簡単に取れなさそうな資格だから、今から対策がしたいけど、高校生からUSCPAを目指すのって早いのかな。
USCPAになるため、今からやっておくといいこと、できることはあるのかな。
でも、あまり高校生から目指す人がいないから、高校生向けの情報は少ないよね。
USCPAになりたいという高校生からいただいた問い合わせに回答する形で、高校生向けのUSCPA情報を話していくね。
高校生からUSCPA(米国公認会計士)を目指すのは早い?
実は、最近気になっていることがあります。
それは、USCPA(米国公認会計士)受験生の若年化。
USCPAという資格は、転職に役立つ資格というイメージが強いと思います。
なので、USCPA受験生は20代から30代の転職を意識し始める年齢層がボリュームゾーン(だと思っています)。
大学生のUSCPA受験生でさえ「最近の大学生は意識が高い!若いうちからエライ!」と思っていました。
それがとうとう、高校生からUSCPAに挑戦したい人が出現!!
私にも高校生からUSCPAについて問い合わせが来るようになっています。
それにアビタスが高校生向けのUSCPAセミナーを開催するそう。
需要がないのに突然セミナーをやろうとは思わないでしょう。
それに対して「高校生からUSCPAなんて早い!」という批判をいくつか見かけました。
ですが既に状況から判断すると「高校生からUSCPAを目指すのは早くない」のです。
「高校生からUSCPAを目指すのは変なのか?」と不安に思っている高校生のみなさん。
変ではないですし、早くから将来を考えるその行動力は素晴らしいです。
高校生でもやっておくといいこと、できることがあるので安心してください。
高校生からのUSCPAに関する問い合わせ
高校生からUSCPAに関する問い合わせが来ると前述しましたが、どんな問い合わせが多いのか。
大きく分けると以下の3つの質問となります。
高校生からのUSCPAに関する質問
- 高校生の最年少USCPA合格者になりたいが、どうしたらいい?
- 将来USCPAになりたいが、高校で何をしたらいい?
- USCPAになるには、どの大学のどの学部がいい?
1つ1つの質問にお答えしていきますね。
問い合わせ1:高校生の最年少USCPA合格者になりたいが、どうしたらいい?
高校生からの問い合わせの1つ目は「高校生の最年少USCPA合格者になりたいが、どうしたらいい?」というものです。
「最年少USCPA」という聞きなれないワードが出てきたのが、最初は不思議でした。
おそらく、日本の公認会計士と混同しているのではないかと思います。
日本の公認会計士だと「最年少で公認会計士試験合格」という話が出てきますよね。
現時点での最年少公認会計士試験合格者は16歳の高校生。
日本の公認会計士なら、高校生でも「最年少公認会計士」になりえます。
なぜなら、日本の公認会計士試験は受験資格がないから。
日本の公認会計士は受験するための要件がないので、極端な話、小学生でも受験できます。
ですが、USCPA試験は受験資格があるのです。
基本的には大卒の学位が必要。
出願州によっては、高卒でも在学中の大学生でも受験できますが、在学中の高校生が受験するのは無理があります。
「最年少USCPA」は目指すものではないと思います。
USCPAの受験資格については、こちらを参考にしてください。
USCPA試験では高校生は「最年少USCPA」を目指せない!
- 日本の公認会計士は受験要件がないので、誰でも受験可能!つまり、小学生でも受験し、合格者になれる可能性はある。
- 一方で、USCPAは受験要件があるため、大学生以上が受験可能!つまり、頑張っても大学生より若い合格者は現れない。
問い合わせ2:将来USCPAになりたいが、高校で何をしたらいい?
高校生からの問い合わせの2つ目は「将来USCPAになりたいが、高校で何をしたらいい?」というものです。
「将来USCPAになるためにすべきこと」が質問に出てくるのは頼もしいと思っています。
高校生から具体的な職業に興味をもち、早くから準備を進めようとしているのですから。
USCPAになるために高校でやっておくといいことを3つ挙げてみます。
USCPAになるために高校でやっておくといいこと
- 高校の通常の勉強をしっかりやる
- 簿記検定・BATIC(国際会計検定)の勉強をする
- 英語(英会話)の勉強をがんばっておく
(1)高校の通常の勉強をしっかりやる
USCPAになるために高校でやっておくといいことの1つ目ですが、通常の勉強をしっかりやることをおすすめしたいです。
つまらない回答で恐縮ですが、USCPAは基本的には大学の学位が必要となるので、大学進学が必須ですので。
行きたい大学に入れるようにしておくのがいいのではないかと思います。
日本の公認会計士なら、資格だけで食いっぱぐれないかもしれません。
そこまで学歴にこだわる必要はないかもしれません。
ですが、USCPAの場合は、資格だけで食べていける資格ではないです。
学歴もつけておく必要があります。
(2)簿記検定・BATIC(国際会計検定)の勉強をする
USCPAになるために高校でやっておくといいことの2つ目ですが、簿記検定の勉強をすることをおすすめします。
これは早くからUSCPA試験の勉強を始めるという意味よりは、会計分野に興味がもてるか試すという意味合いの方が強いです。
ただ、簿記検定ではなくBATIC(国際会計検定)でもいいと思います。
どこの場合は、USCPA試験の学習を始める前に、BATIC(国際会計検定)の学習から始めました。
BATICの学習は好きでしたが、簿記検定の学習は正直なところ苦手だったので、簿記検定の学習をしたことでUSCPAへの挑戦をやめてしまう人が出るのを少し懸念しています。
残念なことに、BATICは終了してしまったので、受験自体はできません。
ですが、BATICのテキストと問題集はまだ販売しているので、USCPA挑戦前に勉強してみてくださいね。
(3)英語(英会話)の勉強をがんばっておく
USCPAになるために高校でやっておくといいことの3つ目は、英語の勉強をがんばっておくことです。
これが特におすすめとなります。
USCPA試験は米国の公認会計士試験なので、英語力が必須です。
さらに、米国の公認会計士資格なので、USCPAとして働く場合は英語力が期待されます。
学校の英語の勉強はもちろんのこと、TOEICの勉強をしてもいいでしょうね。
高校生だと英検(2級が多いでしょうか)の勉強をする人が多いかもしれません。
ですが、どちらかというとアカデミックな英検よりは、ビジネス的なTOEICの方がUSCPA試験に近いです。
TOEICの勉強自体は、公式問題集を完璧にすることをおすすめします。
TOEIC用の単語集で単語力をアップさせ、文法書でわからない文法を調べるといいでしょう。
文法書は高校が指定する(支給する)文法書でいいでしょう。
もしも高校に交換留学制度のようなものがあるならば、海外の高校に留学してみてもいいと思います。
USCPAになったら海外で働く可能性があります。
日本にいるとしても外国人と働く機会が増えるでしょう。
高校生のうちから、海外・外国人に慣れておくと、USCPAになってから大きなプラスになると思います。
交換留学はハードルが高いということでしたら、オンライン英会話をやってみるといいと思います。
なんと、ネイティブキャンプなら「小中高生オンライン英会話1年間無料」というものをやっています(いつまでやるかはわからないので注意してください)。
私もネイティブキャンプをずっとやってきたので、無料で使えるのというのはうらやましい!
高校生のみなさんはぜひ、この機会を逃さないでくださいね。
USCPAになるために高校でやっておくといいこと
- 高校の通常の勉強をしっかりやって、大学に行けるようにしておく。
- 簿記検定・BATIC(国際会計検定)の勉強をして、会計分野に興味が持てるか試す。
- TOEICの勉強、海外交換留学、オンライン英会話など、英語(英会話)をやっておく。
問い合わせ3:USCPAになるには、どの大学のどの学部がいい?
高校生からの問い合わせの3つ目は「USCPAになるにはどの大学のどの学部がいい?」というものです。
「USCPAになるにはどの大学のどの学部がいいか」という質問を高校の進路指導の先生にしたとしても、USCPA自体知らない可能性が高いです。
日本の公認会計士や税理士ならわかると思いますが。
よって、自分で情報を取りに行く姿勢が大事なるでしょうね。
私が調べた限りでは、以下のような大学の学部紹介で「USCPAが目指せる」といった文言が書いてあるのを確認しています。
「USCPAが目指せる」大学の学部の例
- 明治大学の経営学部
- 玉川大学の経営学部
- 日本大学のマネジメント工学科
- 拓殖大学の会計学科
*今後も調べて追記します。
とはいえ、あくまでも「USCPAが目指せる」というだけで、USCPA試験対策の講義(ゼミなど)をしてくれるわけではないですよね。
また、必ずしも教授・講師がUSCPAというわけではなく、手続きのサポートをしてくれるわけでもないことには注意が必要です。
特に、「USCPAに特化した大学の学部」はないとの理解です。
日本の公認会計士になりたいのであれば、会計学部を選ぶのはおすすめの選択肢になります。
ですが、USCPAは特に会計に縛られる資格ではないので、会計学部を選ぶ必要まではないでしょう。
また、英語が学べたり使えたりするとしても、国際関係学部などを選ぶ必要までもないでしょう。
USCPAが目指せる大学の学部があるが、必ずしも選ぶ必要はない!
- USCPAを目指せると言っても、USCPA向けの講義や手続きサポートがあるわけではない。
- 会計や英語が学べる学部にした方がプラスにはなるが、必ずしないといけないわけでもない。
高校生からUSCPAを目指すのは早くない!勉強を始めてしまう!
高校生がUSCPAを目指す場合。
USCPA試験対策・受験手続きのためには、たとえ「USCPAが目指せる」大学の学部に入学したとしても、USCPA予備校に通う必要があるでしょうね。
よほど英語が堪能で、BeckerやGleimなどの洋書問題集だけで試験対策ができて、受験手続きも一人でやってのける自信がある人は別ですが。
USCPA予備校のアビタスは、学生向けにお得な受講料を設定した「学生専用パック」を提供。
学生なら受講料が安かったり、キャッシュバック15万円があったり、さらには「就活対策サポート」まであります。
日本の公認会計士講座なら、高校生向け、大学生向けのものがあります。
USCPA講座では、学生のUSCPA受講生へのサポートが手厚いのは、現時点ではアビタスだけです。
早くからアビタスのサポートでUSCPAの勉強を始めもいいと思います。
ぜひ、学生のための「USCPA説明会」に参加してみてくださいね。
現時点では、完全に高校生向けの説明会はないので、大学生向けの説明会に出席してくださいね。
ご両親の参加も可能です。
費用の負担をご両親にお願いする場合も多いと思うので、都合がつけば一緒に参加してもらうといいと思いますよ。
以上、「高校生からUSCPA(米国公認会計士)を目指すのは早い?」でした。
簿記検定かBATICの勉強、TOEICの勉強、オンライン英会話の受講をしてみようかな。
USCPA試験のためにUSCPAが目指せる大学に進学しようとするよりは、USCPA予備校にサポートしてもらった方が良さそうだね。
でも、早くから学習を始めればいいというわけではなく、高校ではあくまでも通常の勉強を優先した方がいいだろうね。
そもそも会計分野が苦手ではないかだけは、初めにBATICで確認することをおすすめしたいよ。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
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