海外在住なんだけど、どの国でUSCPA試験の受験ができるのか分からなくて困ったな。
USCPA試験はアメリカの試験だから、もちろんアメリカで受験できるよ。
それに今は、日本でも受験できるようになっているよ。
でも、アメリカと日本以外では、どの国で受験できるのかよく分からないよね。
特に海外在住の受験生は、どの国で受験できるのか最初に知っておくのが大切なので、説明していくことにするね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
1.USCPA試験が受験できる国
USCPA試験が受験できる国は、次のようになっています。
USCPA試験が受験できる国(USCPA試験実施国)
- 日本(東京の御茶ノ水と大阪の中津)
- 韓国
- フィリピン
- ネパール
- インド
- イギリス
- スコットランド
- アイルランド
- ドイツ
- バーレーン
- エジプト
- ヨルダン
- クウェート
- レバノン
- アラブ首長国連邦
- サウジアラビア
- イスラエル
- カナダ
- ブラジル
- 米国(コロンビア特別区、グアム、プエルトリコ、米領ヴァージン諸島を含む)
CPA試験の受験地は拡大しており、たとえば最近だと、ネパール(2020年12月)、インド(2021年1月)、フィリピン(2024年7月)が追加されました。
NEW:フィリピンでも受験可能に!
2024年7月1日からフィリピンでもUSCPA試験が受験できるようになったことが正式にお知らせされました。#USCPA https://t.co/viIyuanuYk
— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) July 2, 2024
タイ在住(ASEAN)の方は、日本に帰国するか、韓国かグアムで受験することが多かったと思います。
今後はフィリピン(マニラかセブ)も候補になりますね。
オーストラリア在住の方から、オーストラリアでUSCPA試験の受験ができるのか聞かれることがあります。
残念ながらオーストラリアでは受験できません。
オーストラリアと言えば、受験はできませんが、USCPAの相互承認制度があるので、USCPAであればオーストラリアでCPAとして働けるんですよ!
詳しくはUSCPA(米国公認会計士)相互承認協定(MRA)とは?米国以外でもCPAに!を参考にしてくださいね。
当記事は「NASBA, AICPA, Prometric Expand International CPA Examination Testing Locations(NASBA、AICPA、プロメトリックが国際公認会計士試験の試験会場を拡大)」の情報に基づいています。
また「International Administration of the Uniform CPA Examination(CPA試験の国際運営)」も参考になります。
2.USCPA試験実施国のどこでも受験できるのか?
USCPA試験実施国のどこでも受験できるのかが、特に海外在住の受験生の一番の関心ごとだと思います。
結論から言うと、現在はUSCPA試験実施国のどこでも受験できるようになっています。
以前は、アメリカ以外だと、その国の永住者または長期滞在者(学生VSAや就労VISAの保持者など)だけが受験可能でした。
たとえば、日本国籍の日本在住の受験生は、日本もしくはアメリカでのみ受験が可能でした。
ですが、2022年6月2日以降は、USCPA試験が実施されている海外のどの国でも受験できることになりました。
日本国籍の日本在住の受験生であっても、インドやブラジルといった、USCPA試験実施国で受験できるようになったわけです。
これは、アメリカ以外の海外在住日本人にとって嬉しいことでしょう。
以前は、自分が住んでいる(VISAを保持している)国でUSCPA試験が実施されていない場合、日本に帰国するか、アメリカに行く必要がありました。
それが、近くのUSCPA試験が実施されている国で受験可能になったからです。
2024年7月追記:タイ人のUSCPA受験生の方から問い合わせがあったのですが、タイ在住のタイ人受験生は、以前は米国に行くしかなかったのですが、現在は日本でも、韓国でも、フィリピンでも受験できます。
タイでも受験できるようになったらいいのですが、フィリピンが先でしたね。。
3.USCPA試験はどの国で受験するのが良いのか?
アメリカ以外で受験する場合は、出願料と受験料に追加し、International Fee を支払う必要があります。
グアムの場合は、Guam Surcharge を支払う必要があります。
International Fee(アメリカ以外で受験する場合)
390ドル/科目
Guam Surcharge(グアムで受験する場合)
140ドル/科目
2024年12月時点での料金です。
アメリカ在住の場合は、International Feeがかからないので、アメリカで受験する方が安くなります。
日本在住の場合は、International Feeがかかるのですが、アメリカへの航空券やアメリカでの宿泊を考えると、日本で受験する方が費用と手間が省けることになります。
アメリカと日本以外の国に在住の場合は、在住国に近い国で受験してもいいでしょう。
日本以外で受験するという場合は、以下のような選択があるでしょう。
日本以外で受験する場合の選択肢
- アメリカで受験(International Feeがかからない)
- グアムで受験(Guam Surchargeですむ)
- 韓国で受験(日本から近いが韓国も受験生が多いので予約が取れるか?)
- フィリピンで受験(日本から近いがまだ追加されたばかりで少し不安)
アメリカ以外だと、グアムか韓国かという感じでしたが、フィリピンも受験地に加わったので候補に入れてもいいと思います。
特に、タイ在住の方でタイで受験できないので日本に帰国している人が多かったのですが、フィリピンでよければ近くていいですね。
ただ、フィリピンはしばらくはオペレーションが不安なので様子見をした方がいいかもしれません。
ちなみに、どこはアメリカで受験をしました。
どこのアメリカでのUSCPA受験の経験
- USCPA予備校の情報は、日本の受験会場に関するもので、アメリカの受験会場に関するものはない。
- タクシーを予約したのに、時間通りにホテルに来なくて、受験会場に着くまでが大変だった(流しのタクシーもなし)。
- 受験会場は、アメリカ人仕様(?)なのか冷凍庫のように冷房がきいており、セーターを着込んで対策しても手がかじかみ、タイピングできなかった。
- 受験会場のお手洗いは、鍵を借りないと入れなかった(いちいち借りるのがめんどうだった)。
- 受験会場の受付は、当たり前だが地元のアメリカ人が担当なので、全部英語でベラベラ説明された(当時はネイティブの英語に慣れておらず、指紋認証のやり方の説明から理解できなかった)。
どの国からアメリカに来るかによって違いますが、時差が大きいと辛いことにもご注意ください。
何日も前からアメリカに来て時差に慣れておければいいのですが、試験日の前日入りくらいだと、試験中に眠くなる可能性が高いです。
時差で失敗した受験生を何人も知っています。
日本の受験会場(東京の御茶ノ水と大阪の中津)に比べ色々と苦労しましたので、アメリカ在住でない限りは、アメリカでの受験はあまりおすすめしていないです。
日本の方が何倍も快適に受験できることを保証します。
以上、「USCPA受験ができる国は?【アメリカと日本以外の海外受験の場合】」でした。
USCPA試験を実施している国ならどの国でも受験できるようになったのは、すごいことだね。
このような取り組みのおかげで、世界中でUSCPAの認知度が上がるわけだし、世界中でUSCPAのネットワークが広がるので嬉しいね。
日本人のUSCPA受験生としては、他の国でUSCPAの受験がしやすくなったり、USCPAとして働いたりしやすくなるし、感謝だね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
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