最近は主にIT関連の資格の勉強をしていて、ChatGPTを資格の勉強に活用しているよ。
AIっていうと少し難しそうなイメージがあるかもしれないけれど、ChatGPTは使いやすく勉強の助けになる頼もしいツール。
資格の勉強にどのようにChatGPTを活用するといいか、自分の経験を基に解説していくね。
1.ChatGPTとは?
まず、ChatGPTとは何なのか、簡単に説明しておきます。
(1)ChatGPTは資格勉強にピッタリ
ChatGPTは、OpenAIが開発したAIチャットツール。
私たちが普通に会話するように質問を投げかけると、しっかり応えてくれる頼もしい相手です。
難しい計算や複雑な説明もお願いできるので、資格の勉強にもピッタリ。
- 「税理士試験の理論ってどうやって覚えたらいい?」
- 「この用語の意味を分かりやすく教えて」
といった質問をするだけで、親切に教えてくれます。
(2)ChatGPTは資格勉強の仲間になってもらえる
さらに、ChatGPTは、辞書や参考書だけではなく、模擬試験の相手にもなれる柔軟性が魅力。
ちょっとした疑問や学習の進捗を確認したい時にも役立ちます。
資格勉強の仲間になってもらえるので、活用しないのは損ですね。
2.ChatGPTを活用した勉強が向いている資格試験
ChatGPTはどんな資格試験の勉強でも使えるの?と疑問に思いますよね。
もちろん多くの資格試験で活用できますが、特に次のような資格試験が向いていると思います。
ChatGPTを活用した勉強が向いている資格試験
- 暗記系資格
- 語学系資格
- 理解・応用系資格
(1)暗記系資格
暗記系資格の勉強だとChatGPTが活用しやすいです。
たとえば、ITパスポート、秘書検定、FP(ファイナンシャルプランナー)など、覚えることが多い試験の場合ですね。
ChatGPTが作ったまとめやクイズが役立ちます。
(2)語学系資格
また、語学系資格はChatGPTが学習で活用しやすい典型例でしょう。
TOEIC・TOEFL・IELTSといった英語試験が挙げられます。
文法の解説やライティングの添削をお願いすることで語学力アップにもつながります。
(3)理解・応用系資格
さらに、理解・応用系資格の勉強でもChatGPTが活用しやすいです。
たとえば、USCPA(米国公認会計士)、基本情報技術者など、考える力や応用力が求められる試験が挙げられます。
難しいテーマの解説や例題作成をお願いできます。
USCPA(米国公認会計士)って、そんな難しい資格の勉強でも活用できるの?と思われるかもしれません。
ChatGPTはUSCPAを含む4つの米国系の難関試験(USCPA、USCMA、EA、CIA)に合格できたという実験結果があります。
多少異論はありますが、米国系の会計関連資格はChatGPTが得意な分野と考えていいでしょう。
3.ChatGPTを活用した具体的な資格勉強法
それでは、どのようにChatGPTを資格の勉強に取り入れるか、具体的な方法を紹介しますね。
以下の3つの勉強法を特におすすめします!
ChatGPTを使った資格勉強法
- テキストの要約と理解のサポート
- 問題作成と自己テスト
- 学習計画の立案と時間管理
(1)テキストの要約と理解のサポート
テキストの要約と理解のサポートがChatGPTが本領発揮できる部分でしょう。
テキストを読んでいて「ここがよくわからない!」ってこと、ありますよね?
そんなときは、その部分をコピーしてChatGPTに貼り付けてみましょう。
たとえば「この段落を簡単に説明して」と聞くだけで、難しい内容を分かりやすくまとめてくれます。
また、専門用語も「もっとかみ砕いて説明して」と言えばOKです。
- 「高校生でもわかるように説明して」
- 「ギャルが友達に教えてあげるように楽しく説明して」
などと条件を与えてみたりもします。
さらに、ChatGPTを使えば、長文の章や複雑な理論も、短いポイントに分けて教えてもらえます。
特に忙しい日々の中で、スキマ時間で効率よく内容を把握したい時に便利ですね。
(2)問題作成と自己テスト
ChatGPTに問題作成と自己テストをしてもらうのも、資格の勉強での良い活用法でしょう。
勉強した内容を確認するためにChatGPTに問題を作ってもらうわけです。
- 「○○に関するクイズを出して」
- 「四択問題を作って」
などとお願いすると、オリジナル問題がすぐに手に入ります。
解説も頼めば教えてくれるので復習に最適。
たとえば、選択式だけではなく「このテーマで簡単な記述問題を作って」と頼めば、記述問題も簡単に手に入ります。
試験対策の幅が広がりますよね。
どこの場合、自分が苦手な分野があったら小テストを作ってもらいます。
たとえば、英文法の「不定詞」が苦手だとします。
「10分で解ける不定詞の問題を100点満点で作成して」とお願いします。
解き終わったら100点満点中何点取れたか採点と、間違えた問題の解説をお願いします。
何が苦手なのか分析も併せて依頼。
補語として使われる名詞的用法の不定詞が苦手だということになったら、その問題を追加で作成してもらい、復習をすることにしています。
つまり、以下の流れでChatGPTに依頼して活用しているわけです。
問題作成→採点→解説→弱点分析→弱点の関連問題を追加作成
(3)学習計画の立案と時間管理
ChatGPTには、ぜひ学習計画立案と時間管理を手伝ってもらいましょう。
資格の勉強では、時間管理が非常に大事ですよね。
ChatGPTであれば、受験日から逆算したスケジュールを作ってくれます。
- 「3ヶ月でこの科目の試験勉強を終わらせたい!」
- 「1日2時間、週20時間しか勉強できない!」
などと伝えれば、現実的な計画を一緒に考えてくれます。
また、進捗に応じて計画を修正したいときも「現在の進捗を基に新しいスケジュールを作って!」とリクエストすれば、柔軟に対応してくれますよ。
4.ChatGPTを資格の勉強で活用する際の注意点
ChatGPTは資格の勉強で活用できて便利ですが、注意点もあります。
以下の4点は特に注意していただきたいポイントです。
ChatGPTを使った資格勉強の注意点
- 情報の正確性
- 信頼性の確認
- AIに頼りすぎない
- 試験ごとの特徴に注意
(1)情報の正確性
資格の勉強でChatGPTを活用する際に、一番注意する必要があるのが情報の正確性でしょう。
ChatGPTの答えが必ずしも正しいとは限りません。
特に最新の情報や試験ごとのルールは、公式サイトで確認してください。
(2)信頼性の確認
そして、信頼性の確認をする必要があるのも、ChatGPTを資格の勉強で活用する際に注意すべき点です。
複数の情報源を使って、答えが合っているかチェックするのが大切です。
(3)AIに頼りすぎない
AIに頼りすぎてしまわないというのも、大事な注意点です。
あくまでもAIは補助ツールで、最終的には自分の力で理解を深めることが必要です。
(4)試験ごとの特徴に注意
資格試験でChatGPTを有効に活用する際には、試験ごとの特徴に注意する必要があります。
各資格試験の特徴や出題形式に応じて、使い方を工夫することが重要です。
5.ChatGPTを資格の勉強でさらに活用するコツ
ChatGPTを資格の勉強で使っているが、イマイチうまく活用できていないという場合。
以下のような工夫を試してみてください。
ChatGPTを資格の勉強で使いこなすためのコツ
- 具体的に質問
- テンプレートの作成
- 繰り返し学習の促し
- 学習仲間として活用
- 試験模擬環境の作成
- 進捗の見える化
(1)具体的に質問
具体的に質問しましょう。
より的確な回答がChatGPTから得られます。
(2)テンプレートの作成
質問をする際によく使う質問のパターンをテンプレートにしておくのがおすすめです。
効率的に質問できるようになります。
(3)繰り返し学習の促し
ChatGPTに繰り返し学習を促すといいですよ。
「昨日教えてもらった内容をもう一度説明して」と頼むと、自分の復習にもなります。
(4)学習仲間として活用
ChatGPTに「生徒役になって」と頼んで、学習仲間になってもらうといいでしょう。
教えてもらうだけではなく、自分が説明する機会を作ってみるのも学習に有効です。
(5)試験模擬環境の作成
ChatGPTに試験本番に近い環境を再現してもらいましょう。
模擬試験の作成を依頼したり、解答時間を制限した練習をおこなうサポートをしてもらうといいですね。
(6)進捗の見える化
ChatGPTに学習の進捗状況を記録してもらいましょう。
定期的に振り返りを行うことで、目標達成までのモチベーション維持にもなります。
補足:ChatGPTはUSCPA試験の勉強で役に立つ?
補足として「ChatGPTはUSCPA試験の勉強で役に立つのか」について記載しておきます。
USCPA受験生からこの質問をいただいたたので当記事を執筆することにしたからです。
こちらに記載しておけば、USCPAに限らず資格試験の受験生に参考にしていただけると思っています。
どこは自分がUSCPA受験生だったとき、ChatGPT自体がなかったため、実際にChatGPTを使ってUSCPAの勉強をしていません。
ですが現在、USCPA以外の勉強でChatGPTを使って役に立っているので、USCPA試験でも活用できると考えています。
(1)どこのChatGPTを活用した資格勉強法
ChatGPTは「○○の答えを教えて」などとピンポイントで解答を聞くことには使いません(課金して精度が高いのを使っていますが、合っていないことも多いですし)。
「具体と抽象の行ったり来たり(往復)」をChatGPTに手伝ってもらっています。
テキストを読んでいて理解しにくいときは、内容が具体か抽象に偏っていることが多いです。
具体的すぎて抽象化してもらいたいとき(具体→抽象)
「要するにどういうことなのか100文字にまとめて」などとお願いする。
抽象的すぎて具体化してもらいたいとき(抽象→具体)
「具体的な例を5つ挙げて」などとお願いする。
具体と抽象を行ったり来たりすると、新しく学んでいることの概念が理解しやすくなります。
USCPA受験生だったとき、ChatGPTにサポートをしてもらえなかったのですが、一人でテキストを読みながら具体化と抽象化をやっていました。
このような言葉を最初につけて独りごとを言うと、具体化と抽象化がしやすい。
具体化したいとき
- 「たとえば」
- 「例を挙げると」
- 「具体的に言うと」
抽象化したいとき
- 「要するに」
- 「ひとことで言うと」
- 「まとめると」
そして、テキストの内容を抽象化しては、そのページの上の空欄に書き留めていました。
ページの上をサーっとめくって見ていくだけで、スキマ時間や試験直前に10分ほどでテキストの復習ができたのでおすすめですよ。
USCPA試験のテキストの読みかたでも解説しているので参考にしてください。
(2)ChatGPTに聞いたUSCPA学習でのChatGPTの活用法
USCPA試験の勉強でのChatGPTの活用法については、ChatGPTに直接聞いてしまうのが一番確かな気がします。
なので、聞いてみましたよ。
どこ:USCPA試験の勉強でのChatGPTの活用法を教えてください。
ChatGPT:USCPA試験の勉強におけるChatGPTの活用法を以下にまとめました。各ポイントを参考に、効率よく試験対策を進めてみてください。
1. 試験範囲の理解を深める
- 複雑な概念の説明
試験範囲に含まれる会計基準や監査手続きなど、難しいトピックを分かりやすく解説してもらえます。たとえば、「FASBの新しい会計基準を簡単に説明してください」と質問することで、簡潔で理解しやすい答えが得られます。 - 具体例の提供
理論だけでなく、具体的な事例を聞くことで実践的な理解が深まります。例えば、「収益認識の5つのステップを実際のケースで説明してください」と依頼する。
2. 効率的な学習スケジュール作成
- 学習計画の提案
受験までの期間を指定して、「各科目にどれだけの時間を割くべきか」を相談できます。また、苦手科目に多めの時間を配分するなどのアドバイスも可能です。 - 学習内容の優先順位付け
「AUDで頻出のトピックは何ですか?」と聞けば、重要度の高い分野を教えてもらえます。
3. 模擬問題演習と解説
- 模擬問題の作成
「BECの企業ガバナンスに関する模擬問題を作ってください」などと依頼すれば、独自の練習問題を作成してくれます。 - 間違えた問題の解説
自分が間違えた問題を入力して、「なぜこの答えが間違っているのか教えてください」と尋ねると、詳細な解説が得られます。
4. 暗記科目の効率的な学習
- フラッシュカードの作成
「US GAAPとIFRSの主な違いをフラッシュカード形式で作成してください」と頼むことで、要点を簡潔に学べます。 - 反復練習のサポート
質問形式で反復練習が可能。「監査リスクの構成要素は何ですか?」などを定期的に聞くことで記憶に定着します。
5. 英語力の強化
- 会計用語やフレーズの理解
英語での質問や解答を練習し、試験に必要な専門用語や表現に慣れることができます。 - リスニング&リーディング練習
英文の試験問題を入力して和訳してもらったり、発音のアドバイスをもらったりすることで、リスニングやリーディングのスキルを向上できます。
6. モチベーションの維持
- 励ましや応援メッセージ
勉強が進まず気分が沈んだときには、「モチベーションを上げるメッセージをください」と頼むことで、心をリフレッシュできます。 - 進捗確認ツールとして利用
勉強した内容や進捗を記録し、「次は何を学ぶべきか」をアドバイスしてもらえます。
7. その他の便利な使い方
- 試験情報の整理
各科目の試験内容や配点比率を調べ、リスト化してもらうことで効率的に情報を把握。 - 試験直前対策
「試験当日の注意点を教えてください」や「直前に復習すべきトピックは?」といった具体的な質問も可能。
ChatGPTを活用することで、勉強の効率が格段にアップします。ただし、情報の正確性を担保するためにも、公式教材や予備校の資料と併用することをおすすめします!
さすが、ChatGPTが言うChatGPTのUSCPA試験の勉強での活用法は、参考になりますね。
ただし、ChatGPTの言うことの中には古い情報も含まれるので、やはり注意が必要です。
たとえば、この中にも旧試験のBECという科目が出てきていますし、現在はUSCPA試験でIFRS(国際財務報告基準)について出題されません(以前はFARで出題されましたが)。
(3)USCPA勉強でのChatGPTの具体的活用法募集中!
USCPA試験の勉強で、ChatGPTのいい使い方・いいアイデアがありましたら、ぜひ教えてください(Xでもお願いしました)。
ChatGPTのいい使い方を教えていただいたら、こちらに追記していきますね。
USCPA試験でのChatGPTの活用法
- AICPAのリリース問題(Released Question)の問題は和訳がないので、翻訳してもらう(アビタスのRQであっても問題文の和訳はないですよね)。
- 英単語の覚え方のアイデア。わからない英単語の意味をChatGPTに語源から教えてもらう。語源がなじみのないものの場合「○○から生まれた英単語を教えて」で出てきた単語から共通のイメージを探す。
以上、「ChatGPTを活用した資格勉強法をUSCPAが解説!AIで効率的に資格取得」でした。
要約やクイズ作成、スケジュール管理など、うまく使いこなせれば、きっとあなたの合格をサポートしてくれるはず!
ChatGPTを活用して、資格試験合格に向けて頑張っていこうね。
おすすめ資格はUSCPA(米国公認会計士)
どこはUSCPA(米国公認会計士)なのですが、この資格のおかげでBIG4監査法人や外資系企業などでキャリアを積んでこられました。
USCPAは、AIに代替されない仕事の一つだと考えていますので、何か資格を取りたいと考えている人、キャリアアップを考えている人におすすめします。
USCPAは試験の受験資格を得るため、USCPA予備校のサポートはマスト。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
まず、アビタスの資料やセミナーで情報収集してみてくださいね。
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どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてください。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。