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BIG4の監査人だったUSCPA(米国公認会計士)が教える!監査対応のコツ4つ

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困った君
困った君
初めてBIG4監査法人の会計監査を受けることになったよ。

経理部員として監査対応の担当者になったんだけど、どうしたらいいのかわからなくて困ったな。

どこ
どこ
どこは、USCPA(米国公認会計士)だよ。

以前BIG監査法人で会計監査をしていたことがあるし、現在事業会社で監査対応をしているよ。

監査をする側と監査を受ける側と、どちらの立場も理解しているので、監査をスムーズに進めるためのコツを話していくね。

BIG4監査法人で働きたい方向け

 

USCPA(米国公認会計士)になって、BIG4監査法人に転職するという道があります。

 

USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。

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USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。

USCPAの始めかた 5ステップ
USCPA(米国公認会計士)になるには?USCPAの始めかた【5ステップ】USCPA(米国公認会計士)になりたい方は必見!「USCPAの始めかた」を5つのステップでUSCPAどこが解説!USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら何をしたらいいのかシンプルにわかる!...

 

どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

USCPA資格の活かしかたUSCPA短期合格のコツを記載しています。

BIG4の監査人だったUSCPA(米国公認会計士)が教える!監査対応のコツ4つ

BIG4で監査をする立場、事業会社で監査を受ける立場の両方の経験から、監査対応のコツをお話しします。

監査対応のコツ4つ

  1. 監査人と密にコミュニケーションをとる
  2. 期限までに整合性のとれた監査資料を提出する
  3. 質問されそうなことは事前に調べておく
  4. 「前期はそんな質問はなかった、そんな依頼はなかった」など苦情を言わない

監査対応のコツを説明していきます。

 

1.監査人と密にコミュニケーションをとる

監査人と密にコミュニケーションをとる

監査対応のコツの1つ目は、監査人と密にコミュニケーションをとることです。

 

監査人に隠しごとをしても、良い結果につながりません。

何かわからないことや心配なことがあったら、早めに監査人に相談しましょう。

早めに伝えておけば、監査人も、監査チーム内で共有して、対応策を考えてくれます。

また、会社の事情を理解してもらっていれば、粉飾にならない範囲で会社の意向を汲んでくれます。

 

ちなみにどこは、自分が監査人だったときは、経理担当者と雑談を通して、経理担当者の住まい、家族構成、趣味、好きな食べ物などを把握していました。

経理担当者の情報をもっていれば、例えば「経理担当者のAさんは残業できないから、帰宅してしまう前に資料をお願いしておこう」など戦略が立てられます。

 

趣味や好きな食べ物を聞いてみれば、必ず何らかの共通点がみつかるもの。

「私も週末はもっぱらゴルフで、やっと100切ったんですよ」「あのラーメン屋はマシマシですよね」など話しているうちに心の垣根が取れていく。

急ぎで資料の提出依頼などをしても、仲良くなっておけば快く対応してくれるように。

 

自分が経理担当者のときは、往査で監査人が来社したときは、邪魔にならない範囲で監査部屋まで御用聞きをしに行っていました。

「何か急ぎの質問や資料依頼はありますか?」とちょくちょく聞いてはすぐに対応していましたので、監査人にも喜ばれていましたよ。

コミュニケーションとは、相手と自分の共通点を探すこと!

 

 

2.期限までに整合性のとれた監査資料を提出する

期限までに整合性のとれた監査資料を提出する

監査対応のコツの2つ目は、期限までに整合性のとれた資料を監査人に提出することです。

 

監査資料依頼リスト(通称PBC:Prepared By Client)を監査人から受け取ったら、内容期限を確認し、社内の担当者(人事部や営業部など、経理部以外の場合もあり)に振り分けます。

もし期限までに提出するのが難しそうな資料があったら、監査人に相談しましょう。

リストからはどのような資料を要求されているのかわからないときも、監査人に確認しましょう。

 

監査というのは、TB残高試算表:Trial Balance)の勘定科目単位で検証します。

ですので、たとえば、勘定科目明細を依頼されたときは、明細の合計が勘定科目の残高と一致していることを確認してから提出。

勘定科目残高と一致していない明細を提出すると、監査人から「なぜ一致していないのか」と質問が来たり、「勘定科目残高に一致した勘定科目明細を出してください」と資料の再提出を依頼されることになります。

 

監査資料を提出するときは、監査資料依頼リストのどれを提出したかがわかるよう、リストに対応したナンバーを記載しましょう。

また、資料を更新・修正した際は修正1(Revised 1)などとわかりやすく記録しておきましょう。

そうすることで、監査人との認識の不一致、しいては監査の遅れを防ぐことができますよ。

 

 

3.質問されそうなことは事前に調べておく

質問されそうなことは事前に調べておく

監査対応のコツの3つ目は、監査人から質問されそうなことは事前に調べておくことです。

 

前期比で大きく変動した勘定科目、反対に、大きく変動するはずなのに変動していない勘定科目などについては、監査人から質問が来ます。

質問が来てから慌てないように、事前に理由については調べておきましょう。

大きく変動しているのは単に間違っていただけ(二重計上してしまっていたとか、戻しすぎてしまっていたとか)ということもありますので、ミスの早期発見にもつながります。

 

特別利益、特別損失なども明細を作成して内容を把握しておくといいかもしれません。

連結決算の際には、子会社がよくわからない収益や費用をこういった科目に計上する(とりあえず突っ込んでおく)ことがあり、あとから間違えが判明すると修正が大変です。

事前に内容を把握しておけば、変なものが計上されていれば、監査前に子会社に修正してもらえますよ。

 

 

4.「前期はそんな質問はなかった、そんな依頼はなかった」など苦情を言わない

「前期はそんな質問はなかった、そんな依頼はなかった」など苦情を言わない

監査対応のコツの4つ目は「前期の監査人はそんな質問をしなかった、そんな資料を依頼してこなかった」と苦情を言わないことです。

 

これは、監査をやっていた立場から監査対応担当者に特にお願いしたいです。

監査は重要性に従ってやっているので、前期は監査対象にならなくても、当期は監査対象になることがあります。

また、前期の監査時に間違えに気が付いても、重要性がないため、経理担当者に言わずにパスすることもあります。

 

「前期は間違えの指摘はなかったのに、なぜ当期は指摘してくるのか」「前期はそんな質問はされなかったのに、なぜ当期はそんなことを聞いてくるのか」などと苦情を言うのはやめましょう。

当期の監査人は、意地悪で前期と違うことをしてきているわけではありません。

対応するまで監査は終わらないので、苦情を言っても仕方がありません。

 

 

まとめ:監査対応のコツを理解すればスムーズに監査が終わる!

監査対応のコツ4つ

監査をしていた経験と監査対応をしている経験から、監査対応のコツを4つご紹介しました。

監査対応のコツ4つ

  1. 監査人と密にコミュニケーションをとる
  2. 期限までに整合性のとれた監査資料を提出する
  3. 質問されそうなことは事前に調べておく
  4. 「前期はそんな質問はなかった、そんな依頼はなかった」など苦情を言わない

 

監査というのは理論に基づいて進められます。

監査人質問や依頼の意図を理解しておくと、監査がスムーズに進みますし、監査人に感謝されます。

 

USCPA(米国公認会計士)の試験では、監査論(Audit)が試験科目の1つです。

この勉強をしておくと、監査の目的や手法が理解できますので、さらに経理担当者としてのステップアップができます。

USCPA(米国公認会計士)にチャレンジすることも考えてみましょう。

 

USCPAについては、USCPAの始めかたを参考にしてください。

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監査については、USCPAのための監査のイロハも参考にしてください。

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監査法人との付き合い方については『監査法人との付き合い方がわかる本』がおすすめなのでぜひ読んでみてください!

 

 

以上、「BIG4の監査人だったUSCPA(米国公認会計士)が教える!監査対応のコツ4つ」でした。

困った君
困った君
BIG4監査法人の監査対応でどうしたらいいのかコツがわかったよ。

監査人とコミュニケーションをとって、資料や質問を求められたらきちんと期限までに正確に対応するようにして、自分の考えや感情にまかせて苦情は言わないようにするよ。

どこ
どこ
監査法人の監査人は、間違えを指摘する敵ではなくて、会社の味方なんだよ。

監査を早く終わらせたいという気持ちは、監査人も監査担当者も同じだよ。

だから、あなたが監査担当者なら、監査人に協力してスムーズに監査を終わらせようね。

スムーズに監査を終えられれば、あなたの会社での評価も上がるし、残業も減らせるから、この4つのコツを参考に監査対応を頑張ってね。

USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。

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USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。

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どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

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