でも、どうしたら海外移住ができるのか分からなくて困ったな。
タイのバンコクに移住するまでに、海外移住については色々調べたよ。
どうしたら海外移住ができるのか、大きく6つの方法に分けてご説明するね。
タイ移住については、こちらの記事を参考にしてください。
海外で働きたい場合、USCPAの取得も考えてみてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPAの勉強を始めていない場合「USCPAの始めかた」も参考にしてください。
はじめに:海外移住は難しいのか?
「海外移住したい!」「海外で暮らしてみたい!」「海外で働いてみたい!」と思っても、どうしたら海外移住できるのかわからず、「海外移住は難しいだろう」とあきらめてしまう人が多いようです。
本当に海外移住は難しいのでしょうか?
海外移住の方法を調べたことがないだけで、知らないだけではないでしょうか。
当記事では、海外移住の方法を知り「自分も海外移住できそう!」と思っていただくことを目的とします。
海外移住の方法を6つ取り上げます(厳密にはもっとありますが、とりあえず6つでいいでしょう)。
海外移住の方法
- 働く
- 学ぶ
- 起業する
- 投資する
- 結婚する
- (主に定年後に)長期滞在する
海外で暮らすにはビザ(Visa)が必要ですが、この6つのいずれかをする場合に、申請すればビザ(Visa)が手に入ります。
ビザ(Visa)というのは、渡航先の大使館や領事館が外国人に対して発行する「入国許可証」のようなものです。
外国人が観光以外で海外に長期滞在する場合は、目的に応じてビザ(Visa)が必要となります。
それでは、海外移住の方法6つについて順に見ていきましょう。
海外移住の方法1:働く
海外移住の方法の1つ目は、働くことです。
海外で仕事をみつけ、就労先の会社にビザ発行のサポートをしてもらいます。
語学力や専門スキルがあれば、仕事を見つけやすいでしょう。
働くために取得するビザ
就労ビザ
海外で働く場合は、日本の会社から派遣される「海外駐在」と、現地で自分で仕事を探す「現地採用」の2つのパターンがあります。
海外で働く
- 海外駐在
- 現地採用
海外で働く1:海外駐在
海外駐在の場合は、海外駐在の可能性のある会社に入社し、海外駐在の候補になる必要があります。
既に海外駐在の可能性のある会社で働いており、海外駐在の候補になっていればいいのですが、そうでない場合は、海外駐在の可能性のある会社に転職する必要があります。
海外駐在の可能性のある会社に転職するには、転職支援サービスを利用するのが確実です。
海外で働く2:現地採用
現地採用の場合は、最初はビザなし、もしくは、観光ビザで滞在し、現地の転職エージェントを訪問し、会社を紹介してもらうことになります。
ただ、この方法だと、あまり良い条件の求人を紹介してもらえないことが多く、時間的にも制約があるのでおすすめはできません。
現地採用であっても、海外駐在の場合と同じように、日本の転職支援サービスを利用するのが良いと思います。
すぐに海外で働きたい旨をコンサルタントに伝えて、なるべく早く海外で働ける会社を紹介してもらうのが一番です。
補足:ワーキングホリデー制度
比較的年齢が若い場合は、ワーキングホリデー制度を利用することも選択肢としてあります。
ワーキングホリデー制度
- 休暇を楽しみつつ、滞在資金を稼ぐことができる。
- 現在は、26ヶ国の国とワーキングホリデー制度の協定を結んでいる。
- 協定先は、オーストラリア、カナダなどの英語圏から、ヨーロッパ、アジアなどさまざま。
ワーキングホリデー制度での滞在可能期間は原則1年なので長くないのですが、どこかの会社で働いて気に入ってもらえば、本採用してもらい、就労ビザの発行につながることもあります。
どこは、オーストラリアに1年間、ワーキングホリデービザで滞在していました。
半年間は、High Schoolで日本語教師をし(日本で見つけた仕事です)、残りの期間は、旅行したり、会計の学校に通いつつ、お寿司屋さんでアルバイトもしました(新聞の求人で見つけた仕事です)。
シドニー、メルボルン、ケアンズなどの日本食レストランや日本人観光客向けのお土産屋さんでは、働いている日本人をよく見かけました。
日本人向けの仕事で良ければ、店頭にスタッフ募集の張り紙があったりしますし、ネットの掲示板でも見つけられます。
オーストラリアの日本人用掲示板の例
海外移住の方法2:学ぶ
海外移住の方法の2つ目は、学ぶことです。
海外の大学・大学院や語学学校に通う場合、学校にビザ発行のサポートをしてもらいます。
学ぶために取得するビザ
学生ビザ
ただし、国によっては、半年程度ならビザなしでも留学できる場合もあります。
フィリピンやタイなどでは、長期滞在したいがために安い学費で通える語学学校に通い、学生ビザを発行してもらっている外国人を多く見かけました。
ビザを手に入れるため、語学学校を利用するというのも、方法の1つではあります。
学生ビザを発行してくれるタイ語学校の例
どこも1年間通っていました(働きながら毎週土曜日だけ通っていたので、就労ビザで学生ビザではなかったですが)。
学生ビザのサポートをしてくれますが、本当にタイ語ができるようになりたい人向けで、学生ビザを手に入れるためだけに通う学校ではないです。
海外移住の方法3:起業する
海外移住の方法の3つ目は、起業することです。
現地で起業すると、ビザが取得できます。
起業をして取得するビザ
起業家ビザ
最近は「スタートアップビザ」が、欧州や南米を中心に20ヶ国以上で導入されています。
国によって取得条件が違うため、起業予定の外国人向け「スタートアップビザ」とは?を参考にしてください。
起業といっても大げさなものではなく、ラップトップ1つで世界中で働く「ノマドワーカー」「リモートワーカー」が対象の、いわゆる「ノマドビザ」なども新設されています。
同じく、国によって取得条件が違うため、各国大使館のホームページなどで確認する必要があります。
海外移住の方法4:投資する
海外移住の方法の4つ目は、投資することです。
現地の企業、不動産、プロジェクトに投資をすると、ビザが取得できます。
投資をして取得するビザ
投資家ビザ
国により、投資家ビザを取得するための投資額には大きな差があります。
たとえば、タイやフィリピンだと2百万円ほどの投資額ですみますが、多くの国が2千万円から3千万円、さらには、1億円や2億円が必要になります。
海外移住の方法5:結婚する
海外移住の方法の5つ目は、結婚することです。
結婚して取得するビザ
配偶者ビザ(結婚ビザ)
独身であれば、住みたい国の人と結婚してしまうというのは選択肢の1つです。
ですが、相手があってこそできることですし、海外に住みたいから結婚するというのは、目的と手段が逆でしょう。
たとえば、ハワイに住みたいので、ハワイの結婚相談所に登録して、ハワイ在住の人を紹介してもらったという人がテレビ番組に出ていました。
ご縁ですので、たまたまいい人に出会えればいいのですが、いい人に出会えず妥協で誰でもいいので結婚するということになったら不幸だと思います。
海外移住の方法6:(主に定年後に)長期滞在する
海外移住の方法の6つ目は、(主に定年後に)長期滞在することです。
定年後の滞在のために取得するビザ
リタイアメントビザ
リタイアメントビザは、すべての国で発行されるわけではありません。
発行条件としては、現地の銀行に一定額を預金することや、一定額の収入(年金を含む)があることなどです。
定年後に海外移住し、老後を楽しむ人が増えています。
物価が安い国を選べば、年金だけでも十分に暮らしていけます。
高齢になってから海外に住むと、健康面でも不安な面がありますので、医療施設が整った国や地域を選ぶ必要があります。
タイやフィリピンには、リタイアメントビザが用意されています。
- タイ:退職者長期滞在ビザ ☜50歳以上
- フィリピン:特別居住退職者ビザ(SRRV)☜35歳以上
フィリピンのリタイアメントビザは、35歳以上が対象ですので、若い人でも利用可能です。
また、マレーシアには、誰でも対象の長期滞在ビザ(10年間)が用意されており、高齢者も利用可能です。
- マレーシア:マレーシア・マイ・セカンドホーム(MM2H)☜誰でも
まとめ:海外移住は難しくない
海外移住の方法6つを見てきました。
海外移住の方法
- 働く
- 学ぶ
- 起業する
- 投資する
- 結婚する
- (主に定年後に)長期滞在する
どんな方法にするかによって、難易度が違います。
また、どの国にするかによっても、難易度が違います。
よって、住みたい国をいくつか候補に挙げて、その国でどのようなビザなら取れそうなのか情報を集めていくといいでしょう。
働くとしても、投資をするとしても、欧米よりはアジアの方が海外移住の難易度が低い傾向にあることは念頭に置くといいと思います。
どんな方法でも、いきなり海外移住するのはやめた方がいいです。
1週間くらいでいいので、現地を見て、自分が生活するイメージを持ってみるといいでしょう。
現地でご飯を食べてみたり、スーパーで買い物をしてみたり、電車やバスに乗ってみたりして、「住んでみたい」と思ったら具体的な海外移住の準備に取りかかりましょう。
以上、「海外移住するにはどうしたらいい?【海外移住6つの方法と自分に合ったビザ】」でした。
自分は「働く」という方法が合ってそうだから、転職サービスに登録してみるよ。
今後は、ノマドビザを取って海外移住したいと思っているよ。
どの国にするかは、まだ検討中だけどね。
ぜひ人生のタイミングに合わせて、適したビザを選んで、海外移住に挑戦してみてね。
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USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
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