でも、青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科など、大学院に入学するという選択はどうかな?
たしかに、青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科には、USCPA取得に役立つと思われるコースがあるよね。
USCPAになるために青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科に入学するのはおすすめか、解説していくね。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
社会人大学院の比較がしたい場合は、こちらの本も参考になります。
USCPAになるために青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科はおすすめ?
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科について質問が増えてきました。
一番の理由は、ロンドン大学の会計学修士プログラムが話題になったからで、比較対象になっている気がします。
とはいえ、ロンドン大学は海外の大学院であり、USCPA合格後におすすめとなります。
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科は国内の大学院であり、USCPA合格前の選択肢の1つとなります。
タイミングが異なるので注意してくださいね。
「USCPAになるために青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科はおすすめなのか?」についての結論を最初に言ってしまうと、特におすすめではないということになります。
もし、修士号という「学位」がほしいのであれば、USCPA合格後にロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦するという選択肢の方がおすすめです。
USCPAであれば、入学試験や英語要件(IELTS 6.5 や TOEFL iBT92)が免除なので。
青山学院大学よりロンドン大学の方が世界的に有名ですし、修士号を取るまでの費用も期間もかからないです。
ロンドン大学の会計学修士号プログラムの詳細は、こちらを参考にしてください。
もし、USCPA試験の学習がしたいのであれば、アビタスのUSCPA講座を受講するといいでしょう。
アビタスは、青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科と提携しているUSCPA予備校です。
自分でアビタスのUSCPA講座を受講してしまった方が安いですし、早くUSCPA試験に合格できます。
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科は特におすすめではないという結論を最初に出してしまいましたが、詳細を解説していきます。
1.青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科とは?
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科とは、会計専門職大学院です。
高度な会計専門職業人(会計プロフェッション)の育成を目的とした実践的なカリキュラムと充実した学習環境が特徴です。
国際的な会計基準にも対応した教育を提供しています。
(1)設立目的
まず設立目的ですが、高度な職業倫理性と専門的能力、国際人としての資質を備えた会計プロフェッショナルの育成を目指しています。
(2)教育の特徴
教育の特徴としては、以下の3つが挙げられます。
- キリスト教理念に基づく教育
- 「倫理教育の徹底」と「国際人の養成」を2本柱としたカリキュラム
- IFRS(国際財務報告基準)の教育に力を入れている
(3)コースとプログラム
コースは3つ、プログラムは2つあります。
コースは以下の3つです。
- キャリアデザイン・コース(2年制):学部卒業者の「幅広い学習」
- キャリアアップ・コース(1.5年制):3年以上の実務経験者の「資格取得」
- リカレント・コース(1年制):有資格者向けの「学び直し」
プログラムは以下の2つです。
- 「会計監査」プログラム
- 「税務マネジメント」プログラム
USCPAになりたい人は、キャリアデザイン・コース(2年制)か、キャリアアップ・コース(1.5年制)を取ることになるでしょう。
キャリアアップ・コースであれば、平日夜間(6限・7限)と土曜日(1限~5限)に受講できるので社会人であっても融通がきくでしょう。
(4)カリキュラム
財務会計・管理会計・監査・企業法・租税法・経営学など、会計専門職に必要な幅広い科目を提供しています。
(5)資格支援
「公認会計士・税理士・USCPA」試験対策講座を開設しています。
- 公認会計士試験対策コース:公認会計士試験択策として、短答式試験および論文式試験対策の答練を実施
- 税理士試験対策コース:税理士試験対策として、消費税法の受験を支援する講座を実施
- USCPA支援講座:USCPA受験指導で実績のあるアビタスと提携し、受験勉強のサポートだけではなく、受験資格審査の申請、受験手続まで支援
- 会計学入門コース:本研究科で学ぶ上での前提となる知識習得を目的として、入学前の期間に入魂講義を実施
USCPAになりたい人は、USCPA支援講座を受講することになるわけですね。
USCPA予備校は日本にいくつかありますが、一番USCPAの合格実績があるアビタスというUSCPA予備校と提携しているわけです。
どこもアビタス卒業生で、アビタスのおかげで短期合格できており、信頼できる学校です。
(6)学習環境
専用棟に自習用キャレルデスクや個人ロッカーを完備しています。
また、リモート受講にも対応しています。
基本的には対面でのコミュニケーションを大事にしているのですが、社会人だと仕事の関係で大学に登校できない可能性があるため、リモートも可としているわけです。
(7)実践的教育
エクスターンシップ制度により実務経験を積む機会があります。
(8)教授軍
研究者と実務経験者(公認会計士・税理士など)のバランスの取れた構成となっています。
(9)入学要件
日商簿記2級以上の簿記知識が求められます。
(10)学費
学費総額(入学金・諸会費を含む)は、コースによって次のようになります。
- キャリアデザイン(2年制):314万円
- キャリアアップ(1.5年制):266万円
- リカレント(1年制):188万円
注意:変更される可能性があるので最新の情報を入手するようにしてください。
USCPAになりたい場合は、2年制なら314万円、1.5年制なら266万円の学費がかかるわけです。
1年あたり150万円くらいはかかると考え、学費の用意が必要となります。
2.青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科がUSCPA取得を目指す学生に有益な理由は?
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科は、USCPA取得を目指す学生にとって有益なプログラムを提供しています。
USCPA取得を目指す学生に有益な理由としては、以下の7つが挙げられます。
USCPA取得を目指す学生にとって有益な理由
- USCPA対策講座の提供
- IFRS(国際財務報告基準)の教育
- 幅広い会計科目の提供
- 英語力の向上
- 実践的な学習
- 柔軟な学習形態
- エクスターンシップ制度
(1)USCPA対策講座の提供
公認会計士や税理士と並んで、USCPA対策講座を開設しています。
USCPA対策講座は、前述のアビタスというUSCPA予備校の講座になります。
(2)IFRS(国際財務報告基準)の教育
IFRS(国際財務報告基準)の教育にも力を入れています。
USCPA試験の内容とも関連性が高いですね。
注意:ただし、現在のUSCPA試験制度ではIFRSは出題されないので注意してください。
(3)幅広い会計科目の提供
財務会計・管理会計・監査・企業法・租税法など、USCPA試験科目と密接に関連する科目を幅広く学べます。
USCPA試験科目は必須科目3科目、選択科目1科目(3科目から1科目選択)となっています。
USCPA試験科目と青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科で学ぶ科目
必須科目
- FAR(財務会計)→財務会計
- AUD(監査論)→監査
- REG(ビジネス法と税法)→企業法・租税法
選択科目
- BAR(ビジネス分析)→管理会計
- ISC(情報システム)
- TCP(税務計画)
少なくとも、必須科目3科目はカバーできますし、選択科目の一部もカバーできると言えます。
ただし、USCPA試験向きではなく、アカデミックな内容となることに留意が必要でしょう。
特に租税法は、日本とアメリカでは大きく異なることに注意が必要ですね。
USCPA試験科目については、こちらを参考にしてください。
(4)英語力の向上
「国際人の養成」を教育の柱の1つとしているので、国際的な会計基準や実務について学ぶ機会があります。
間接的にUSCPA試験に必要な英語力の向上にも寄与します。
(5)実践的な学習
少人数教育による演習や事例研究を重要視しています。
USCPAの実務的な問題にも対応できる思考力や実践力を養うことができます。
(6)柔軟な学習形態
2年制・1年半制・1年制の3つのコースがあります。
個人の状況に合わせて学習計画が立てられます。
USCPAになるために入学する場合は、2年制か1年半制のコースを取ることになるでしょう。
(7)エクスターンシップ制度
監査法人や税理士法人で実務体験ができる夏季集中プログラムで、実務経験を積む機会があります。
USCPAのライセンス取得に必要な実務経験の一部として認められる可能性があります。
また、監査実務のイメージが明確になったり、USCPAになりたいという意欲と試験に対するモチベーションが高まったりするでしょう。
以上の7つが、USCPA取得を目指す学生に有益な理由となります。
直接的に著名な教授から指導が受けられたり、会計業界を目指す仲間ができるなどメリットはたくさんあります。
とはいえ、直接的にUSCPA試験の準備に役立つのは、USCPA対策講座のみと言えます。
そうであれば、最初からアビタスでUSCPA講座を受講してしまった方が手っ取り早いでしょうね。
まとめ:USCPAになりたいのならアビタスのUSCPA講座を受講した方が手っ取り早い!
結論からすると、青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科は、USCPAになりたい場合は特におすすめではありません。
USCPAになって、学術キャリアが積みたいというのであれば選択肢に入ってくるかもしれません。
ですが、通常の方であればアビタス(提携しているUSCPA予備校)のUSCPA講座を自分で受講した方がいいでしょう。
費用が安く済みますし、合格までの時間が短くなるでしょう。
USCPA試験の学習ならアビタスのUSCPA講座の方がおすすめ
修士号という学位がほしいのであれば、選択肢に入ってくるかもしれません。
ですが、通常の方であればロンドン大学の会計学修士プログラム(USCPAなら試験が免除)で修士号を取得した方がいいでしょう。
費用が安く済みますし、修士号取得までの期間が短いです。
修士号取得ならロンドン大学の会計学修士プログラムの方がおすすめ
USCPAという国際会計資格も会計学修士号もほしい!
そんな方におすすめなのは「アビタスのUSCPA講座でUSCPA試験に合格し、ロンドン大学の会計学修士プログラムで修士号を取得する」というプラン。
費用・期間・オンライン対応の比較
費用 | 期間 | オンライン対応 | |
青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科 | 266万円(1.5年制)~314万円(2年制) | 修士号取得まで2年または1.5年 | 基本は対面 |
アビタスのUSCPA講座 | 40万円~ | USCPA合格まで平均1.5年 | 完全オンライン対応 |
ロンドン大学の会計学修士プログラム | 約100万円 | 修士号取得まで最短6ヶ月 | 完全オンライン対応 |
「アビタス+ロンドン大学」だと確実に費用が安くすみます。
修士号取得までの期間は、ロンドン大学の会計学修士プログラムは最短6ヶ月と短くてすみます。
また、ロンドンに留学する必要はなく、完全オンライン対応。
青山大学の会計プロフェッション研究科もリモート対応ですが、基本は対面なので、通学する必要があります。
忙しい社会人にとっては、ロンドン大学の方が便利ですね。
「アビタス+ロンドン大学」だとメリットが多いのでおすすめという結論でした。
以上、「USCPAになるために青山学院大学大学院の会計プロフェッション研究科はおすすめ?」でした。
USCPA予備校のアビタスでUSCPA試験の学習をする。
そして、修士号がほしい場合はUSCPA合格後、ロンドン大学の会計学修士プログラムに入学するのがコスパとタイパがいいわけだね。
アビタスというUSCPA予備校で会計単位が取得できるし、USCPA講座でUSCPA試験対策もできるし、USCPA受験手続きのサポートもしてもらえるからね。
だから受験要件を満たすための会計単位がほしいのではなく、修士号がほしいという場合なら、ロンドン大学の会計学修士プログラムの方がいいね。
まずはアビタスのUSCPA講座を受講して、USCPA試験に合格してしまって、それからロンドン大学の会計学修士プログラムで修士号を取得するのが手っ取り早いよ。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。