どのように IFRS検定の対策をしたらいいのか、学習方法がわからなくて困ったな。
IFRS検定については、アビタスという予備校で対策講座を受講して学習したけど、独学なども可能ではあるよ。
IFRS検定の勉強方法について、詳しくご説明していくね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
- IFRS検定(国際会計基準検定・IFRS Certificate)は、2022年11月からオンライン受験が可能になったので注意が必要です。
- IFRS検定は、以下の記事が詳しいです。
はじめに:IFRS検定の勉強方法の選択肢
IFRS検定の勉強方法ですが、4つの選択肢があります。
IFRS検定の勉強方法
- 予備校の「IFRS検定講座」を受講し、手厚いサポートを受ける
- 予備校の「IFRS検定講座」の教材を安く入手し、独学
- 市販のIFRSの書籍を購入し、独学
- ICAEWのIFRS学習の教材を購入し、独学
IFRS検定の勉強方法については、4つの選択肢がありますが、大きく分けてしまうと、予備校で講座を受講するか、何らかの教材を入手し独学するか、という2つになります。
IFRS検定のそれぞれの勉強方法について、詳しく見ていきます。
1.予備校の「IFRS検定講座」を受講し、手厚いサポートを受ける
IFRS検定の勉強方法の1つ目として、予備校の「IFRS検定講座」を受講し、手厚いサポートを受けることが挙げられます。
予備校の「IFRS検定講座」と書きましたが、現時点では、アビタスという予備校しかIFRS検定の対策講座を開講していませんので、アビタスの「IFRS検定講座」というのが正しいです。
IFRS検定に効率よく合格したいとのことでしたら、アビタスの「IFRS検定講座」を受講するのが最適です。
アビタスというと、USCPAの広告などでよく見かけると思いますが、「USCPA講座」をはじめとした国際資格の講座を開講している、USCPAでは最大手の予備校です。
アビタスの「IFRS検定講座」は、日本で唯一、IFRSの基準書を体系的に学べるコンテンツです。
また、アビタスが日本でIFRS検定が受けられるようにした、いわば「IFRS検定のパイオニア」であり、アビタスの校舎が、IFRS検定の受験会場にもなっています。
たとえば、「USCPA講座」でしたら、アビタス以外にも、TACや大原簿記、プロアクティブなどの予備校が対策講座を提供していますが、IFRS検定は、アビタスのみです。
注:TACは、BATIC(国際会計検定)講座はありますが、IFRS検定講座はありません。
どこも、アビタスの「IFRS検定講座」を受講して、IFRS検定の対策をしました。
アビタスの「IFRS検定講座」は、講義やテキスト、問題集など、よくできており、勉強しやすかったです。
ただ、アビタスの「IFRS検定講座」の受講料金は20万円くらいしてしまうのが、唯一の難点です。
- アビタスの「IFRS検定講座」の元受講生として、アビタスにご紹介できます。
- 受講料が3,000円割引になりますので、少しでも安く受講できます。
- ご希望の方は、お問い合わせからご連絡ください。
- アビタスの「IFRS検定講座」はよくできていますので、勉強方法は、アビタスのテキスト・講義・問題集・模擬試験を使用し、アビタスのガイドに沿って学習を進めていくだけとなります。
2.予備校の「IFRS検定講座」の教材を安く入手し、独学
IFRS検定の勉強方法の2つ目として、予備校の「IFRS検定講座」の教材をメルカリ・ヤフオク!などのフリマサイト・オークションサイトなどで購入し、独学することが挙げられます。
予備校の「IFRS検定講座」の教材と書きましたが、前述の通り、アビタスという予備校しかIFRS検定の対策講座を開講していませんので、アビタスの「IFRS検定講座」の教材ということになります。
実際に、アビタスの「IFRS検定講座」の教材が、どのように売りに出されているのか、ぜひチェックしてみてください。
恐らく、フリマサイト・オークションサイトで検索していただくと分かるのですが、アビタスの「IFRS検定講座」の教材はほとんど出回っていません(一方、「USCPA講座」の教材は豊富です)。
お手頃な価格で売りに出されると、すぐに購入されてしまうようで、「Sold」しか表示されません(本日の検索結果は、すべて「Sold」でした)。
みつかったとしても、昔の版の物であることが多いため、古いもので学習するのは、基準がアップデートされていくIFRSの学習では、少しリスクがあると思います。
アビタスの「IFRS検定講座」の教材を安く購入し、独学することのメリットは、以下の通りです。
- 費用が安くすむことです。
- アビタスの「IFRS検定講座」の受講料は、20万円くらいで高いです。
そして、アビタスの「IFRS検定講座」の教材を安く購入、独学することのデメリットは、以下の通りです。
- アビタスの「IFRS検定講座」の講義が聴けないこと、模試などが受けられないことです。
- アビタスは、教材以外にも、「IFRS検定講座」の受講生にさまざまなサポートを提供していますが、それらを享受できません。
- 最新の教材が売りに出されているとは限りません。
3.市販のIFRSの書籍を購入し、独学
IFRS検定の勉強方法の3つ目として、市販のIFRSの書籍を購入し、独学することが挙げられます。
(1)IFRS検定についての書籍
IFRS検定自体についての書籍は、アビタスが出版した以下の本があります。
どこも、この本は出版されてすぐに購入しましたが、その後改訂されていないため、内容は古いです。
また、最初に少しだけIFRS検定の概要が記載されているだけで、ページの大半は、IFRSの各基準について簡単に説明されているのみです(IFRS検定の概要でしたら、手前味噌で恐縮ですが、どこの記事の方が詳しいです)。
よって、この本は、IFRS検定についてイメージをつかむくらいの役割を果たすのみで、これだけでIFRS検定に合格しようとするのは無謀です。
(2)IFRS検定向けのIFRS書籍
IFRS検定向けのIFRS書籍としては、『国際財務報告基準』(中央経済社)がおすすめとなります。
注)購入する場合は、最新のものを購入するようにしてください。
IFRS検定については、日本でのIFRS検定を運営している、IFRSコンソーシアムのウェブサイトに、以下のような記述があります。
原則として、基準書の日本語版として例年出版される『国際財務報告基準』(中央経済社)の最新版に基づき、発効日(effective date)から6ケ月を経た基準が出題範囲となります。
よって、『国際財務報告基準』(中央経済社)を活用すれば間違いないです。
この本は、「IFRS基準書唯一の公式日本語訳」です。
基準のアップデートもタイムリーに反映されており、一番信用がおけます(たとえば、2021年度版だと、IFRS第17号「保険契約」・IFRS第9号・IAS第1号・IAS第16号・IAS第37号の修正基準が収録されています)。
ですが、IFRSの実務経験が無い方や、会計初学者には、とっつきにくいと思うので、あまりおすすめはできません。
どこもIFRSの学習を始めた最初に購入しましたが、よくわからず、これで学習をするのは厳しかったです。
(3)IFRSの理解用のIFRS書籍
IFRSの理解用のIFRS書籍としては、以下の3冊がおすすめとなります。
IFRS検定の独学用のおすすめの書籍
- 『IFRS会計学基本テキスト』橋本尚・山田善隆著 中央経済社
- 『テキスト国際会計基準』櫻井久勝著 白桃書房
- 『IFRSのしくみ(すらすら図解)』あずさ監査法人著 中央経済社
他にもIFRS(国際財務報告基準)の書籍はたくさんあるのですが、各基準の説明があり、日本基準との違いが説明され、練習問題を解くことができる本がおすすめとなります。
各基準について理解をして、何度も練習問題を解くことで、IFRS検定に合格できる実力が身についていきます。
4.ICAEWのIFRS学習の教材を購入し、独学
IFRS検定の勉強方法の4つ目として、ICAEWのIFRS学習の教材を購入し、独学することが挙げられます。
ちなみに、ICAEW(The Institute of Chartered Accountants in England and Wales:イングランド・ウェールズ勅許会計士協会)が、IFRS検定(英語では「IFRS Certificate Assessment」)を実施しています。
ICAEWの「IFRS学習と評価のプログラム」☟
ICAEW – IFRSs learning and assessment programme
2024年月時点では、450ポンド(約85,000円)での販売となっています。
学習用教材だけではなく、試験も含まれており、これが「IFRS検定の英語受験」と言われているものとなります。
このプログラムを利用すれば、アビタスの「IFRS検定講座」を受講するよりは、安くすみます。
ただし、当たり前ですが、教材は全部英語での記載です(そして、試験も英語で受験することになるでしょう)。
よって、英語で会計用語が理解できる人(たとえば、既にUSCPAに合格している人など)以外にとっては、活用するにはハードルが高いと思います。
どちらかというと、日本においては、日本語でIFRSの学習をした後に、英語でIFRSの用語を覚えたい、IFRSの基準書をアップデートしていきたいという人向けな気がします。
結論:IFRS検定のおすすめの勉強方法
結局のところ、IFRS検定の勉強方法は、どれがおすすめになるのでしょうか。
お答えとしては、アビタスの「IFRS検定講座」を受講するのが、IFRSの知識を効率的かつ効果的に身につけられるので、おすすめとなります。
受講料が少し高いのですが、実務家が講義をするため、IFRSの実務にも精通できますし、IFRS検定用の問題集(MC問題集)も用意されています。
テキストは、英語と日本語が併用されていますので、日本語で理解し、英語でもIFRS用語を覚えていくことができます。
テキストについては、IFRS検定のためだけではなく、IFRSの実務でも辞書のように参照できる優れたものです。
単に、IFRS検定合格という資格がほしいだけで、ギリギリで合格を目指すというのではない限り、アビタス「IFRS検定講座」を受講することが最適解となるでしょう。
アビタスの「IFRS検定講座」の元受講生としても、自信をもっておすすめできます。
以上、「IFRS検定の勉強方法を学習経験者が詳しく解説!【予備校か独学か】」でした。
少し費用がかかるのが痛いけど、IFRSの知識を身につけ、グローバルに活躍するために、将来の自分への投資と思うことにするよ。
独学は、IFRSの実務経験がある人などに、おすすめとなるよ。
アビタスの「IFRS講座」の説明会だけでも出てみると、IFRS検定の概要もわかるし、いいかもしれないよ。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。