BATICって英語で出題されるんだよね。
どうやってBATICで必要な英語力を身につけたらいいのか分からなくて困ったな。
独学で会計英語を学び、BATICでハイスコアを取ったよ。
BATICに必要な英語力を確認して、どうやって英語力を身につけるのかご説明していくね。
BATIC(国際会計検定)は2022年11月28日で終了しました。
英語×会計の資格として、USCPA(米国公認会計士)にチャレンジする人が増えています。
USCPAは受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
1.BATICで必要な英語力
まず、BATICで必要な英語力について見ていきます。
(1)BATICで必要なのは中学生レベルの英語力
2019年と少し古いですが、BATIC受験者が取得している資格についてのデータがあります。
参考:東京商工会議所 BATIC(国際会計検定)受験者データ(リンク切れになってしまいました)
BATIC受験者が取得している資格の中で、英語関連の資格は、TOEICと英検3級です。
2019年度受験者の取得資格(英語関連の資格のみ)
- TOEIC750点以上:14.1%
- TOEIC500点以上:10.1%
- 英検3級以上:17.5%
ざっくりしているので、正確にはわかりませんが、そこまで高い英語力が必要には見えませんね。
中学生レベルの英語力で受験するのは可能かと思います。
(2)BATICで重要なのは会計の英語力
BATICでは、英語で会計の問題が出題されるわけです。
新BATICの出題範囲は、以下の通りです。
Basic Concepts of Accounting and Bookkeeping | 会計と簿記の基本概念 |
Transactions and Journal Entries | 取引と仕訳 |
Journal and Ledger | 仕訳帳と元帳 |
Trial Balance | 試算表 |
Adjusting Entries | 決算修正仕訳 |
Accounting for Inventory and Cost of Sales | 棚卸資産と売上原価の会計処理 |
Worksheet and Closing Entries | 精算表と締切仕訳 |
Financial Statements | 財務諸表 |
Basic Assumptions and GAAP | 基本的な前提とGAAP |
Financial Statement Analysis | 財務諸表分析 |
Internal Control | 内部統制 |
Cash Control | 現金管理 |
Accounting for Assets and Liabilities | 資産と負債の会計処理 |
英語と日本語で出題項目を書きましたが、英語だけでも理解ができますか?
既に英語だけで理解ができるなら、この記事は読み進めていただく必要が無いかもしれません(笑)。
英語だけでは出題項目が理解できない場合、もしまだ英語で会計の勉強をしたことがなかったら、当然のことなので心配はいりません。
いくらTOEICが高得点で英語力が高くても、英語で会計関連の用語を覚えていなければ、意味がわからないのは当たり前のことだからです。
会計関連の用語を英語で覚えていなければ、そして、会計に関する質問が英語で理解できなければ、BATICでは問題が解けません。
BATICで必要なのは、単なる英語力ではなく、会計の英語力です。
2.BATICで必要な会計の英語力を身につける
それでは、どのようにBATICで必要な会計の英語力を身につけたらいいのでしょうか。
(1)会計用語の英語を覚えましょう
まずは、会計用語の英語を覚えることから始めましょう。
通常の英語の勉強をするだけでは、会計用語の英語は覚えられません。
たとえば、TOEICの勉強を通して、ある程度はビジネス英語の単語を理解していたとしても、TOEICは会計に特化した英語の試験ではないので、会計用語の英語はほとんど覚えられていないはずです。
ですので、BATICの公式テキストを購入します。
そして、付属の単語帳に載っている基本的な簿記・会計の用語を覚えていきましょう。
たとえば、「貸借対照表」「損益計算書」は英語で何というのでしょうか?
「借方」「貸方」は?
「資産」「負債」「資本」は?
よく出てくる会計用語の例
- 貸借対照表:Balance sheet
- 損益計算書:Income statement (Profit and loss statement)
- 借方:Debit
- 貸方:Credit
- 資産:Asset
- 負債:Liability
- 資本:Equity
最初に、基本的な会計用語をまとめて覚えてしまうと、その後の学習が楽です。
こちらの記事にも「基本的な会計用語の英語」がまとめてありますので、参考にしてください。
(2)勘定科目の英語を覚えましょう
つぎに、勘定科目の英語も覚えていきましょう。
勘定科目の英語も分からないと、問題文が理解できないでしょう。
最初から全部を覚えようとすると大変ですので、問題文でよく出てくる勘定科目から覚えるようにすると良いでしょう。
ですので、BATICの公式問題集を購入します。
そして、知らない勘定科目が出てくるたびに、1つ1つ覚えていきましょう。
たとえば、「現金」「売掛金」「買掛金」「売上」「仕入」「前払費用」「未払費用」といった勘定科目は、問題文でよく出てくるので、早めに覚えてしまいましょう。
よく出てくる勘定科目の例
- 現金:Cash
- 売掛金:Accounts receivable
- 買掛金:Accounts payable
- 売上:Sales
- 仕入:Purchase
- 前払費用:Prepaid expense
- 未払費用:Accrued expense
最初は覚えるのがきついかもしれませんが、BATICに出てくる勘定科目は、そこまで多くはないので、地道に覚えていきましょう。
こちらの記事にも「勘定科目の英語」がまとめてありますので、参考にしてください。
以上、「BATIC(国際会計検定)受験に必要な英語力の身につけ方を解説します!」でした。
英語で会計用語と勘定科目を覚えていくといいんだね。
どんなに英文法が得意でも、英語の読解力が高くても、会計の英語が分からないと、歯が立たない。
なので、最初に英語の会計用語をざっくりと覚えて、そのあと英語の勘定科目を細かく覚えていく。
そして、公式テキストを読み、公式問題集で問題を解いていけば、BATICレベルの会計英語が身につくというわけだよ。
専門用語を英語で覚えるわけだから大変だけど、覚えてしまえば、あとが楽だからがんばってみてね。
BATIC(国際会計検定)は2022年11月28日で終了しました。
英語×会計の資格として、USCPA(米国公認会計士)にチャレンジする人が増えています。
USCPAは受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。