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【保存版】タイ・バンコク 海外移住・海外就職ガイド 迷いを全部解決!

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困った君
困った君
いつか海外で働きたいと思っていて、最近はタイのバンコクがいいかもと思っているよ。

でも、タイのバンコクで働くというイメージが全くわかなくて、困ったな。

どこ
どこ
タイは日本人が働くのにハードルが低い国だから、おすすめできるよ。

タイのバンコクでUSCPAとして会計の仕事をしていたどこが、タイで働いてみたい人のための情報を紹介するね。

2024年4月にタイ正月でしばらくバンコクにいたので、最新情報にアップデートしたよ!

アフターコロナのバンコク情報(2024年4月20日追記)

  1. コロナ前の生活に戻った。バンコクではデパートの店員さんなどはマスクをしていても、ほとんどはマスク無し。
  2. 2022年12月より、BTS(スカイトレイン)の初乗りが17バーツ(約70円)に値上げ。
  3. タクシーの初乗りは35バーツ(約140円)のまま。
  4. マッサージ屋の値段がコロナ前に比べて高くなり(1時間200バーツだったのが280バーツになっていた)、マッサージ師も新人が増えた。
  5. アソークのターミナル21のフードコートは安いまま(ここだけなぜか安くておすすめ)。
  6. 野菜の値段が高くなった。買いに行くたびに高くなって驚く。電気代も上がっている。
  7. QRペイでの支払い、モバイルバンキングが主流のため、現金はあまり持ち歩かなくなった(キャッシュカード・通帳を発行しない人が増えた)。
  8. フリーペーパーが廃刊し、インスタでの情報収集が主流になってきた。

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1.タイの基本情報

Thaiand

 

タイのイメージは、どんな感じでしょうか?

一年中暑い?

ゾウがたくさんいる?

きれいなビーチもたくさんある?

トムヤムクンなど辛い料理が有名?

はい、全部合っています!

 

でも、どこは日本の友達に

「ゾウで通勤しているの?」

「ビーチで海を眺めながら、シンハー(タイのビール)を飲みつつ働いているの?」

と冗談で聞かれていましたが、それは違います!

 

少なくともバンコクの中心街で働く限りは、日本の中規模都市で働くのとほぼ同じです。

通勤はBTS(スカイトレイン)で、きれいな近代的な高層ビルで働いていました。

ビルの中にはスタバ、ローソン、銀行、ドラッグストアなどが入っており、日本のオフィスビルと同じような環境でした。

 

さて、前置きはこのくらいにして、タイの基本情報を見てみましょう。

人口 約6千609万人(2022年時点)
面積 約51万4千㎡(日本の約1.4倍)
言語
  1. タイ語。
  2. バンコクやリゾート地の外国人を相手にするようなホテルやレストランにおいては、英語が通じる確率が高い。
通貨
  1. タイバーツ(THB)。
  2. 2024年12月時点で、1バーツ約4円。
  3. 日本では円でしか支払いができないように、タイでもタイバーツのみでの支払いとなり、米ドルや円での支払いはできない。
  4. デパートやスーパーなどでは、クレジットカードの使用が可能。
宗教
  1. 仏教95%、イスラム教4%、キリスト教0.7%。
  2. 大多数のタイ人が仏教徒であり、タイ人の行動や考え方の根本は、仏教の教えに基づいている。
  3. 西暦ではなく仏暦が使われ、仏教の祝日がある(仏教の祝日の日は、レストランやスーパーでアルコールが買えない)。
政治
  1. 国王を国家元首とする立憲君主制。
  2. 現在の国王はワチラーロンコーン王(ラーマ10世)。
  3. 王室に敬意を払う必要があり、王室を批判すると、外国人でも不敬罪で逮捕される。
  4. 首相はプラユット・チャンオチャ。
気候
  1. 年間を通して気温が高い(hotの時期、hotterの時期、hottestの時期の3つ)。
  2. 季節は雨季、乾季(寒季)、暑季の3つ。
  3. バンコクの場合、年の数日はジャケットが必要なくらい寒い日があるが、基本的に一年中半袖で過ごせる(ジャケットを着てみるのは、そんな機会が少ないのでオシャレから)。
  4. オフィスでは、会社支給の会社のロゴ入り半袖ポロシャツ・サンダルで働いている人が多かったりする。
  5. 雨季はよく道が冠水する(道路が川のようになり、泳げそうになる)。

 

タイは居心地がいいです。

寒くないし、主食が米だから食事に困らないなど、色々な理由があるのですが、仏教徒が95%と大半を占めているのが理由だと思っています。

 

仏教だと、宗教的にも文化的にも日本と通じる部分があります。

たとえば、同じ東南アジアでもマレーシアだと、60%はイスラム教で、服装からしても少し違和感があります(ダメだというわけではなく、馴染みがないという意味です)。

 

タイ語が全くできなくても(英語もできなくても)、バンコクでしたら何とかなります。

というのは、日本企業が多く進出しているので、日本人用のサービスがあったり、日本人のコミュニティーがあったりするからです。

ただ、日本人用のサービスは、日本人価格なので高い!

タイ人とタイ語で話せるとお得なことが多いですし、楽しい生活が送れるのでタイ語ができるといいですね。

 

働く場合は、タイ語ができないと職場のタイ人とうまくコミュニケーションが取れないので、タイ語をマスターするのは必須。

たとえば、どこの会社は、米国企業で社内の共通言語は英語(メールなども英語)。

それでも社員の9割はタイ人なので、タイ語ができないと同僚と仲良くなれませんでした。

 

ただでさえタイ人は本音を言わないため、タイ語で話しかけていかないと距離が縮まらず、いつまでもお客様のような対応をされてしまうことになります。

基本的なタイ語会話だけでいいので、本を読んだり、学校に通ったりして、なるべく早くマスターしておくと良いと思います。

おすすめのタイ語の本、オンラインのタイ語レッスン、バンコクのタイ語学校を紹介します!

 

  • おすすめのタイ語の本(タイに行く前に)

『タイ語レッスン初級』

 

日本で買えるタイ語のテキストの中で、一番使いやすいと思います。

日常の場面ごとに学ぶ形式で、その場面に関連した文法や語彙が覚えられます。

CD付きなので、CDを聴きながら、一人で学習可能。

 

タイ人からすると少し変に感じる言い回しが載っているようです。

ただ日本人が言うと笑いが取れるので良しとしましょう(失礼な言い回しはないそうです)。

 

追記:2024年4月にバンコクの紀伊国屋のタイ語コーナーを見たところ、この本が売れ筋のままでした。

 

  • おすすめのオンラインタイ語レッスン(タイに行く前に)

THAIGOX(タイゴックス)

 

THAIGOX(タイゴックス)は、アウトプット中心で覚えた構文や例文を実践で定着させることにフォーカスしたオンラインレッスン。

「伝わるタイ語を身につける」ための学習環境で、効率的にタイ語が学べます。

 

月2,980円からなので気軽に受講できます。

タイに行く前に少しでもタイ語が話せるようになりたい場合、特におすすめ。

 

タイ語のオンライン学校はあまりないので貴重です。

どこがタイ語を習い始めた当初、タイ語のオンライン学校がなかったため、オンライン英会話(Native Camp(ネイティブキャンプ))でタイ人の先生を選び、英語ではなくタイ語を習っていました。

タイ語専門のオンライン学校の方が教え方が上手ですし(当たり前ですが)、オンライン英会話にタイ人の先生はほぼいないので、素直にTHAIGOX(タイゴックス)にしてください。

 

  • おすすめのバンコクのタイ語学校(タイに行ってから)

ソーソート―(泰日経済技術振興協会)

 

駐在員の奥様御用達の学校として有名ですが、土曜日のクラスはビジネスマンも多く通っています。

タイ人の先生が、日本語で細かく解説してくれる上、授業料が安く、通いやすい場所(BTSプロンポン駅とアソーク駅の間)にあります。

 

どこも、毎週土曜日3時間のクラスに1年間通いました。

通い始めてすぐ、タクシーで運転手に道の指示・レストランで料理の注文がタイ語でできるくらいにはなります。

1年間通ったことで、タイ語で簡単なプレゼンをしたり、タイ語で会議に出るくらいまで上達しました。

平日の駐在員奥様のクラスと違い、土曜日クラスはガチなビジネスマン(タイ語ができないと仕事に大影響がある)ばかりで、ついていけない脱落者も多かったです。。

 

 

2.タイの就職情報

Bangkok office

 

タイは、他のアジアの国に比べて就業に必要な条件が緩いです。

関連職種・業種での経験があれば、基本的には働けます(大卒ではなくても働けるのは珍しいでしょう)。

 

そもそもアジアは、欧米に比べて条件が緩いのですが、その中でも緩いと考えてください。

ですので実は、タイは、海外で働いてみたいという人にとって、かなりハードルが低い国なのです。

 

タイというのは、在留邦人数が75,000人以上、日系企業は6,000社以上が進出しており、日本人コミュニティーができあがっています。

日系企業が多いということは、つまり日本人の需要があるということ。

タイにおいては、この6,000社以上の日系企業のどこかに雇われると考えてよいでしょう。

 

(1)タイでの日本人の求人

日本人の求人が多いのは、日系の自動車、電機関連の製造業、商社、物流関係です。

営業職やエンジニア職の求人が多く、事務職や人事総務職の求人は少なめ。

営業職だと、若くて経験が少なくても商社などで採用されているイメージです。

 

日系企業といったら、以前は現地の工場などの製造拠点が主でしたが、最近はサービス業の参入が増えています。

よって、日系企業の業種としては、製造業と非製造業の割合は半々に。

 

勤務地は、バンコク市内のBTS(スカイトレイン)やMRT(地下鉄)といった公共交通機関で通える便利なオフィス街

あるいは、バンコクから1時間から2時間ほど離れたアマタシティ(アマタナコン)、シラチャ、アユタヤなどの工業団地になることが多いです。

 

採用面接については、1回目はオンラインで受けられることがほとんどですが、最終面接については、実際に現地に来るように言われることもあります。

 

(2)タイでの日系での日本人の給与

日本人の給与ですが、タイでの現地採用の場合、日本での相場の70%くらいと言われています。

日系企業だと、経験の少ない若者だと月給50,000バーツ(約200,000円)以上。

管理職だと月給150,000バーツ(約600,000円)くらいまでと考えるといいでしょう。

 

職種 平均月給
事務職 50,000~70,000バーツ(約200,000~280,000円)
営業職 50,000~80,000バーツ(約200,000~320,000円)
技術者 60,000~100,000バーツ(約240,000~400,000円)
管理職 80,000~150,000バーツ(約320,000~600,000円)

 

ちなみに、タイ人の最低給与額は月給9,000バーツ(約36,000円)。

大卒の平均給与は月給15,000バーツ(約60,000円)から30,000バーツ(約120,000円)。

よって、タイ人と比べると月給50,000バーツ(約200,000円)でも、タイで暮らす上では少ない額ではないですし、一般のタイ人からするとうらやましい額。

 

タイだと生活費が日本よりかからないため、たとえ給与がそこまで高くなくても可処分所得が多くなります。

家賃(プールやジムがあるコンドでも安い)、光熱費(タイはガスは使わないので電気代と水道代)、通信費(WiFiとスマホ)などが安いため、入ってくるお金が少なくても、出ていくお金も少ないので、十分にお金が残るわけです。

 

結果的に、日本にいるときより貯金ができる場合が多いです。

どこの場合も、日本にいたときよりタイにいたときの方が、多く貯金できていました。

 

日本だと、洋服代、付き合いの食事代などがかかり、支出が多くなっていました。

タイだと、年中暑いので、季節ごとに服をそろえる必要がないですし、無駄な付き合いもありません。

会社に行くのにスーツなんて着る必要はなく、会社支給のポロシャツで十分(ほぼ制服扱いなので)。

よほど家賃が高いところに住み、毎晩お姉さんのいるお店で飲んだりしなければ、節約したり、我慢したりしなくても、日本より、心にもお金にも余裕のある生活ができます。

 

(3)タイでの就業環境

タイでの就業時間ですが、会社にもよりますが一日8時間勤務が多いです。

バンコク市内の会社だと週5日勤務、工場勤務だと週6日勤務。

 

有給休暇については、1年以上勤務すると6日以上が付与されます。

また、病気休暇(Sick Leave)が年30日間有給で取得可能。

 

病気休暇が年30日もあるため、月に2回は使える計算に。

とはいえ、1週おきに月曜日に病気休暇を取得しているタイ人スタッフがいたりしましたが、さすがにズル休みだと分かります。

病気休暇を計画的に全部取得しようとするのはやめましょう。

 

医療保険については、会社により違いますが、日本人の場合は民間の保険会社の保険(たとえば、AIUや東京海上など)に加入させてもらえる場合が多いです。

ただし、どのレベルの保険に加入させてくれるか、どのくらい会社が保険料を負担してくれるかは、会社次第。

必ず、採用前の面談で確認しましょう(大事です!)。

 

ボーナスは年に1回か2回、昇給は年1回の会社が多いようです。

これも、採用前の面談で確認しましょう。

ほか、会社によって、残業代、通勤補助、住宅手当、昼食補助などが出たり、運転手付きの社用車が支給されることがあります。

 

どこの場合は、週5日8時間勤務、有給休暇は働き始めてすぐに10日間支給。

外国人用の民間保険に全額会社負担で加入(ただし、歯科費用はカバーされず)。

ボーナスは年2回(12月の年末ボーナス・2月のインセンティブボーナス)、昇給は年1回(物価上昇を反映させるためで、全社員が同じパーセントで昇給)。

退職金積立制度(Provident Fund)にも加入させてもらえました。

管理職扱いなので残業手当はつかず、通勤手当、住宅手当、昼食補助などもありませんでした(通勤手当はタイではつかないのは普通です)。

 

(4)タイの就労ビザ、労働許可証

タイで外国人が働く場合、就労ビザ(ビジネスビザ)労働許可証(ワークパ―ミット)が必要となります。

就労ビザと労働許可証について

  1. 就労ビザ(ビジネスビザ、Non Immigrant Business Visa):タイで働く人向けのビザ。パスポートに添付される。
  2. 労働許可証(ワークパ―ミット、Work Permit):タイで働くための許可。パスポートと同じくらいのサイズの青の小冊子(現在は電子版もあり)

 

タイは、この就労ビザが世界でも出やすい国として有名です。

高卒、新卒でも就労ビザが取れてしまいます(ただし、最近は、新卒だと少し厳しくなりつつありますが)。

 

学歴や職歴の規定がないので、海外で働きたい人に取ってはハードルが低いです。

その代わり、採用する側は、外国人を雇用するためにタイ人を4人雇用する必要があり、外国人1人につき200万バーツの資本が必要となるので、要求されるものが大きいです。

  • タイで外国人が働くためには就労ビザと労働許可証が必要です。
  • ですが、日本の会社(日本食レストランなど)の中には、観光ビザや学生ビザで日本人を働かせるところもあるようです。
  • 外国人が観光ビザや学生ビザで働くのは違法労働ですので、就労ビザの手続きをしない会社では働かないようにしましょう。

 

内定をもらってから、就労ビザ(ビジネスビザ)労働許可証(ワークパ―ミット)を取得するまでの流れを簡単に説明します。

就労ビザ(ビジネスビザ)と労働許可証(ワークパーミット)取得の流れ

日本で就労ビザ(ビジネスビザ)の取得

  1. ビザ申請の書類準備
  2. 在日タイ大使館または領事館にてビザの申請
  3. ビザ取得

タイで労働許可証(ワークパーミット)の取得

  1. 労働許可証の書類準備
  2. タイの労働局にて労働許可証の申請
  3. ワークパーミット取得

 

基本的に、内定が出た会社の総務・人事担当者が手続きのサポートをしてくれますので、心配はいりません。

会社が用意すべきものがほとんどで、採用される側が用意すべきものについては少ないです。

用意すべきものについては、会社から指示がもらえるはずですので、指示を待てばいいでしょう。

 

就労ビザ(ビジネスビザ)労働許可証(ワークパ―ミット)を取得するために個人で用意するのは、以下のとおりです(参考までにですので、ご自分でも確認してください)。

就労ビザ(ビジネスビザ)と労働許可証(ワークパーミット)取得の必要書類

就労ビザ(ビジネスビザ)取得の必要書類

  1. パスポート(有効期限が6ヶ月以上)
  2. 申請書
  3. 証明写真3枚(撮影から6ヶ月以内)
  4. 英文経歴書
  5. 航空券予約確認書

労働許可証(ワークパーミット)取得の必要書類

  1. パスポート
  2. 証明写真3枚(撮影から6ヶ月以内)
  3. 英文経歴書
  4. 英文卒業証明書
  5. 健康診断書(タイの病院で簡単に頼める)

以上は個人が用意する書類で、勤務予定の企業側が用意する書類は他にもあります。

 

手続きには、パスポートはもちろんのこと、英文経歴書、英文卒業証明書が必要になります。

よって、早めに英文経歴書を作成し、卒業した大学に英文卒業証明書の発行依頼をしておきましょう。

どこの場合は、USCPAライセンス取得のために英文経歴書を作成済み、USCPA受験資格取得のために英文卒業証明書を取り寄せ済みだったので、準備がかなりラクでした。

 

2024年4月にタイ正月なのでバンコクにしばらく帰りました。

その際、タイでの求人をいくつかもらっていたので、どんな感じなのか様子見をしました。

相変わらず、日本人のUSCPAの需要は高く感じています。

 

 

バンコク滞在中に書いたnote記事も参考までに↓

バンコクの米国企業でUSCPAとして働いていた時の話など|USCPAどこ (note.com)

 

 

3.タイ(バンコク)の生活情報

Thai Food

 

バンコクで生活をする場合は、日本での生活と大きくは変わらないと思っていいです。

生活費は、安くすませようと思えば、月30,000バーツ(約120,000円)くらい。

 

一番コストがかかるのは家賃なので、どのレベルの住宅に住むかで生活費は大きく変わってきます。

バンコクに住む場合、家賃は10,000バーツ(約40,000円)はかかると思った方がいいです。

バンコクでなければ、3,000バーツ(約12,000円)くらい。

 

さらに、食事が和食中心か、タイ料理中心かで、生活費が大きく変わってきます。

タイ料理だと、バンコクでも1食30バーツから50バーツくらい(約120円から200円)で食べられます。

和食だと、安くても1食100バーツ(約400円)。

 

2023年6月9日追記:最近は屋台のタイ飯でも60バーツ(約240円)。

タニヤなどの日本食ランチも300バーツ(約1,200円)以上へと物価上昇。

2024年4月28日追記:屋台のタイ飯でも80バーツ(約320円)になっていました。。

 

ここからは、あくまでもバンコクでの生活について書きます。

 

(1)バンコクの住宅

バンコクだと、コンドミニアム、アパート、サービスアパートメントに住んでいる日本人が多いです。

サービスアパートメントは、掃除や洗濯をしてもらえて、ホテルに住んでいるのに近い感じ(駐在員が住んでいることが多いです)。

日本人が住むレベルのコンドミニアムだと、フィットネスジムやプール設備がある場合が多いです(住人は無料で使えます)。

 

通常、どの物件も家具や家電(エアコン・冷蔵庫)は備え付けで、キッチン、シャワー、トイレがあります。

洗濯機とバスタブは、ついている場合とついていない場合があります(外国人用の物件でないと付いてない場合が多いです)。

洗濯機が部屋になくても、建物内にコインランドリーがありますし、バスタブがない場合は、温泉施設(たとえば、湯の森)などに行けるので、困りはしないでしょう。

 

日本人が多く住んでいるのは、BTS(スカイトレイン)スクンビットライン(黄緑色のライン)沿線のアソーク駅からオンヌット駅の間です。

バンコク路線図

 

プロンポン駅、トンロー駅、エカマイ駅に、日本人の駐在員一家が多く住んでいます(日本人学校の送迎バスがこのあたりまでしか来ないため)。

プロンポン駅は、日系の店が多く集まっており、いわば「バンコクの日本人街」。

 

現地採用の一人暮らしの場合、プラカノン駅とオンヌット駅が、通勤時間がそれほどかからない割に家賃が安くなるため人気。

15,000バーツ(約60,000円)から20,000バーツ(約80,000円)といったお手頃な家賃で、フィットネスジムとプール設備(さらに、サウナ)のあるコンドミニアムのスタジオ・1DK・1LDKに住めます。

 

もう少し費用を抑えたい場合は、ウドムスック駅やバンナー駅あたりも、コスパよし。

大体10,000バーツ(約40,000円)から15,000バーツ(約60,000円)で、プラカノン駅やオンヌット駅あたりのコンドミニアムと同じ条件(フィットネスジムとプール設備あり)の物件に住めます。

 

入居時はその月の家賃とデポジット2ヶ月分で、3ヶ月分の家賃が必要になる場合が多いです(デポジットは退去時に戻ってきますし、礼金という制度はないです)。

1年契約の場合が多く、パスポートと3ヶ月分の家賃があればすぐに住めることが多いので、部屋を借りるハードルはかなり低め。

 

日本で部屋を借りるよりかなり簡単。

また「日本人ならきちんと家賃を払ってくれる、部屋をきれいに使ってくれる」と考えるのか、喜んで貸してもらえます(どこも日本人と言ったら「ぜひ借りてくれ!」と言われました)。

 

(2)バンコクでの食事

タイ料理は、観光客が行くような高級レストランから、フードコート・屋台など、予算に合わせて色々な種類があります。

タイ料理だけだけではなく、和食、イタリア料理、スペイン料理、フランス料理と、世界中の料理のレストランがあるのです。

 

チーズを使った料理は少し高い印象ですが、基本的に日本と同じか、日本より安く各国料理が食べられます。

和食だと、日系のチェーン店が多く進出しているのが特徴。

大戸屋、CoCo壱番屋、牛角、とんかつ和幸、スシローなどの全国展開しているチェーン店や、世界の山ちゃんなど名古屋の手羽先の店、だるまなどの大阪の串カツの店などの日本各地の名店などなど。

また、Grabフードやフードパンダなどのフードデリバリーも発達しているので、アプリで注文して、安い配達料で料理の取り寄せが可能です。

 

どこの場合は、平日は会社の近くのフードコートで、タイ人のスタッフとランチをしていましたが、40バーツ(約160円)のランチセット(ご飯、おかず2品、スープ)を食べることが多かったです。

そして、会社に戻りながら、道端のフルーツスタンドでカットフルーツを2種類(マンゴーやパパイヤなど)を1種類あたり20バーツ(約80円)で買い、タイ人のスタッフと仕事中におしゃべりしながら食べていました(タイでは仕事中に何か食べるのは普通です)。

週末はショッピングモールの中のMKというタイスキのレストランで友達と鍋をしたり、大戸屋などで和食を食べたり、マック・KFC・モスバーガーなどのファーストフードやオーボンパン・カフェアマゾンなどのカフェで軽くすませたりしていました。

 

(3)バンコクでの買い物

買い物は、高級デパートから、ローカルのショッピングモール・スーパー、外にある市場など、生活に困ることはありません。

 

日系のデパート(日系の高島屋、東急、伊勢丹など)もあります。

ただ、お気に入りだった東急と伊勢丹が閉店してしまい、高島屋だけになってしまったのが残念ですが。

バンコク高島屋

↑日系デパートは高島屋だけに。。

 

スーパー(ドン・キホーテや、日本食材の品ぞろえの良いフジスーパーなど)

コンビニ(セブンイレブン、ローソン、ファミリーマート)

100円ショップ(ダイソーなど)

紀伊国屋書店、ユニクロ、無印良品なども揃っています。

 

日本製品は、日本で買うより高いです。

なので、たとえば本などは、紀伊国屋書店で買うのではなく、日系の古本屋や漫画喫茶などを利用すると安くすみます。

 

また、日系のリサイクルショップが多くあり、駐在員が本帰国する際に大量に売っていきます(たとえば、炊飯器、アイロン、こどものおもちゃ、夏服など)。

ですので、本帰国が多く発生するタイミングを狙えば、いいものが安く手に入ります。

 

(4)バンコクの交通事情

バンコクであれば、鉄道、BTS(スカイトレイン)、MRT(地下鉄)、バスなどの公共交通機関を利用して移動が可能です。

タクシーは、非常に安く初乗り35バーツ(約140円)、Grabタクシーなどのアプリもあり便利。

ですが、渋滞に巻き込まれるので、通勤や急いでいるときに使うのはおすすめできません。

また、タイの乗り物として有名なトゥクトゥクは観光用という感じで、通常の移動手段としては使いません。

さらに、バイタク(バイクのタクシー)は渋滞の中をすり抜けることができて便利ですが、事故にあう確率が高いので、できることなら利用は避けた方がいいです。

 

(5)バンコクの病院

日本人の通訳さんが常駐している、ホテルのように豪華な病院がいくつかあります。

サミティヴェート病院、バンコク病院、バムルンラードインターナショナル病院などが日本人がよく使う病院として挙げられます。

医療のレベルは高いので、安心して診てもらうことができます。

会社が民間のある程度きちんとした保険に加入してくれていれば、キャッシュレスもしくは立替払いで、保険会社の全額負担で利用できます。

 

ただし、歯に関しては、病気ではないということで、保険会社の保険がきかないことが多いです。

タイの歯科医のレベルは非常に高いです(日本の歯科医でタイの歯科学会に勉強しに行くという方を何人か知っています)。

ですが残念ながら、日本で受診するより費用がかかりますので、虫歯がある人は、タイに来る前に事前に治療を終えておくとよいでしょう。

 

(6)バンコクでのマッサージ

タイに住んでいて心から良かったと思うのは、マッサージが安いこと!

街中のどこにでもマッサージ屋があり、予約もいらず、コーヒー代くらいの値段なので、カフェに入るような感覚でマッサージが受けられます。

 

どこがよく行っていたのは、会社や家の近くの1時間150バーツ(約600円)のマッサージ屋さんでした。

タイ語が分からなくても、1時間のフットマッサージなら、人差し指を1本立てて、足を指せば通じます(「1hour、foot massage」くらいなら英語でも通じます)。

 

少し奮発して、1時間500バーツ(約2,000円)のハイソなスパ(それでも日本と比較にならないほど安いです)に行くこともありましたが、普段行くのは安いマッサージ屋で十分。

お気に入りのマッサージ師がいて、マッサージをしてもらいながら、タイ語で今日あったことなどを話していました。

身体の疲れと心の疲れが取れて、タイ語の上達にもつながり、「一石三鳥」でした。

 

2023年6月9日追記:マッサージ店はコロナで大打撃を受け、一時は壊滅的な状態となりましたが復活。

ただし、上手なマッサージ師が減り、依然としてマッサージの質は店によりマチマチ。

2024年4月28日追記:どこがお気に入りだったマッサージ屋も1時間280バーツ(約1,200円)に値上げ。

カフェ代わりに入るのも、気軽に毎日行くのもちょっと厳しい価格になってきました。

 

(7)バンコク在住時の休日の過ごしかた

休日の過ごしかたは人によって違います。

日本人女性がバンコクでどのように休日を過ごしていたのか、どこの過ごしかたを例としてご紹介します。

 

土日が休みでしたが、金曜日や月曜日に有給を取って三連休にしやすかったです(タイは、有給が取りやすいのが大きなポイント)。

土日だけの休みは、タイ語の学校に行ったり、友達とランチをしたり、デパートやショッピングモールで買い物をしたり。

自分の住まいのプールでのんびり泳いだり。

パタヤなどの近場のビーチリゾートに1泊2日で出かけたりしました。

 

三連休にした時は、ラオス、カンボジア、マレーシアなどの近隣諸国に小旅行にでかけることが多かったです(タイにいた間に東南アジア10ヶ国を全制覇しました)。

国際線でも、エアアジアやノックエアなどの航空会社を利用すれば、片道1,000バーツ(約4,000円)くらい。

気軽に海外旅行ができます。

 

 

4.タイ(バンコク)の情報源

タイ観光

 

タイ語がわからないと、日本語でのタイ(バンコク)の情報源が貴重となってきます。

タイ(バンコク)の情報が得られる日本語のフリーペーパーが、日本人がよく行くレストランやスーパー、紀伊国屋書店などに置いてあります。

無料ですし、日本語でグルメ、美容、ニュース、観光やイベントなどの最新情報が得られるので、街中で見かけたら、ぜひ入手しましょう。

 

2022年12月14日追記:フリーペーパーはみかけなくなってきたそうです。インスタが特に駐在員の奥様達のメインの情報源になってきました。

2024年4月28日追記:フリーペーパーはかろうじて、紀伊国屋、フジスーパー、プロンポン近辺のマッサージ屋にはありましたが、種類が減っていました。

 

webサイトでも一部は見られますので、代表的なフリーペーパーのリンクを載せておきます。

 

(1)一般在住者、観光客向け情報誌

バンコクで手に入る、一般在住者、観光客向け無料情報誌は、以下の通りです。

一般在住者、観光客向け無料情報誌

  1. DACO
  2. と暮らす(フリコピ)

2022年12月14日追記:DACOは2023年からwebサイトのみに。フリコピは最近は店でみかけないそうです。

2024年4月28日追記:DACOはもちろんのこと、フリコピはなかったです。

 

(2)駐在員の奥様、女性在住者向け情報誌

バンコクで手に入る、駐在員の奥様、女性在住者向け無料情報誌は、以下の通りです。

駐在員の奥様、女性在住者向け無料情報誌

  1. WOM Bangkok
  2. バンコクマダム
  3. nico labo

2022年12月14日追記:nico laboは最近は店でみかけないそうです。

2024年4月28日追記:nico laboはなかったです。

 

(3)駐在員、現地で働いている人向け情報誌

バンコクで手に入る、駐在員、現地で働いている人向け無料情報誌は、以下の通りです。

駐在員、現地で働いている人向け無料情報誌

  1. 週刊WiSE
  2. THAIBIZ
  3. news clip
  4. バンコク週報
  5. バンめし

2022年12月14日追記:news clipやバンコク週報は最近は店でみかけないそうです。

2024年4月28日追記:news clipやバンコク週報はなかったです。ArayZが2024年4月からTHAIBIZになっていました。

 

2024年4月にバンコクに行った際、このようなフリーペーパーを発見しました。

バンコクのフリーペーパー

紀伊国屋、フジスーパー、ワットポーマッサージで見つけたものです(ベッドの上に広げて撮ったので、見にくくてごめんなさい)。

 

追記1:人気のあるインスタアカウント

フリーペーパーに代わり、インスタでの情報収集が主流になってきたとのことで、人気のあるインスタアカウントを紹介します。

どこも今でも時々チェックしているインスタアカウントです。

女性向けしか知らないので、男性のブログ読者さんはごめんなさい。

 

追記2:タイビジネス系YouTubeチャンネル

タイの人材紹介会社「パーソネルコンサルタント」の小田原さんがやっている、タイで働きたい人向けのYouTubeチャンネルも参考になります。

 

 

 

まとめ:タイ・バンコクへの海外移住・海外就職

海外へ移住して働くなんて、すごいこと、難しいこと、のように感じていませんか?

タイなら住みやすいですし、仕事を見つけることも比較的簡単です。

 

日本だと頑張りすぎて疲れてしまう人、人間関係でしんどい思いをしている人にこそ「タイ移住」に挑戦してもらいたいです。

ゆったりしたタイで、ゆるゆるとしたタイ人たちと、心とお金に少しゆとりのある生活をしてみませんか?

 

タイでうまく働いていけるのは、柔軟性があって、異文化を楽しめて、行動力がある人です。

ちょっと日本と違う点があっても楽しめてしまったり、何か起きてもどうにかしてしまえる人。

仕事探しでは、待遇がいい会社を探すよりは、色々な経験が積める会社を探してみると吉だと思います。

若くてもマネジメント経験を積ませてもらえたりします(タイ人のマネジメントは大変ですが)。

タイなら、海外に住んでみたい!海外で働いてみたい!という夢がかなえられます!

 

「タイ移住・タイ就職」が気になった場合は、すぐに仕事探しを始めましょう。

すぐにタイ就職というとハードルが高い場合は、まず外資系・日経グローバル企業に転職してもいいでしょう。

十分にタイ就職に近づけます。

どこも、日本で米国企業で働いていて、それからタイの米国企業に転職しました。

 

\無料面談に申し込む/


エンワールド・ジャパンは、海外求人の取り扱いはないです。

ですが、国内の有名外資系企業・日系グローバル企業の案件を保有しているので、将来的に海外勤務ができる可能性がありますよ。

 

人によって適した転職ルートが違うので、本気でバンコクで働きたい!という方は、ご相談にのりますのでご連絡ください。

 

 

以上、「【保存版】タイ・バンコク 海外移住・海外就職ガイド 迷いを全部解決!」でした。

困った君
困った君
タイの基本的な情報が頭に入ったよ。

生活情報を知って、バンコクで働きながら暮らすイメージができたよ。

まずは転職支援サービスにコンタクトをとってみるね。

どこ
どこ
バンコクで働くイメージがもてたなら、よかった。

働いてみたいと思ったかな?

お金がすごくある場合は投資家ビザなどを取ればいいけど、そうではない場合、タイに滞在するためにはビザを取って働く必要があるからね。

まずは仕事探しが第一優先なので、求人探しからやってみてね。

タイで働くことを考えている場合、タイに家族で移住したいなら、こちらの本が参考になります。

バンコクで会計事務所を開いている、どこの知り合いの公認会計士さんが書いた本です。

 

資格がない場合は、USCPAの取得をオススメします。

ぜひ、どこの著書『USCPAになりたいと思ったら読む本』を参考にしてくださいね。

 

USCPAの始めかたの記事も参考にしてください。

USCPAの始めかた 5ステップ
USCPA(米国公認会計士)になるには?USCPAの始めかた【5ステップ】USCPA(米国公認会計士)になりたい方は必見!「USCPAの始めかた」を5つのステップでUSCPAどこが解説!USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら何をしたらいいのかシンプルにわかる!...

 

お金が既にあるので、働く必要がないという場合は、こちらの記事も参考にして、自分に合ったVisaを取得してタイに移住しましょう。

タイ移住に必要なビザの種類とビザの取得場所