他資格比較

USCPA・USCMA(米国公認管理会計士)・EA(米国税理士)国際資格を比較!

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困った君
困った君
国際会計資格に興味があるよ。

USCPA、USCMA、EAという3つの国際会計資格の名前をよく聞くよね。

でも、それぞれがどんな資格でどう活かせるのか、どれを取るといいのかわからないよ。

どこ
どこ
どこは、ワシントン州のUSCPA(米国公認会計士)だよ。

USCPA(米国公認会計士)・USCMA(米国公認管理会計士)・EA(米国税理士)の違いについて比較していくね。

どれが自分に合った資格なのか考えてみてね。

USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。

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USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。

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USCPA(米国公認会計士)になるには?USCPAの始めかた【5ステップ】USCPA(米国公認会計士)になりたい方は必見!「USCPAの始めかた」を5つのステップでUSCPAどこが解説!USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら何をしたらいいのかシンプルにわかる!...

 

どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

USCPA資格の活かしかたUSCPA短期合格のコツを記載しています。

1.国際会計資格とは?USCPA・USCMA・EA

国際会計資格とは

 

日本で国際会計資格というと、主に、USCPA(米国公認会計士)、USCMA(米国公認管理会計士)、EA(米国税理士)の3つを指していることが多いです。

 

国際会計資格とは

  1. USCPA(米国公認会計士)
  2. USCMA(米国公認管理会計士)
  3. EA(米国税理士)

どのような資格なのか、1つ1つ見ていきます。

 

(1)USCPA(米国公認会計士)とは?

 

国際会計資格の中で、日本で一番人気、かつ、世界的にも一番知名度があるのが、USCPA(米国公認会計士)です。

 

日本人が「英語×会計」の知識があることを証明するには、一番適した資格と言えます。

USCPAを取得すると、監査法人(特に、BIG4大手監査法人)で働く機会まで得られます。

また、海外駐在外資系企業などで活躍することが可能となります。

 

よって、USCPAは就職・転職で非常にプラスになる資格と言えます。

 

USCPAになりたい場合は、こちらの記事が詳しいです。

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USCPA(米国公認会計士)になるには?USCPAの始めかた【5ステップ】USCPA(米国公認会計士)になりたい方は必見!「USCPAの始めかた」を5つのステップでUSCPAどこが解説!USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら何をしたらいいのかシンプルにわかる!...

 

(2)USCMA(米国公認管理会計士)とは?

 

USCMA(米国公認管理会計士)は、USCPA(米国公認会計士)と並んで2大国際会計資格の1つです。

 

USCMAは、「管理会計」の国際資格であり、ビジネス実務に直結しています。

USCMAを取得すると、特にコンサルティング会社で高く評価されます。

また、企業内のマネジメントや、会計・財務・企画などの業務で活躍できます。

 

既に中小企業診断士の学習をしたことがある人が、英語力があることを証明するためにもおすすめ。

USCPAと同じく、USCMAは就職・転職でプラスになる資格と言えます。

 

USCMAについては、こちらの記事が詳しいです。

USCMAとは
USCMA(米国公認管理会計士)はどんな国際資格?費用・勉強法・キャリア徹底解説!USCMA(米国公認管理会計士)に興味がある方は必見!USCMAは管理会計のスペシャリストになりたい社会人・就活を控えた大学生におすすめの国際資格!USCMA試験の難易度、費用、勉強方法、キャリアを徹底解説。...

 

(3)EA(米国税理士)とは?

 

EA(米国税理士)は、「国際税務」の資格です。

 

EAを取得すると、BIG4税理士法人では、特に移転価格税制などの分野で、高く評価されます。

ただし、どちらかというと、EAは他の資格にプラスすることで、就職・転職でアピールできる資格と言えます。

 

既に日本の税理士の学習をしたことがある人が、英語力があることを証明するためにもおすすめ。

大学卒業が受験要件になっていないため、EAは大学生が就職活動でアピールする1つの材料として、受験することが増えてきています。

 

各国際会計資格の評価ポイント

  1. USCPA(米国公認会計士):監査法人や外資系企業で働きたい場合
  2. USCMA(米国公認管理会計士):コンサルティング会社で働きたい場合
  3. EA(米国税理士):税理士法人で働きたい場合や、国際税務の知識があることをアピールしたい場合

 

 

2.国際会計資格の試験の比較・内容

国際会計資格の試験について

 

つぎに、3つの国際会計資格の試験について見ていきます。

 

(1)USCPA・USCMA・EAの試験の比較

USCPA(米国公認会計士)、USCMA(米国公認管理会計士)、EA(米国税理士)の試験を比較すると、以下のようになります。

 

項目 USCPA

(米国公認会計士)

USCMA

(米国公認管理会計士)

EA

(米国税理士)

難易度(日本の公認会計士試験を5段階の5とした場合)
合格率(日本の公認会計士試験は約10%) 約50% 約45% 約70%
必要な学習時間(日本の公認会計士試験は3,000時間から5,000時間) 1,000時間から1,500時間 300時間から500時間 200時間から300時間
勉強と仕事との両立は可能か 両立は可能だが大変 両立は十分可能 両立は十分可能
独学が可能か 場合によって独学可能だが、かなり難しい 独学可能だが、難しい 独学可能だが、難しい
受験資格の要件 大学卒業と、単位要件 大学卒業 なし(18歳以上)
大学在学中の受験が可能か 州によっては可能 可能 可能
受験日 通年 1月2月、5月6月、9月10月 1月2月、6月7月、9月10月
受験場所 東京と大阪のプロメトリックで受験(国内の場合) 東京と大阪のプロメトリック(国内の場合)、自宅受験 東京と大阪のプロメトリックで受験(国内の場合)
受験方法 コンピュータ試験 コンピュータ試験 コンピュータ試験
受験料 750ドルくらい(日本受験の場合) 460ドル 185ドル
受験科目 4科目 2科目 3科目
出題形式 選択問題、事例形式問題、記述式問題 選択問題、記述式問題 選択問題のみ
出題の特徴(日本の公認会計士試験は「深く広く」とする) 浅く広く やや深く、やや狭く やや深く、やや狭く
評価方法(日本の公認会計士試験は「相対評価」 絶対評価 絶対評価 絶対評価

 

各国際会計資格の比較のポイントを見ていきます。

国際会計資格の比較

  1. USCPAは、出題範囲が広く、科目も多いため、学習に時間がかかる。
  2. EAは、科目数が少なく、選択問題のみなので、学習にそれほど時間がかからない。
  3. 3つの資格とも、合格率は高めで、基礎的な問題さえできれば、全員合格となる。
  4. 3つの資格とも、仕事をしながら学習をするのは、大変ではあっても可能。
  5. 3つの資格とも、米国の資格で情報が少ないため、基本的には予備校に通って学習することが想定される。
  6. USCPAは、受験資格(単位要件)が満たせていない場合が大半であり、予備校に入学することが必須となる。
  7. 3つの資格とも、日本での受験が可能で、受験日の選択が多いため、受験しやすい。

3つの国際会計資格の中で、USCPA試験が合格にたどり着くのが一番大変で、EA試験が一番簡単だと言えます。

 

3つの資格とも

  1. 受験しやすい環境が整っている
  2. 基礎的な問題さえできれば合格となる
  3. 社会人でも挑戦しやすい

 

(2)USCPA・USCMA・EAの試験の内容

USCPA(米国公認会計士)、USCMA(米国公認管理会計士)、EA(米国税理士)の試験の内容は、以下のようになります。

 

①USCPA試験の内容

USCPA(米国公認会計士)試験は4科目で、必須科目は3科目です。

 

FAR(Financial Accounting and Reporting):財務会計

Content Area 出題内容 出題割合
Conceptual Framework, Standard-Setting and Financial Reporting 概念的枠組み、基準設定と財務報告 25‐35%
Select Financial Statement Accounts 財務諸表の勘定科目の選択 30-40%
Select Transactions 取引の選択 20-30%
State and Local Governments 州政府および地方自治体 5-15%

 

 

AUD(Auditing and Attestation):監査と証明業務

Content Area 出題内容 出題割合
Ethics, Professional Responsibilities and General Principles 倫理、職責および一般原則 15-25%
Assessing Risk and Developing a Planned Response リスク評価と計画的な対応の測定 25-35%
Performing Further Procedures and Obtaining Evidence 更なる手続きの実施と証拠の入手 30-40%
Forming Conclusions and Reporting 結論の形成と報告 10-20%

 

REG(Taxation and Regulation):税法と商法

Content Area 出題内容 出題割合
Ethics, Professional Responsibilities and Federal Tax Procedures 倫理、職務上の責任および連邦税務手続き 10-20%
Business Law ビジネス法 15-25%
Federal Taxation of Property Transactions 財産取引への連邦税の課税 5-15%
Federal Taxation of Individuals 個人への連邦税の課税 22-32%
Federal Taxation of Entities 企業への連邦税の課税 23-33%

 

USCPAの試験範囲は、全4科目あるため、かなりボリュームがあります。

 

USCPAの試験内容については、こちらの記事を参考にしてください。

USCPA試験の試験制度【試験の全体像を最初につかんでおきましょう】

 

②USCMA試験の内容

USCMA(米国公認管理会計士)試験は、2科目(2パート)です。

 

Part 1: Financial Planning, Performance, and Analytics(財務計画、業績と分析)

Competency 出題内容 出題割合
External Financial Reporting Decisions 外部財務報告の決定 15%
Planning, Budgeting, and Forecasting 計画、予算、予測 20%
Performance Management 業績管理 20%
Cost Management 原価管理 15%
Internal Controls 内部統制 15%
Technology and Analytics テクノロジーと分析 15%

 

Part 2: Strategic Financial Management(戦略的財務管理)

Competency 出題内容 出題割合
Financial Statement Analysis 財務諸表の分析 20%
Corporate Finance 企業財務 20%
Decision Analysis 意思決定の分析 25%
Risk Management リスク管理 10%
Investment Decisions 投資の意思決定 10%
Professional Ethics 職業倫理 15%

 

USCMAの試験範囲は、USCPA試験のFARやビジネス分野と内容が重複していることが分かります。

USCMAの試験については、こちらの記事を参考にしてください。

USCMA(米国公認管理会計士)とは?どんな国際資格?費用は?キャリアは?勉強法は?

 

③EA試験の内容

EA(米国税理士)試験は、3科目(3パートです)。

 

Part 1: Individuals(個人所得税法)

Topic 出題内容 出題数
Preliminary Work with Taxpayer Data 納税者データの予備作業 14問
Income and Assets 収入と資産 17問
Deductions and Credits 控除とクレジット 17問
Taxation 課税 15問
Advising the Individual Taxpayer 個人納税者へのアドバイス 11問
Specialized Returns for Individuals 個人に特化したリターン 12問

 

Part 2: Businesses (事業関連税法)

Topic 出題内容 出題数
Business Entities and Considerations 事業体と留意点 30問
Business Tax Preparation 法人税務申告書作成 37問
Specialized Returns and Taxpayers 特殊な申告書と納税者 18問

 

Part 3: Representation, Practices and Procedures(代理業務、実務および手続き)

Topic 出題内容 出題数
Practices and Procedures 実務と手続き 26問
Representation before the IRS 国税庁への代理業務 25問
Specific Areas of Representation 具体的な代理業務の分野 20問
Filing Process 申告手続き 14問

 

EAの試験範囲は、USCPA試験のREGと、内容が重複していることが分かります。

 

IRS (Internal Revenue Service:米国歳入庁)の公式サイトも参考にしてください。

 

 

3.どの国際会計資格を受ける?決めかた

自分に合った国際会計資格は?

 

国際会計資格を取得したい場合、USCPA(米国公認会計士)、USCMA(米国公認管理会計士)、EA(米国税理士)のどの資格を取得すべきなのか考えてみます。

 

自分に合った国際会計資格の選びかた

  1. 希望する就職先・転職先
  2. 現在のステイタス

 

(1)希望する就職先・転職先で決める

基本的には、USCPAが一番認知度が高く、世界でも日本でも一番評価されるので、USCPAを取得するのがいいと思います。

ですが、監査をしたいと思っていない場合は、USCMAやEAでもいいでしょう。

特に、コンサルティング業務に従事したい場合はUSCMA、税務に従事したい場合はEAがいいでしょう。

 

(2)現在のステイタスで決める

もし、現在大学生で、就職でアピールしたいと考えている場合は、手っ取り早くEAを取るというのはおすすめです。

海外進出している企業に就職したい場合は、国際税務の知識があると、評価されるでしょう。

もちろん、学習に時間がかけられる場合は、USCPAに挑戦するのが一番いいです。

 

もし、現在社会人で、監査や税務に従事したいと考えていない場合は、USCMAがおすすめです。

USCMAは、ビジネスに直結した知識が身につけられ、現在勤務中の企業内でも幅広く知識が活かせます。

 

  1. 学習に時間がかけられるなら、USCPA。
  2. ビジネスに直結した知識を身につけ、コンサルティングなどに従事したいなら、USCMA。
  3. 税務に従事したかったり、就職でアピール材料にしたかったりするなら、EA。
  4. USCPAを取得して、プラスしてUSCMAやEAを取得するのもおすすめ。

 

 

以上、「USCPA・USCMA(米国公認管理会計士)・EA(米国税理士)国際資格を比較!」でした。

困った君
困った君
USCPA・USCMA(米国公認管理会計士)・EA(米国税理士)の3つの違いがよくわかったよ。

どれを取るといいのか、判断基準ができたよ。

どこ
どこ
基本的には、USCPAに挑戦するのがいいと思うよ。

とはいえ、USCPAは取得に時間がかかるので、監査職を希望していないなら、USCMAやEAも十分選択の余地があるね。

ただし、EAの場合は単独では評価が得にくいので、他の資格も合格しておくといいだろうね。

既にUSCPAを取得した人も、USCMAやEAをプラスで取得すると、名刺に肩書を並べて載せてアピールできるから、追加取得を考えてみてもいいと思うよ。

自分に合った国際資格にぜひ挑戦してみてね。

USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。

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USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。

USCPAの始めかた 5ステップ
USCPA(米国公認会計士)になるには?USCPAの始めかた【5ステップ】USCPA(米国公認会計士)になりたい方は必見!「USCPAの始めかた」を5つのステップでUSCPAどこが解説!USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら何をしたらいいのかシンプルにわかる!...

 

どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。

USCPA資格の活かしかたUSCPA短期合格のコツを記載しています。