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外資系への転職面接で知らないと損な裏事情 【担当部門の面接官の立場で説明】

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知りたい君
知りたい君
外資系企業へ転職することを考えているよ。

面接の日程がきまったんだけど、面接で成功するコツがあったら知りたいよ。

どこ
どこ
どこは、外資系企業にて、転職者として面接を受けたことがあるし、面接官として面接をしたこともあるよ。

今回は、外資系企業での面接官としての裏事情をお話していくね。


1.なぜ人材募集をするのか、わかってますか?

そもそもですが、外資系企業はなぜ人材募集をするのでしょうか。

 

大きく分けると、以下の2つになるでしょう。

外資系企業が人材募集をする理由

  1. 欠員が出たため、即戦力となる人材を求める。
  2. ビジネスの拡大のため、即戦力となる人材を求める。

 

外資系企業の場合は、日系企業のように新卒採用はせず、中途採用だけと考えた方がいいでしょう。

新卒採用と中途採用の違いは、将来性を期待して人材を雇うか、即戦力となる人材を雇うかどうかです。

 

外資系企業の場合は、中途採用で、即戦力になる人材を雇います。

誰かが辞めてその穴埋めをするか、ビジネスが拡大して追加必要なのかの違いがあっても、即戦力でなくては採用されないのは同じです。

 

外資系企業で採用されるには、即戦力であることをアピールするのが何よりも大事です。

人材募集をするということは、程度の違いがあっても切羽詰まっているので、スピード感をもって面接に臨む必要があります。

 

たとえば、面接の最後に「入社したら勉強したらいいことは何ですか?」「入社にあたって何かやっておいた方がいいことは何ですか?」のような質問をすると、スピード感の無さが露呈します。

面接でのやり取りの中で、何が求められているのか汲み取れなかったり、最後までそのような疑問を残したままであると、入社しても大丈夫なのか面接官に不安をもたれます。

担当することになる業務の説明を聴きながら、自分の中で深掘りし、自分が足りない知識があれば都度確認して、面接官と理解をすり合わせていくスピード感が必要です。

 



 

2.担当部門の面接官に気に入ってもらえば、採用!

外資系企業の面接では、「担当部門の面接官に気に入ってもらえば採用される」と考えていいでしょう。

この根拠をご説明していきます。

 

外資系企業の面接は、大きくは2つに分かれます。

外資系企業の面接

  1. 担当部門との面接
  2. 人事部との面接

 

担当部門とは、候補者を採用したら、候補者が所属することになる部門です。

例えば、経理職の人材募集なら、経理部が担当部門です。

 

前述したように、外資系企業は、即戦力となる人材を採用しようとします。

即戦力になるかが、採用するかどうかの最重要項目です。

 

即戦力になるのか判断できるのは、担当部門です。

担当部門であれば、候補者が専門知識・スキルをもっているのか評価できます。

 

よって、最終決定権をもっているのは、採用後に受け入れることになる担当部門です。

人事部ではありません。

 

人事部も面接をした結果、採否に関して意見を言ってきますが、担当部門と意見が分かれた場合、責任が取れないので、最終的には担当部門に任せます。

人事部が「採用したい」と言っても、担当部門が「採用したくない」と言えば採用見送りになります。

人事部が「採用したくない」と言っても、担当部門が「採用したい」と言えば採用になります。

 

つまり、担当部門の面接官に気に入ってもらえるかが、採否を分けるのです。

採用されるかは、担当部門の面接官が、あなたのことを「使える」と判断し、あなたを「採用したい」と思うかなのです。

そして、これが重要なのですが、「採用したい」と思うかどうかは、単なる感情で決まることが多いのです。

 

なんとなく気に入ったら採用、なんとなく気に入らなかったら不採用となります。

「一緒に働きたい」と思う感情が一番で、人事部などへ説明する採用根拠は後付けなのです。

 

 

3.担当部門の面接官が質問してくること

担当部門の面接官がキーパーソンであることが分かっていただけたと思うのですが、どのようなことを質問してくるのでしょうか。

 

担当部門の面接官は、感情で採用するか決めると言っていいのですが、「採用したい」となった場合に、人事部などへ説明する採用根拠が必要です。

よって、以下のような採用根拠になりそうなことを質問をしてきます。

担当部門の面接官が質問すること

  1. 転職の理由
  2. 業務の実績
  3. 担当部門との相性

 

転職の理由を聞くことで、前向きな理由での転職で、採用したら自社でも活躍してもらえる根拠を集めます。

そして、これまで担当してきた業務の実績を聞くことで、即戦力になれる根拠を集めます。

さらに、採用した場合に、担当部門のメンバーとうまくやっていける根拠を集めます。

 

この3点が集まれば、人事部に採用根拠として提示し、めでたく採用となるでしょう。

担当部門の面接官に「採用したい」という感情がある場合は、採用したくて質問してくるので、実はどのように回答をしても、比較的プラスに解釈してもらえることが多いです。

 

人事部の面接官は、面接のプロです。

一方、担当部門の面接官は、面接のド素人です。

 

面接対策本を読んで対応できるのは、人事部の面接だけです(そのような面接対策本を書いているのは、そもそも人事部出身の人の場合が多いです)。

担当部門の面接官は、面接のド素人なので、面接対策本のようなスタンダードな質問をするとは限りません。

 

また、担当部門の面接官は、忙しい業務の合間に面接に出ていることも多いです。

あなたの職務経歴書をよく読めないまま面接に出ていることも多いので、思っていなかった方向から、よく分からない質問をしてきても不思議はありません。

意味不明な質問が来ても、試されているのかと深読みする必要はなく、質問の意図を確認しつつ、落ち着いて回答すればいいでしょう。

 

担当部門の面接官は、ド素人なので、「採用したい」という感情があれば、採用できる根拠を集めにかかります。

ただし、ド素人なので、人事部の面接官のように、事前対策でどうにかなるような質問をしてくるとは限りません。

よって、担当部門の面接官には、「一緒に働きたい」と思ってもらえるようにしつつ、「だから採用したい」と人事部に説明できるようなネタを提供できれば採用に至るのです。

 

 

 

以上、「外資系への転職面接で知らないと損な裏事情 【担当部門の面接官の立場で説明】」でした。

知りたい君
知りたい君
外資系企業の転職面接は、そんな裏事情があるんだね。

担当部門の面接官に気に入ってもらえるかが重要なんだね。

どこ
どこ
外資系企業での面接では、即戦力となる人材を求めているわけだね。

即戦力となる人材なのかを見極められるのは、担当部門の面接官だから、採用の最終決定権を持っているんだね。

とはいえ、担当部門の面接官は、人事部の面接官と違って面接の素人だから、一緒に働きたいという感情だけで採用を決めてしまったりするよ。

つまり、担当部門の面接官が実際は感情で決めてるとしても、人事部に採用根拠を示せるようしてあげればいいわけだね。

そのためには、Job Descriptionを読んで、どのようにアピールするのかしっかり戦略を練っておこうね。