「人間が行っている仕事の約半分が機械に取って代わられる」という論文が発表されました。
そこで挙げられている“消える職業”の中に経理職が含まれているのはご存知かと思います。
機械や他の人と差別化できるスキルがないと、今後、失職のリスク、または、望むような給料が得られない可能性が高まると言えるでしょう。
どうすれば経理担当者としての市場価値を上げられるのでしょうか?
どこが経理担当者に強くおすすめするのは、英語力をつけることです。
米国公認会計士(USCPA)に挑戦することをおすすめしています。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
1.経理担当者に英語力をつけることをおすすめする理由
英語力をつけることを経理担当者におすすめする理由は2つあります。
英語力をつけることを経理担当者におすすめする理由
- 英語と会計がわかる人材への需要は高いから
- グローバルな働き方ができるから
(1)英語と会計がわかる人材への需要は高い
英語力をつけることを経理担当者におすすめする理由の1つ目は、英語と会計がわかる人材への需要は高いからです。
世の中、英語ができるだけの英語バカ、会計知識があるだけの会計バカはたくさんいます(言い方がひどくてすみません)。
英語や会計の専門家になるのでしたら、1つの分野を深く極めるのは必要でしょう。
ですが、企業で働いていく際は、英語だけ、あるいは、会計だけしかわからないのでは、需要はあまりありません。
人材紹介会社の求人をチェックしてみてください。
英語ができ会計の知識がある人材に対する、高年収の求人がたくさんみつかるでしょう。
外資系企業の経理職、監査法人・会計事務所、コンサルティングファームなど、多岐にわたります。
年収が高く、福利厚生が充実しており、待遇の良い求人が多いです。
30代で年収1,000万円も十分に可能です。
英語と会計の両方に対応できる人材は、需要があるのに多くないので高年収になるわけです。
(2)グローバルな働き方ができる
英語力をつけることを経理担当者におすすめする理由の2つ目は、グローバルな働き方ができるからです。
英語と会計がわかると、海外子会社に駐在したり、海外出張に行かせてもらったり、グローバル会議への出席を求められたりと、任される業務の幅が広くなります。
どこは現在、グローバル企業で連結決算を担当し、海外子会社の管理もしています。
経理部内で英語ができる唯一の経理担当者という立ち位置。
海外出張に行ったり、海外子会社について役員へ報告する機会をもらったり、他の経理担当者より多くの活躍の場を与えられています。
出張で海外子会社を訪れ、他の誰よりも海外子会社の経理担当者と絆が強く。
何かあった時に海外サイドと日本サイドの橋渡しができる稀有な存在になっています。
さらに、海外事業部は英語はできるけど会計の知識がないため、海外事業部が予算作成をする際にサポートします。
海外事業部が長年やってきたけれど、本来、経理部が担当した方が効率が良い業務を海外事業部から経理部へと移譲。
社内の業務改善に貢献できています。
英語と会計がわかると、同僚からも、直属の上司からも、さらに上の役員からも評価が高くなり、いなくてはならない存在になれます。
どんなに会社の業績が悪くなっても、クビになったり減給される可能性が他の人より少ないと言えるでしょう。
2.経理担当者が仕事で使える英語を身につける方法
それでは、仕事で使える英語はどのように身につけたら良いのでしょうか?
どこがおすすめするのは、「会計×英語」の資格に挑戦することです。
おすすめする資格は、2つあります。
仕事で使える英語を身につけるために、経理担当者におすすめの資格
- 米国公認会計士(USCPA)試験
国際会計検定(BATIC):廃止してしまいました
(1)米国公認会計士(USCPA)試験
仕事で使える英語を身につけるために経理担当者に一番おすすめなのは、米国公認会計士(USCPA)試験です。
単にTOEICや英検などの勉強をしても、会計の用語はほとんど出題されないですし、実務ではあまり役に立ちません。
一方、米国公認会計士(USCPA)試験に合格すれば、会計・財務・税務に関する知識があり、しかも英語が堪能であることの証明になります。
米国公認会計士(USCPA)合格に必要なのは約1,000時間です。
週に20時間勉強できれば、約1年間で合格できます。
どこも、約1年でUSCPA全科目合格を果たしました。
USCPAに興味をもった場合は、「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
(2)国際会計検定(BATIC):廃止してしまいました
国際会計検定(BATIC)は廃止してしまいましたが、英文会計の学習をする際には依然としておすすめです。
公式テキストと公式問題集は手に入ります。
まず、BATICの公式テキストで英文会計の基礎知識を身につける。
それから、BATICの公式問題集で本当に理解しているか確かめる。
公式テキストも公式問題集も、いつまで手に入るかわからないので、早めに購入しておいてくださいね。
仕事で使える英語を身につけるために、米国公認会計士(USCPA)の次におすすめなのは、国際会計検定(BATIC)です。
米国公認会計士(USCPA)試験はハードルが高いという場合、国際会計検定(BATIC)でも良いでしょう。
高い評価はされないとしても、勉強することで英語で会計を理解することができるようになります。
国際会計検定(BATIC)試験は、スコア制の検定なので合否はなく、取得した得点により、3つの称号(「初級(Entry)レベル」「中級(Middle)レベル」「上級(Advanced)レベル」)のどれかが与えられます。
どこも、旧制度での「アカウンティングマネージャーレベル」の称号を取得しましたが、東京商工会議所の公式テキストと問題集での独学で十分に対応できました。
BATIC(国際会計検定)に興味を持った場合は、こちらの記事を参考にしてください。
以上、「経理担当者のためのキャリアアップのすすめ【会計×英語】」でした。
どこが好きな漫画の1つが、『エンゼルバンクードランゴン桜外伝』なのですが、その中で「30過ぎたら利息で暮らせ」というセリフがあります。
20代は修行をして知識と経験を身につけ、30代以降はその知識と経験(元本)を活かして生きていくということです。
十分な元本があれば利息が発生し、利息も元本に組み込めば、複利でさらに元本を大きくすることができます。
英語力がある経理担当者は、他の人よりどんどん元本を大きくしていけます。
利息で生きていけるよう、米国公認会計士(USCPA)試験や国際会計検定(BATIC)の学習にチャレンジしてみてください。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
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