仕訳があまり得意でなくても合格できてしまいます。

簿記試験ではないので、仕訳をガリガリ切るような問題は出題されませんからね。

そのため、日本の公認会計士と比べると、USCPAは試験勉強を通して仕訳をきった経験値・トレーニング量が、どうしても少なくなりやすいです。

 

これは英語でたとえるとわかりやすいかもしれません。

リーディングは得意だけど、ライティングは苦手。

それと同じで、仕訳をみれば理解できるけれど、自分で仕訳を書くとなると出てこないというUSCPAは多いです。

 

(5)監査の現場では、仕訳が思い浮かばないと厳しい

監査の現場では、取引を見たときに、とっさに仕訳が思い浮かばないと厳しいです。

 

仕訳がわからないと、たとえば次のような場面で困ります。

  • クライアントが切った仕訳が合っているか検証できない
  • 仕訳が間違っているとわかった場合に、正しい仕訳や修正仕訳が提示できない

つまり、仕訳スキルがないと、監査人としてかなり苦しくなります。

 

そのため、USCPAの勉強はしたけれど、仕訳を切るのは得意ではない場合は、取引を見て仕訳を切る練習を自分でしておいた方がいいです。

仕訳を切れるかどうかは、USCPAが監査法人で「使える」か「使えない」か判断される基準の1つだと知っておいた方がいいと思います。

 

 

以上、「USCPAがBIG4監査法人で「使えない」と言われないために勉強すべき4つのこと」でした。

困った君
困った君
USCPAが監査法人で働くために勉強したほうがよいことは、大きくは日本の会計基準と開示ということだね。

それに加えて、英語力や仕訳、エクセルの基本スキルも大事なんだね。

USCPA試験に合格した後も、このあたりを意識して勉強していくことにするよ。

どこ
どこ
その通りだよ。

特に、日本の会計基準と開示は、USCPAのままだと不足しやすいから、早めに勉強しておいた方がいいね。

さらに、英語、仕訳、エクセルの基本スキルがあると、監査法人でかなり仕事がしやすくなるよ。

USCPA合格はゴールではなく、監査法人で働くためのスタートライン。

入所後に学ぶことも多いけれど、少しずつキャッチアップしていけば大丈夫だよ。

 

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どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考になります。

USCPA短期合格USCPAのキャリアをまとめてあります。