でも、仕事が忙しくて勉強時間がなくて困ったな。
アビタスというUSCPAの予備校を利用して、約1年でUSCPAに合格したよ。
学校、会社、家事、育児などがある中でUSCPA試験のための勉強時間を捻出するのは、とても大変だよね。
そんなときは、やらないことをキッチリ決めると、限られた時間の中で勉強する時間が確保できるようになるよ。
「やらないことリスト」を作るのがおすすめだから、紹介していくね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
USCPAの勉強時間を確保する方法 【やらないことリスト作成が効果的】
「時間がない」とよく言っている人の行動を見て気がつくのは「自分がやらなくてもよいことまでやってしまっている」ということです。
仕事では、自分がやらないとダメ、自分しかできる人がいないと、何でも引き受けてしまっています。
時間管理のために「やることリスト」を作って「やるべきこと」を把握しようとする人がいます。
ですが「やるべきこと」をただ単に足していくと、キャパオーバーになってしまいます。
時間を捻出するには「やることリスト」ではなく「やらないことリスト」を作るのがおすすめです。
自分がやる必要がないこと、自分にとって優先度が低いことは「やらない」と決意し、生活の中から消していく。
やらなくてよいことを断捨離すれば、USCPAの勉強に使える時間が増えますよ。
当記事では『エッセンシャル思考』という本をヒントに「やらないことリスト」を作成することで「何を」やらないか考えていただきます。
以下の記事では『エフォートレス思考』という本をヒントに、USCPA合格に一番ラクにたどり着くには「どのように」やればよいのか考えていただけます。
1.「やらないことリスト」作成の目的
まず「やらないことリスト」を作る目的について考えてみましょう。
「やらないことリスト」作成の目的
- 人生を自分でコントロールするため
- 目的を達成するため
(1)人生を自分でコントロールするため
「やらないこと」について考えてみたことがないと、そもそも何が自分にとって大切なのか、何に集中するべきなのかが分からないでしょう。
これは自分の人生が自分ではコントロールできていない状態です。
何でもがんばろうとしないことが大切です。
「やらないことリスト」を作成し、人生においてやらないことを前向きに宣言しましょう。
「やらないことリスト」は「やりたくないことリスト」と違って、ネガティブで感情的な側面はありません。
「やらないことリスト」は、自分の生活を改善するためのポジティブな決意と捉えると良いでしょう。
(2)目的を達成するため
USCPAの受験生は、フルタイムで働いている忙しい社会人が大半ですので、働きながら勉強することになります。
仕事の前や後、さらに、隙間時間を使って毎日コツコツと勉強しても、1年間くらいはかかってしまいます。
最初からハイスペックだったり、ものすごく体力のある超人ではない限り、凡人(どこもそうですが)は、長期にわたって勉強時間を確保することに苦労します。
やらなくて良いことをやっている余裕はないでしょう。
ですが、何をやらないか明確にルールを決めておかないと、自分がやらなくても良いことまでやってしまいます。
「やらないこと」を決めれば、USCPAの勉強と、勉強以外で自分にとって大切な「やりたいこと」に時間の振り分けができます。
少ない時間をよりよく使うという意識を持って行動することが、凡人がハイスペックな人や超人に負けず、USCPA試験に合格できる唯一の方法でしょう。
2.USCPA受験生のための「やらないことリスト」例
時間も体力も限られているので、勉強するための時間と体力を残すためには、やらないことを積極的にみつけて、生活から排除していかなくてはなりません。
やらなくてよいことを見つけるためには、『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン著)という本を一読することをおすすめします。
仕事とプライベートでの「やらないことリスト」の例(どこが作成・実行している「やらないことリスト」の一部)を紹介していきます。
また、USCPA受験生だったときにやっていたUSCPAの勉強での「やらないことリスト」も併せてご紹介。
例を参考にして、ご自分で「やらないことリスト」を作ってみてください。
やらないことリストの例
- 仕事での「やらないことリスト」
- プライベートでの「やらないことリスト」
- USCPAの勉強での「やらないことリスト」
(1)仕事での「やらないことリスト」
仕事での「やらないことリスト」の例を見ていきます。
そもそも「USCPAの勉強をするための時間を増やす」という目的とは関係なく、社会人が仕事において「やらないこと」を増やすのは大切だと思います。
前述の『エッセンシャル思考』では「3つの思い込み」を捨てて「3つの真実」に置き換えるようにと言っています。
『エッセンシャル思考』での「3つの思い込み」と「3つの真実」
- 「やらなくては」ではなく「やると決める」
- 「どれも大事」ではなく「大事なものはめったにない」
- 「全部できる」ではなく「なんでもできるが、全部はやらない」
どこの解釈で捨てるべきなのは、以下の「3つの思い込み」なのではないかと思います。
捨てるべき「3つの思い込み」
- 全て自分がやらなくてはいけない
- 任された仕事は断ってはならない
- 仕事量が多いのは自分が仕事ができるから
真面目な人は「やるべきこと」を増やしてしまう傾向にあるでしょう。
- 他の人がやった方が良かったり、他の人に任せた方が早く終わるのに、自分が全てやろうとしてしまう。
- 無駄な仕事(たとえば、上司が思いつきで振ってきたような仕事)も、任されるときちんとこなそうとしてしまう。
他の人に任せられることは任せてしまいましょう。
何か仕事を任されたときは「やります」と反射的に答えず、本当にやる必要があるのか考え、やる目的を相手にたしかめるべきでしょう。
また、どこの解釈では、楽しく仕事をやるために、以下の3つの心がけが必要ではないかと思います。
楽しく仕事をやるための「3つの心がけ」
- 本当に大切なことだけやる(仕事の8割は大切ではない☜パレートの法則)
- より少ない時間で、より良いパフォーマンスを残す
- 納得してからやる(結果として、やりがいが感じられる)
「やらないこと」を決めて、本当に大切だと思うことだけやれば、会社にとっても自分にとってもプラスになります。
仕事を選んでいると、最初は理解されず色々と言われるかもしれません。
ですが、きちんと結果を出していけば、しだいに評価してもらえるようになります(いつまでたっても、理解してくれない人もいますが)。
①会議は可能な限り断る
できる限り、会議は断って出席しません。
こんな会議は出なくてもいいかも?
- 集まる価値があるのか分からない会議(メールの情報共有ですむかも?)
- 議題のない会議(何が決まったら終わりになるのか分からないと、長引く)
- 会議で決まったことが明確にならない会議(会議をする意味がない)
たとえば、定例会議などは、単に昔からやってきただけのことが多いので、やる意味があるのかを確かめます。
また、自分が出席する意味があると思えない会議は、出席しないといけないのか聞いてみて、自分の発言が求められるものだけ出席するようにします。
あとから結論とやるべきことをメールで共有してもらうだけですむことも多いのが、会議というものでしょう。
特に、話し好き、アドバイス好きの管理職がいる場合。
会議の回数も時間も膨張しがちなので(会議はエンタメなのでしょう)、少しあからまに会議を拒否しても良いかもしれません(ただし、機嫌を損ねないように注意)。
②すべてを自分がやろうとしない
自分がやる必要がないことは、他の人に任せてしまいます。
とはいえ、単なる丸投げにならないように気を付けます。
お願いする人・タイミング・期限などには注意します。
③無駄な仕事は断る
自分が無駄だと思う仕事は断ります。
今やるべきことを明確にしておき、無駄だと考える仕事を依頼されたときは、今やるべきことより重要なのかを依頼してきた人に確かめましょう。
重要でやるべきだと納得したときのみ、やることにします。
違う方法でやった方が良い場合は代替案を提案すれば良いです。
やる必要自体が無いと思った場合はきちんとその理由を話せばいいですね。
『エッセンシャル思考』に上手な断り方の例が記載されています。
なぜなら「エッセンシャル思考」での生活は「ノーを言い続ける生活」だからです。
断り方の例
- とりあえず黙る(3つ数えてから、自分の意見を言う)
- 代替案を出す(相手に歩み寄りながら、断る)
- 予定を確認して折り返す(その場でつい引き受けなくなる)
- 自動返信メールを利用する(「現在○○に忙殺されております」)
- どの仕事を後回しにするか聞く(相手にトレードオフを意識させる)
- 冗談めかして断る(ただし親しい間柄のときのみ)
- 肯定を使って否定する(引き受けるふりをして断る)
- 別の人を紹介する(実際は誰がやってもいい場合がほとんど)
どこの場合は、大事ではないことをお願いされたら、たいてい、②、③、⑤のパターンを使います。
(2)プライベートでの「やらないことリスト」
プライベートでの「やらないことリスト」の例を見ていきます。
そもそも「USCPAの勉強をするための時間を増やす」という目的とは関係なく、プライベートにおいて自分の価値観に基づいて「やらないこと」を決めるのは大切でしょう。
仕事では「やらない」と決めると、上司や同僚などに理解されずに「やらないこと」を押し通すのは難しい場合があります。
一方、プライベートでは「やらないこと」で支障が出ない限り、どんどん「やらないこと」を増やしていけるでしょう。
①家事は必要以上にやらない
どこの場合、家事がプライベートでやらないことの第1位です。
家事は特に何かを生み出すものではないし、自分が必ずやらないといけないというものではないですよね。
家事の時間を減らすために、時短家電、食材宅配、家事代行サービスを取り入れました。
特に掃除の時間を減らすのは、時間を作り出すためにマストだと思っています。
家事の最小化については、こちらの記事を参考にしてください☟
②服は必要最低限しか持たない
「流行りの服をシーズンごとに買わない」と決め、必要最低限の服しか持たないことにすると、服を買う時間も着る服を選ぶ時間もかかりません。
余計な選択に頭を使う必要もなくなります。
仕事着については、少しデザインが違うだけの服を色違い(グレー、ベージュ、黒、白など)で6着(1着は予備)持つだけにします。
そして、週末にドライクリーニングに出しています(自分で洗うより長持ちするし、洗ったり、アイロンをかける時間も省けるためです)。
③テレビは観ない(そもそも、テレビを持たない)
テレビは、自分で情報を選んで観ることができません。
テレビ局の都合で放映されるものを受け身で観るだけなので、時間の無駄!
また「宣伝のあるものは信じない」と決めています。
テレビはスポンサーの協賛で成り立っているので、流れている情報が正しいとは限らない最たるものだと思っています(同じく、新聞、雑誌なども疑うべきメディアです)。
ただ、テレビ局の公式アプリを利用して、好きなドラマだけは観ています。
これは時間の浪費ではなく、趣味の1つなのでいいのです。
(3)USCPAの勉強での「やらないことリスト」
いくら勉強に回せる時間が増えたとしても、勉強自体が「やらなくてよいこと」でまみれていたら意味がないでしょう。
ですので、勉強に関しても「やらないことリスト」を作成するのがおすすめ。
USCPAの勉強での「やらないことリスト」の例を紹介します。
どこが受験生のときに「やらない」と決めていたことです。
➀高得点を狙わない
USCPAの試験は4科目それぞれ75点以上で合格となります。
最高が99点ですが、75点以上ならば何点でも同じ合格です。
転職面接でも、全科目合格をしているかが大事で、何点で合格したかなど聞かれることはありません(Big4監査法人の面接でも、もちろん聞かれませんでした)。
高得点を取ると、ツイッターなどで自慢できることくらいがメリットでしょうか。
USCPAの試験は、勉強の方向さえ間違っていなければ、時間をかけると点数は伸びていきます。
ただし、時間をかければかけただけ点数が伸びていくのは、ある一定のレベルまでです。
「パレートの法則」によれば「2割の要素が全体の8割を生み出している」ということになります。
つまり、80点を取るのに2割の時間がかかり、残りの20点を取るのに8割の時間がかかるということ。
結局、80点(ギリギリ合格の75点ちょっと)を目指して勉強するのが効率的ということになります。
それ以上の高得点を狙うと、大量に無駄な時間をかけることになります。
USCPAの勉強はあくまでも資格のための勉強なので、ギリギリでさっさと合格してしまい、合格後に仕事をしながら、仕事に必要な勉強をした方が、よほど実践的な知識が身につきます。
どうしても勉強したいのなら、USCPA合格後に会計プロフェッショナルとして働ける事業会社や監査法人などに転職し、好きなだけ仕事に必要な勉強をすればいいでしょう。
②他人の勉強法を鵜呑みにしない
USCPAの合格者は、合格までに自分がやった勉強法をネットなどに書いていますが、経験や知識などの前提条件が違うため、そのまま真似してはいけません。
アイデアとして参考にするのはいいのですが、合格した人がやったことを同じようにやってみても、自分も合格できるとは限りません。
自分が勉強すべきこと、補足すべき弱点は、他の人とは違います。
自分が勉強すべきことを把握して勉強法を決めないと、必要がないことをやって無駄になったり、必要なことをしないため不合格になってしまいます。
自分に必要な勉強法だけ参考にしていただけるように書きました☟
➂USCPA予備校のせいにしない
合格できない人の明確な特徴として、USCPA予備校のせいにすることが挙げられます。
そもそも、USCPAの予備校を選んだのは自分でしょう。
自分が納得して選んだのに、なかなか合格できないと予備校のカリキュラムや教材のせいにするのは、間違っていると思いませんか。
「原因他人論」で考えると、うまく物ごとが進みません。
「USCPAの予備校のせい」にせず、「原因自分論」で考え、予備校がおすすめしている通りに、予備校の教材を完全にやりこなしたのか考えてみた方が良いでしょう。
「やらないよりはやった方がよい」「少ないよりは多い方がよい」と市販の問題集をとりあえず買って、教材コレクターになっていくと「連続不合格の沼」にハマる可能性が高まると思います。
予備校は合格に必要なカリキュラムを整えています。
やるべきことの代わりに、余計なものに時間を使うことになると合格できない可能性が高まりますよね。
『エッセンシャル思考』に、目的を達成するためのテクニックが記載されています。
USCPA試験合格のために参考になると思いますので、ご紹介します。
目的を達成するまでのモチベーション維持で効果的なのは「前に進んでいる」という感覚だそうです。
小さくても「前に進んでいる」という手ごたえがあれば、未来の成功が感じられ、そのまま進み続けようとする力になります。
前進するためのテクニック
- 最小限の進歩を重ねる(完璧にするより、まず終わらせる)
- 早く小さく始める(最小限の準備を今すぐやる)
- 進歩を目に見える形にする(小さな達成を評価し満足感を得る)
どこは、毎日USCPAの勉強の進捗確認をしていました(計画表の中でやったものを塗りつぶすと楽しいです)。
勉強したくないほど疲れていても、進捗確認と学習プランの更新をしていると、「ちょっとでも前に進もう」と勉強する気になってきたものでした。
勉強をしない日を作らず「毎日合格に向かって進んでいる」という感覚を大切にしていました。
頭の中で、すごろくを振って、ゴールに向かって進んでいるイメージです。
ときに「○○コマ戻る」や「一回休み」などが出ても、それはゴールにたどり着くために必要なプロセスだと考えると、焦らず楽しく勉強が続けられました。
以上、「USCPAの勉強時間を確保する方法 【やらないことリスト作成が効果的】」でした。
あと、USCPA試験の勉強に関する「やらないことリスト」も作ってみようかな。
『エッセンシャル思考』で言われているように「全部手に入れよう、全部やろう」という考え方は捨てないといけないね。
「やらないよりはやった方がよい」という「非エッセンシャル思考」だと、取捨選択できない「デキナイ人」になってしまうよね。
「より少なく、しかし、よりよく」、2割の重要なことに全力を注ぎこむ。
8割はムダと思って、切り捨ててしまうくらいの思い切りのよさがあっていいと思うよ。
自分の時間と努力をもっとも効果的に配分することで、最大の効果が上げられようになるよ。
勇気をもって「やらないこと」を決めて、自分の人生は自分で決めていく。
USCPAの勉強時間を確保するために必要だし、人生をより良くするためにも大切だね。
「やらないことリスト」を作成する際には『エッセンシャル思考』(グレッグ・マキューン著)を参考にしてみてください。
「やらないことリスト」に関する本もたくさんありますので、参考にしてください。
USCPA短期合格がしたい場合は、以下の記事も参考にしてください。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。