USCPA合格後はUSCPA資格を活かして転職したいんだけど、どんな転職先があるのか知りたいな。
USCPA試験の勉強と並行して、合格後のキャリアも考えているのは素晴らしいね。
USCPAだとどんな転職が可能か、日本の公認会計士の転職との違いも含め、自分の転職経験とともに説明していくね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
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USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
- USCPAの転職先6つ!USCPAが徹底解説!
- USCPAの転職先1:監査法人
- USCPAの転職先2:税理士法人
- USCPAの転職先3:アドバイザリー会社
- USCPAの転職先4:コンサルティング会社
- USCPAの転職先5:一般事業会社
- USCPAの転職先6:海外就職・海外転職
- Q&A:USCPAの転職先に関してよくある10の質問
- Q1:USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
- Q2:USCPA合格後、国際税務に転職できる?
- Q3:USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格が評価される?
- Q4:USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
- Q5:USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
- Q6:USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
- Q7:USCPAの転職先はどこが一番多い?
- Q8:USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
- Q9:USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
- Q10:USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?
USCPAの転職先6つ!USCPAが徹底解説!
当記事では、USCPA(米国公認会計士)の転職先として以下6つを取り上げています。
USCPAの主な転職先
- 監査法人
- 税理士法人
- アドバイザリー会社
- コンサルティング会社
- 一般事業会社
- 海外就職・海外転職
独立開業という選択肢は、USCPAの場合ほとんどありません。
なぜなら、USCPAは日本国内では独占業務権限を持たないからです。
日本の公認会計士や税理士に比べ、USCPA資格だけで独立開業する人はほぼいません。
ですので、通常は士業の進路の話をする場合は、転職か独立かという話になると思いますが、当記事では独立は取り上げません。
最後に、「USCPAどこのブログ」の読者様からよく問い合わせをいただく「USCPAの転職先」に関する10の質問をご紹介し、回答もしていきます。
USCPAの転職先に関してよくある10の質問
- USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
- USCPA合格後、国際税務に転職できる?
- USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格は評価される?
- USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
- USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
- USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
- USCPAの転職先はどこが一番多い?
- USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
- USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
- USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?
USCPAの転職に関しては、USCPAに挑戦すると決めた時点で情報収集するのが大事です。
すぐに転職できないとしても、転職エージェントに登録だけはしておいて、希望に合った求人をストックするといいですよ。
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USCPAの転職先1:監査法人
USCPAの転職先として、監査法人から見ていきます。
監査法人の会計監査では、基本的には公認会計士試験合格者しか雇いません(アシスタントなどの正職員以外は除く)。
ですので、USCPA合格者は、監査法人で働くパスポートを手に入れたようなもの。
USCPAは合格後、日本の公認会計士試験合格者ほどには監査法人に転職しません。
日本の公認会計士は、修了考査の実務要件を満たすため、ほとんどが監査法人に就職(初めて就職するので転職ではない)。
一方USCPAは、監査法人へ転職すると、前職より給与が下がる場合が多いこともあり、監査法人への転職を希望しない人が一定数います。
とはいえ、USCPAにとって監査法人は、第一に考える転職先といえるでしょう。
監査法人は、大手から中小まであります。
監査法人
- 大手監査法人(BIG4)
- 中小監査法人
(1)大手監査法人(BIG4)
大手監査法人は「BIG4」と呼ばれ、以下の4法人が該当します。
大手監査法人(BIG4)
- EY新日本有限責任監査法人(Ernst&Youngと提携)
- 有限責任監査法人トーマツ(Deloitte Touche Tohmatsuと提携)
- 有限責任あずさ監査法人(KPMGと提携)
- PwCあらた有限責任監査法人(PricewaterhouseCoopersと提携)
USCPAがBIG4に転職するのは、しばらく監査経験が積みたいためであることが多いです。
外資系企業のCFOなどのポジションにキャリアアップすることが目的。
また、税務やコンサルティングなどの業務にステップアップすることを目的とする場合も多いです。
USCPAは、会計知識よりも英語力が期待されます。
会計知識なら、日本の公認会計士のほうが上ですし。
希望すれば、いくらでも英語力が活かせる機会が与えられます。
クライアントの海外子会社や海外提携ファームとのやり取り。
監査法人内の外国人スタッフのチームにアサインされるなどなど。
反対に英語力を生かした業務を希望しない場合、少し立場的に厳しいかもしれません。
日本の公認会計士と会計知識で戦うことになってしまうので。
BIG4大手監査法人の違いについては、こちらの記事も参考にしてください。
BIG4監査法人は、USCPA全科目合格で応募するのが基本。
どこも、全科目合格後すぐ、BIG4監査法人に転職しました。
会計監査職で配属先は国際部、クライアントはほぼ外資系企業という環境。
USCPA全科目合格の時点で転職エージェント「MS-Japan」を通じて応募。
1回目からパートナーとシニアマネージャーとの面接。
その1回の面接で即日内定をもらいました(面接した日の夜に採用連絡あり)。
入所後、USCPAの採用について人事やパートナーから聞いたUSCPAを採用する条件は以下の通りです。
- 準新卒(海外の大学卒)の場合は、会計や経理経験がなくても、USCPA全科目合格で英語力が高い(TOEIC満点など)なら採用。
- 20代半ばから後半の場合は、USCPA全科目合格で、英語力、海外経験(留学や海外勤務)、会計・経理の経験があれば採用。
- 30代は採用しない(ぎりぎり30歳は採用されていましたが、31歳以上の方が入所してくることはありませんでした)。
どこの場合も、USCPA全科目合格、英語力、海外経験、経理経験と条件をクリアしていたから採用されたそう。
とはいえ、英語力はTOEIC850点くらいしかなかったし、海外経験はワーホリのみとそんなにレベルは高くなかったけどね。
バランスが良かったのと、コミュニケーションには苦労しないタイプだったからかもね。
BIG4監査法人の特色については、事前に転職エージェントの担当者から聞いて把握していたから、きちんと答えられたよ。
でも、どちらかというと、質問されるより「質問はありませんか?」と逆質問するよう促されたよ。
もしかしたら、質問力が試されていたのかもしれないね。
BIG4大手監査法人への転職については、こちらの記事も参考にしてください。
(2)中小監査法人
代表的な中小監査法人は、以下の通りです。
代表的な中小監査法人
- 太陽有限責任監査法人(Grant Thornton Internationalと提携)
- 東陽監査法人(BDO Crowe Globalと提携)
- 三優監査法人(BDO Internationalと提携)
- PwC京都監査法人(PricewaterhouseCoopersと提携)
- 仰星監査法人(NEXIAと提携)
- アーク有限責任監査法人(Kreston International)
- ひびき監査法人(PKF International)
通常、日本の公認会計士の場合、合格後に最初に入所するのはBIG4監査法人である場合がほとんど。
中小監査法人に入所する人は少ない印象。
日本の公認会計士で中小監査法人に入所するのは、合格時の年齢が高かったり、コミュニケーション能力が低かったりしたため、大手監査法人に入所できなかった場合が多いそうです。
ただし、就職難の年であったり、最初から中小監査法人を希望していた場合を除きますが。
中小監査法人(特に準大手監査法人)でも、上場企業のクライアントを抱えている場合はUSCPAを採用しています。
ただし、大手監査法人ほどには英語やUSGAAPの知識が活かせるクライアントは少ないため、USCPAは昇進などで不利になります。
また、大手監査法人よりも少数精鋭で、大手監査法人からの転職者であることが多いため、監査の経験がないとやっていくのは大変かもしれません。
よって、最初から積極的に中小監査法人に転職しようとするUSCPAは少ない印象です。
とはいえ、中小監査法人には、大手監査法人と比べ以下のようなメリットがあります。
中小監査法人のメリット
- 部門分けされていないため、幅広く業務を任される
- 小規模なため、仕事が回ってくるのが早い
- 評価されれば、昇進が早い
- 大手と比較して営業する必要があるため、営業の意識がつく
USCPA科目合格でも、年齢が少し高くても、中小監査法人では応募可能なことがあります(とはいえ採用されるとは限らないです)。
どこのUSCPAの勉強仲間の何人かは、中小監査法人に応募して採用されていました。
全科目合格できない(18ヶ月で全科目合格できず、科目合格が失効して撤退した)人、BIG4すべての法人で不採用になった人、合格した時点で30代だった人などです。
ただし、大手監査法人より自分に合う可能性もありますので、中小監査法人も転職先として候補に入れてもよいとは思います。
監査法人で働くことについては、こちらの記事も参考にしてください。
USCPAの転職先2:税理士法人
つぎに、USCPAの転職先として、税理士法人も見ていきましょう。
税理士法人も監査法人と同様、大手から中小まであります。
BIG4大手税理士法人
- EY税理士法人
- 税理士法人トーマツ
- KPMG税理士法人
- PwC税理士法人
代表的な中小税理士法人
- BDO税理士法人(BDO International)
- 辻・本郷税理士法人
- 税理士法人 山田&パートナーズ(Grant Thornton Internationalと提携)
- 太陽グラントソントン税理士法人(Grant Thornton Internationalと提携)
日本の公認会計士の場合、将来的に独立を考え、BIG4監査法人からBIG4税理士法人に転職する人もいます。
日本の公認会計士は、合格しただけでは税理士登録ができません。
よって、監査法人でしばらく働き、公認会計士登録。
それから税理士登録もして、税理士法人に転職するという流れになっています。
BIG4税理士法人の場合は、クライアントが大手企業となります。
日本の公認会計士は、連結納税、組織再編税制など、高い税務知識が必要な業務を担当することになるようですね。
USCPAの場合は、英語力や米国税務などの海外税務・国際税務の知識が期待されます。
移転価格、海外M&A税務、税務デューディリジェンス、米国税務などの業務を任されることが多いようです。
日本の公認会計士や税理士があまり得意ではない分野でしょう。
なので差別化が可能であり、出世しやすいと言えますね。
中小税理士法人の場合は、大手企業以外の中堅企業が主なクライアントです。
そして、提供サービスに特殊性がある場合が多いです。
USCPAとしては、自分の興味に合う分野の税務業務を行っている法人を選ぶといいでしょうね。
USCPAの転職先3:アドバイザリー会社
さらに、USCPAの転職先として、アドバイザリー会社を見ていきます。
BIG4監査法人のアドバイザリーのグループ会社は、以下の通りです。
大手アドバイザリー会社
EYトランザクション・アドバイザリー・サービス株式会社- デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社
- 株式会社 KPMG FAS
- PwC アドバイザリー合同会社
アドバイザリー会社は、大きくはファイナンシャルアドバイザリーとトランザクションアドバイザリーの2つに分かれます。
BIG4監査法人は、ファイナンシャルアドバイザリー、または、トランザクションアドバイザリーのグループ会社を持っています。
アドバイザリー会社の業務内容としては、以下が挙げられます。
アドバイザリー会社の業務内容
- 財務デューディリジェンス(M&A・事業再編・事業再生など)
- バリュエーション
- リストラクチャリング
- フォレンジング
アドバイザリー会社の業務内容は、監査スキルがないとできないため、USCPA合格後にすぐに転職するのは難しいでしょう。
3年くらいの実務経験を積んだ後、監査法人から転職するというのが現実的です。
USCPAは、英語力が期待され、海外M&Aのデューデリジェンスを任されることが多いようです。
アドバイザリー会社では、監査法人よりは会計知識が必要ないので、日本の公認会計士より昇進などで不利になることがないというメリットがあります。
USCPAの転職先4:コンサルティング会社
USCPAとして、コンサルティング会社に転職することも考えられます。
コンサルティング会社の業務の例
- 会計システムコンサルティング
- 国際ビジネスコンサルティング
- 国際税務コンサルティング
- 内部監査コンサルティング
コンサルティング会社も、監査などの実務経験がないと業務ができないため、USCPA合格後にすぐ転職するのは難しいでしょう。
USCPAとして数年の実務経験を積んでから転職するのが、現実的な選択でしょう。
USCPAとしては、会計関連のコンサルティング業務を担当することが多いですね。
例えば、IFRSやUSGAAP、US-SOXなどの知識を活かしたり、決算早期化や開示作成のサポートをすることなどが考えられるでしょう。
また、USCPAの場合は、ITコンサルをする場合も多いのが特徴として挙げられます。
コンサルティングは、経営者のサポートをしますので、やりがいがありますが、監査より仕事はハードです。
USCPAとしては、コンサルティング会社は実力主義なので、仕事ができれば昇進などで日本の公認会計士と比較しても不利にならないのがメリットです。
USCPAの転職先5:一般事業会社
USCPAとして、一般事業会社にて以下のような業務で活躍できます。
USCPAが活躍できる一般事業会社での業務
- 英文経理(外資系企業などで)
- 連結決算(日系大手企業などで)
- 財務管理
- 経営企画
- 内部監査
特に、外資系企業やグローバル企業でUSCPAの需要が高く、求人が多くあります。
経理、財務、経営企画、内部監査などのポジションが多いのですが、他のポジションで採用されることもありえます。
ほか、日本の大企業(JTC)や金融機関でもUSCPAは採用されています。
たとえば、以下のような名だたる企業(商社、証券会社、保険会社、メーカーなど)や金融機関でUSCPA向けの求人が出されています。
三菱商事、三井物産、伊藤忠商事、野村證券、大和証券、ソニー生命保険、ソニー、シャープ、キャノン、資生堂、武田薬品工業、トヨタ自動車、日産自動車、三菱東京UFJ銀行、三井住友銀行
どこは、USCPAを取得する前、米国企業で英文経理を担当していましたが、マネージャー以上になるには、USCPAの取得が必須になっていました。
同僚もUSCPAを取得済み、もしくはUSCPA勉強中という人が多かったです。
現在は日系大手企業にて、連結決算を担当しています。
日系企業の場合は、USCPAでなければならないというわけではありません。
ですが、米国に多数の子会社を抱えるいわゆるグローバル企業で、米国子会社の管理も担当しています(海外事業部の業務も一部兼任)。
よって、USGAAP(米国基準)を理解していること、英語で海外子会社の経理担当者とコミュニケーションができることが大きなアドバンテージに。
英語で決算書を作成したり、IFRS新基準適用の担当になったり、財務文書の翻訳を依頼されたり。
USCPAとして役に立っていると実感するタイミングが多々あります。
海外子会社の監査に立ち会うため、外部監査人と一緒に海外出張にも行くこともあります。
監査法人で身につけた監査実務やUSCPA試験で身についたAUDの知識も活かせていると思っていますよ。
こちらの記事も参考にしてください。
USCPAの転職先6:海外就職・海外転職
USCPAは、海外就職・海外転職して活躍できます。
USCPAが海外で自分で仕事を探す場合(現地採用の場合)は、以下のような勤務先が考えられるでしょう。
海外でのUSCPAの勤務先(現地採用の場合)
- 海外大手会計事務所
- 日本企業の海外子会社・支店
- 現地の外資系企業
- 現地のローカル企業
また、USCPAを取得していると、海外駐在を任される機会も増えるでしょう。
さらに、USCPA資格の「相互承認制度」がある国で、その国の公認会計士として働けるので、よりUSCPAの資格が活かせるでしょう。
USCPA資格の「相互承認制度」がある国(2024年11月時点)
- 南アフリカ
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
- アイルランド
- メキシコ
海外だと日本の公認会計士よりUSCPAの方が資格としての知名度が高いです。
よって、海外においてはUSCPAの方が高い評価を受けている印象です。
どこは、タイにある米国企業にて、シニアアカウンタントとして働いていました(社内組織上はシニアアカウンタント、業務内容や対外的にはマネージャー、タイ労働局に対してはコントローラー)。
USCPAだから採用されたのであって、おそらくUSCPAではなかったら採用されなかったと思います。
現地企業(シンガポール子会社担当だったので、シンガポール基準)の決算書をUSGAAP(米国基準)にコンバージョンして、USGAAP(米国基準)で米国のレポーティングラインの上司に決算書を提出していました。
上司や同僚、監査法人は、どこがUSCPAだということを知っていましたので、有資格者ということで、安心して仕事を任せてくれていたように思います。
日本人なのに、タイでシンガポール担当、米国に報告。
日本人である必要性が全く無いポジションに就けてしまったのも、USCPAという資格があったからであり、USCPAという資格の強さを、海外で思い知りました。
こちらの記事も参考にしてください☟
https://www.dokoblog.com/career-overseas/
Q&A:USCPAの転職先に関してよくある10の質問
USCPAの転職先について「USCPAどこのブログ」に寄せられる質問のうち、よくある10の質問とその回答をご紹介します。
USCPAの転職先に関してよくある10の質問
- USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
- USCPA合格後、国際税務に転職できる?
- USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格は評価される?
- USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
- USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
- USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
- USCPAの転職先はどこが一番多い?
- USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
- USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
- USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?
Q1:USCPA科目合格で、BIG4に転職できる?
USCPA科目合格だと、BIG4に転職できるかは、今までの実務経験やスキルによります。
経理財務や会計事務所での経験があれば、転職できる場合が多いです。
未経験の場合、日商簿記2級やTOEIC800点くらいはないとなかなか厳しいでしょうね。
監査トレーニーなら、USCPA科目合格でもBIG4で働けますので、検討してみてくださいね。
【2023年】監査トレーニーでUSCPAの勉強をしつつ、収入と監査経験も手に入れる!
Q2:USCPA合格後、国際税務に転職できる?
USCPAが国際税務で採用される可能性は十分にあります。
ですが、日本ではやはり日本の税理士の方が優遇されるでしょう。
いくら海外との絡みがあっても、USCPAをわざわざ採用する理由は少なめです。
ただし、移転価格税制のアドバイザリーについては、USCPAの求人はよくあります。
Q3:USCPA合格後、コンサルティング会社へ転職希望。資格が評価される?
USCPA資格は、転職の書類選考では評価されると思います。
ですので、書類選考は通るかもしれませんが、面接ではプラスになるとは限りません。
面接では資格ではなく今までの職務経験が重要視されます。
今までどのような貢献をしてきたか、そして、コンサルティング会社に転職したら、どのような貢献ができるかが問われます。
貢献できると会社側に思ってもらえなければ、いくらUSCPAであっても面接で落とされるでしょう。
Q4:USCPAは監査法人でパートナーになれない?出世できない?
USCPAは監査法人で出世できないのかとよく聞かれますが、そんなことはないです。
USCPAしか資格がなくても(日本の公認会計士とのダブルライセンスではなくても)、監査部門でもアドバイザリー部門でも、パートナーになっているUSCPAもいます。
USCPAの女性でお子さんもいて、家庭と両立なさっているパートナーと一緒に監査の仕事をしたことがあります。
Q5:USCPAは、大手監査法人と中小監査法人のどちらで採用されやすい?
USCPAは、BIG4大手監査法人の方が採用されやすい印象です。
というのは、大手監査法人は複数部門で求人を出しており、採用人数も多め。
一方、中小監査法人は採用人員が限られており、どのような人物を採用したいか限定。
USCPAがその条件にちょうどマッチするとは限らず、採用候補にならないことが多いです。
Q6:USCPA合格後、BIG4の監査職へ転職希望。採用されやすい時期は?
監査法人の採用については、景気がいい時は求人が増えるというのはあります。
USCPAの監査職での採用も、景気が悪いと求人数を減らす傾向にあります。
とはいえ、1年でいえば、採用されやすい時期(何月が採用されやすい)というものはないです。
ただ入所時が超繁忙期だと、最初から忙しくてつらいかも。
監査法人の新年、繁忙期などについては、こちらの記事を参考にしてください。
監査未経験の新人USCPAのためのBIG4大手監査法人のイロハ
Q7:USCPAの転職先はどこが一番多い?
USCPAの転職先は、監査法人が一番多いと思います。
監査法人といっても監査ではなく、アドバイザリーが多い印象。
USCPAが監査で採用される場は、外資系金融機関の監査に配属されている人が多いです。
有名な外資系銀行、証券会社、投資会社の監査ですね。
米国企業ならUS基準での監査、欧州企業ならIFRSでの監査となります。
ちなみに、私がBIG4で監査をしていた時は、9割が欧州企業でした
米国企業は数えるくらいしかなかったです。
Q8:USCPAだが英語にあまり自信なし。転職できる?
英語があまり得意ではなくても、転職できます。
ですが、当たり前ですが、USCPAには英語力が期待されますよね。
英語が苦手なUSCPAだと、アピールポイントが半減どころではないと思います。
英語が苦手な場合、英会話力は向上させるのに時間がかかりますが、TOEICならスコアを上げるのは簡単。
履歴書に書くためにも、TOEIC900点以上を目指してスコアアップ対策を早急にするのがいいでしょう。
公式問題集1冊を完璧になるまで繰り返し解けば、TOEIC900点以上に到達します。
USCPAに合格した英語力があるあなたなら、公式問題集だけで十分です。
注)基本的に最新の公式問題集を買ってくださいね。
Q9:USCPA合格後、転職予定。転職活動はいつから始めるべき?
USCPAに挑戦すると決めたら同時に転職エージェントに登録し、相談するのをおすすめしています。
合格後の目的ができて学習のモチベーションになりますし、合格後すぐに転職可能だからです。
求人情報収集と、転職エージェントとの連携は早いほど良し!
USCPA合格後に転職エージェント探しを始めるのでは遅いですよ。
USCPAの転職エージェント探しで失敗すると転職自体も失敗するので注意してください。
USCPAの失敗しない転職エージェント選び【BIG4に転職したUSCPAが解説】
USCPA(米国公認会計士)におすすめの転職エージェント「MS-Japan」
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「MS-Japan」はどこがUSCPA合格後にBIG4転職で成功した際にお世話になった転職エージェントなんだよ。
Q10:USCPAに合格したけど、会計関連の経験なし。転職できる?
会計関連の経験がなくても、USCPAであれば転職できる可能性があります。
ただし、経理財務や内部監査などに転職したい場合は、資格より実務経験が求められる傾向が強いので、転職活動に苦戦するかもしれないです。
一方、監査法人、税理士法人、会計事務所などに転職したい場合は、経験よりも資格が重視される場合が多いので、採用されやすくなります。
USCPAの転職 実務経験あり・実務経験なし、20代・30代・40代でどう違う?
以上、「USCPA(米国公認会計士)の転職先6つ!BIG4出身のUSCPAが徹底解説!」でした。
USCPA合格後の転職のイメージができたので、USCPAの勉強と並行してどのような道に進むかよく考えてみるよ。
早めの相談が転職を成功させるポイントだよ。
もし転職をしないとしても、自分のキャリアを見つめなおす機会になるから、転職エージェントにキャリア相談するのをおすすめするよ。