フォトリーディング(Photo Reading)という読書法を知っていますか?
フォトリーディングとは、情報を得るための効果的な読書法のこと。
あらゆる文字情報を上手に処理できるようになります!
フォトリーディングだとこの本が有名で、興味がある方は一度は読んだことがあるかもしれません。
どこも、この本を本屋で見かけてフォトリーディングについて調べ始めました。
フォトリーディングと言ったらこの本!
フォトリーディングの公式講座を10年前に受講したのですが、それからは情報を得るのがグッと楽になりました。
ちなみに、山口佐貴子さんの講座を受講しました(教え方が上手でした!)。
山口佐貴子さんのフォトリーディングの本
どこは、フォトリーディングを資格の勉強に活かして、USCPA(米国公認会計士)という資格やTOEIC950点を取得しました。
また、フォトリーディングで情報を集め、当ブログ「USCPAどこのブログ」を書いたり、『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』(中央経済社)という本まで出版してしまいました!
どこの著書『USCPAになりたいと思ったら読む本』
TOEIC950点取得のために読んだフォトリーディングの本
ちなみに、フォトリーディングとマインドマップは相性がいいです。
なのでマインドマップについても勉強し、マインドマップの公式講座も受講しました。
マインドマップだとこの本!
USCPAの試験の勉強のために読んだマインドマップの本
フォトリーディングと聞くと「怪しい!」とか「意味ない!」とか思われるかもしれません。
ですが、イメージだけで判断するのはもったいない!
ぜひ、どんな読書法なのか知っていただきたいので、紹介していくことにします。
文章では限界がありますが、フォトリーディングについて、できる限り分かりやすく解説しますね。
はじめに:フォトリーディングとは
フォトリーディングとは、ページを心のカメラで写し取っていくことです。
「意識」ではないチャンネルを通じて、情報を取り入れていきます。
意識・潜在意識を使った学習。
フォトリーディングは、文字を読むことではありません。
意識で行われるものではなく、意識的な心に満足感を与えるものでもありません。
脳を最大限に活用し、時間内で効果的に読んでいきます。
1.ふつうの読書とフォトリーディングの違い
それでは、フォトリーディングは、ふつうの読書と比べて何が違うのでしょうか。
キーワードだけ先にお伝えすると、以下のようになります。
ふつうの読書 | フォトリーディング |
部分から全体へ | 全体から部分へ |
ゆっくり | とにかく早く |
受動的・完璧主義 | 能動的・中心コンセプトの把握 |
ふつうの読書は、読む時間を制限せず、詳細にわたってすべての情報を処理していきます。
書いてあることをそのまま理解しようとするので受動的。
かつ、1回ですべてを理解しようとするので完璧主義な読み方です。
視野が狭く、一直線に規則的に読んでいくわけです。
一度に処理できる情報量に限りがありますし、飽きたり、すべてを理解できずに不安になったりしながら読書を続けることに。
一方、フォトリーディングは、読む時間を制限し、中心コンセプトや意味をつかみます。
洞察力を働かせ、積極的に質問を投げかける、目的をもった読み方です。
複数回目を通すことで、そのたびに理解が深まるわけです。
集中力、注意力、理解力、記憶力が高まりますし、リラックスして楽しみながら読書を続けることになります。
フォトリーディングは、目的と質問をもって、限られた時間で、ほしい情報や答えを導き出す!
2.フォトリーディングのやり方
フォトリーディングのやり方ですが、5つのステップがあります。
その5つのステップは、準備、予習、フォトリーディング、復習、活性化です。
ステップ | 内容 | 補足 | |
1 | 準備(1分) |
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2 | 予習(1分) |
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3 | フォトリーディング |
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4 | 復習 |
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5 | 活性化 |
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3つの読み方については、次の章で詳しく説明していきます。
質問とは?
質問は、文書から得たい情報を引き出すために考える。
著者と対話しているかのように、著者に対して「○○を教えてくれる」と問いかける。
質問を作り、その質問に対する答えをみつけるように脳を刺激する。
- この文書のどんな情報が、私の目標達成に役立つのか?
- この文書で重要なポイントは?
- 私の目的とどのような関連があるのか?
- 試験で合格するのに知る必要があるのは、どの箇所か?
- レポートを書くには、どの箇所が重要か?
- 明日の会議で貢献するには?
- この問題を解決するには?
3.フォトリーディング3つの読み方のコツ
活性化では、3つの読み方のどれかで読みます。
3つの読み方
- スーパーリーディング&ディッピング
- スキタリング
- 高速リーディング
(1)スーパーリーディング&ディッピング
スーパーリーディングとディッピングをするのは、必要で重要なポイントを素早く見つけ出すためです。
理解力の向上につながります。
興味を引かれた部分をスーパーリーディングします。
質問の答えを求め、本の中央を右から左へ(縦書きの場合)素早く目を滑らせていきます。
質問答えがあると思われる箇所をディッピングします。
滑ら科に目を動かして、意味を考えながら文章を読みます。
慣れるまでは2行から6行くらいを目安に読んでいきます。
スピードを上げるのがコツです。
(2)スキタリング
スキタリングをするのは、より詳細なレベルで理解するためです。
教科書・専門書などに適しています。
小見出しと段落の最初を読んで、その段落を「読む」「読まない」の判断をします。
「読む」場合は、段落のあちこちで素早く目を動かしながら、ヒントになる単語を見つけます。
そして、段落の最後を読んで、全体を理解します。
「読まない」場合は、次の小見出しに行きます。
(3)高速リーディング
高速リーディングをするのは、本をより深く理解し、満足感を得るためです。
楽しみのための読書や、特別な必要性を満たす資格取得などに適しています。
読む場所を決め、自由なスピードで通読します。
重要性や既に知っているかどうかで、スピードは変わってきます。
思考、感情、考えを読み取っていきます。
理解できない情報に当たっても、立ち止まらないで読み進めます。
理解できない情報に時間を使うよりは、理解できる目的に関連する情報について考えることに時間を使いましょう。
資格の取得でフォトリーディングをする場合
- 基本書・過去問・参考書を読む。
- 読み方は、高速リーディングが基本。
- 資格の合格法を調べて活用する。
- マインドマップを書いた方が記憶に残るが、時間はかかるので、自分で判断する。
- 試験会場でもフォトリーディングする。
- 試験が始まる前に、目的を心の中で言う(「私はこの試験にすんなり合格します」「全ての問題がスラスラ解けます」。
さいごに:フォトリーディングのまとめ
フォトリーディングをマスターすると、文書内容を短時間で処理できるようになります。
フォトリーディングした文章は、自分では内容を記憶していないように思えても、馴染みを感じるようになってきます。
なんだか見たことがあるように思ったり、心地よく感じるように。
フォトリーディングで情報をイメージ化して脳にインプットします。
そして、活性化を通じて、検索エンジンと同じように、知りたいことや必要なことを抽出します。
意識上に出力できるようになり、知識として利用できるようになるわけです。
フォトリーディングを覚えると、情報処理能力が早くなるのが実感できると思います。
たとえば、私の場合はUSCPAという資格を取得しましたが、試験の勉強だけではなく、本番の試験でも役に立ちました。
フォトリーディングで問題文や資料を読むので、例えば監査論(AUD)という試験では、4時間の試験時間で1時間以上の時間を余らせて終えることができました(しかも、そこそこ高得点で合格しています)。
フォトリーディングをマスターすれば、資格取得だけではなく、新聞、雑誌、論文、書籍、資料などなど、情報を得るのが速くなり、生活、仕事、学問に役立ちます。
ぜひ、フォトリーディングを試してみてください!
以上、「フォトリーディングのコツ【資格の勉強や読書で役立てる!】」でした。
でも試してみようかな。
自分の意志で参加したのに、教わりながらも効果を疑っていて。
そのような人は、最後までフォトリーディングができるようにならなかったよ。
疑ってかからず、素直にフォトリーディングを試して、楽しむといいと思うよ。
フォトリーディングができるかどうかで、学習効果が大きく変わるから試してみてね。