サンプルテストというのを解いてみるように言われたけど、サンプルテストっていったい何で、なぜやらないといけないのか知りたいよ。
サンプルテスト(Sample Test)は、AICPAが提供しているUSCPA試験の準備ツールの1つで、USCPA試験の問題例だよ。
USCPA試験の解き方に慣れるために、受験前にサンプルテストの問題をやっておくといいよ。
USCPA試験のサンプルテストについて、詳しくご説明していくね。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かし方やUSCPA短期合格のコツも記載しています。
まだUSCPAの勉強を始めていない場合は「USCPAの始めかた」も参考にしてください。
1.USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)とは?
USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)とは、AICPA(米国公認会計士協会)がUSCPA受験生のために用意しているサンプル問題(Sample Questions)です。
AICPAのサンプルテスト(Sample Test)リンクはこちら。
とにかく早く試したい方はどうぞ↓
Get familiar with the CPA Exam by practicing with our sample tests(サンプルテストでCPA試験に慣れましょう)
サンプルテストは、例題、練習問題、お試し問題だと思うといいですね。
AICPAがサンプルテストを提供しているのは、本番とそっくりの問題を解くことで、USCPA受験生に試験で使用するソフトウェアの形式や機能に慣れてもらうためです。
AICPAは、サンプルテストについて以下のように説明しています。
AICPAによるUSCPA試験のサンプルテストの説明
- テストセンターで体験するのと同じソフトウェアを使用。
- 4時間のフルバージョンではなく、最大2時間で終わるショートバージョン。
- 実際の試験で出題される、MC問題(選択問題)と TBS問題(事例形式問題)が体験できる。
- 受験準備ができているかを判断するものではない。
- 解き終わってもスコアは出ない。
- 正解や模範解答は解説付きで表示。
2.USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)の内容は?
USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)の内容も見ていきましょう。
USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)の内容
- 数は少ないが、すべての出題形式が体験できる問題
- 本番と同じ画面
- 本番と同じツール
- 解答と解説も確認できる
(1)数は少ないが、全ての出題形式が体験できる問題
サンプルテストは、USCPA試験科目ごとに1つずつ用意されています。
注)2023年7月のアップデートで、科目ごとではなく、1つに統合。
4時間のフルバージョンではなく、最大2時間くらいで終わるショートバージョンですので、本番の問題数より少ないです。
各科目のサンプルテストは、本番と同じようにテストレットが1から5まであります。
サンプルテストの構成
- テストレット1:MC問題 5問
- テストレット2:MC問題 5問
- テストレット3:TBS問題 2問
- テストレット4:TBS問題 2問
- テストレット5:TBS問題 2問
どの科目の問題なのかは、以下の表を参照してください。
サンプルテストの科目
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | |
T1 | FAR | FAR | AUD | REG | ISC |
T2 | AUD | AUD | BAR | ISC | TCP |
T3 | AUD | ISC | |||
T4 | BAR | TCP | |||
T5 | FAR | REG |
参考:サンプルテストの構成(2023年7月までの旧試験)
FAR、AUD、REG(リサーチ問題あり)
- テストレット1:MC問題 5問
- テストレット2:MC問題 5問
- テストレット3:TBS問題 2問
- テストレット4:TBS問題 2問
- テストレット5:TBS問題 2問
BEC(WC問題あり)
- テストレット1:MC問題 5問
- テストレット2:MC問題 5問
- テストレット3:TBS問題 2問
- テストレット4:TBS問題 1問
- テストレット5:WC問題 2問
(2)本番と同じ画面
サンプルテストでは、試験開始前の画面と試験中の画面が本番と同じです。
そして、本番の流れを体験することができます。
サンプルテストで確認できる画面
試験開始前
- 本人確認と試験科目の確認の画面
- 「ポリシーステイトメントおよび機密保持契約、試験科目の情報」への同意の画面
試験中
- テストレットを提出する画面
- テストレットとテストレットの間の休憩をするか選択する画面
各画面の詳細については、以下の記事が詳しいので参照してください☟
(3)本番と同じツール
サンプルテストでは、本番で使うツールを確認できます。
そして、本番と同じように、ツールを使って問題を解いてみることができます。
サンプルテストで確認できるツール
MC問題(選択問題)
- Calculator(電卓)
- SPREADSHEET(ほぼエクセル)
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
TBS問題(事例形式問題)
- Calculator(電卓)
- SPREADSHEET(ほぼエクセル)
- Exhibits(提示資料)
- Highlight(ハイライト)
- Overview(概要)
- Help(ヘルプ)
AICPAは、ツールについて、以下の3点を説明をしています。
AICPAによる、USCPA試験のツールの説明
- ツールは電卓を除いて移動やサイズ変更が可能。
- SPREADSHEETは常に他のツールの上に開く。
- 既にSPREADSHEETを開いている場合、その後に開いたツールはSPREADSHEETの下に表示。
2023年7月のサンプルテストのアップデートで、ツールについては変更があります。
「SPREADSHEET」
・Microsoft Excelのような見た目と使用感。
・Microsoft Excelで使用する数式が使用可能。
・ウィンドウは画面上のどこにでも移動可能。
・「SAVE&CLOSE」のクリックで非表示。
・「SPREADSHEET」のクリックで再表示。
・定期的に自動保存。
・新しいテストレットに移動で自動消去。 pic.twitter.com/Up9JFwx9qC— どこ『USCPAになりたいと思ったら読む本』著者 (@dokoblog) July 15, 2023
USCPA試験のSPREADSHEETについては、以下の記事を参照してください☟
そのほか、USCPA試験の各ツールについては、以下の記事を参照してください☟
(4)解答と解説も確認できる
サンプルテストでは、回答と解説も確認できます。
ただ動作を試すだけではなく、練習問題としても活用できるわけです。
解答と解説の確認方法
- MC問題:「Show Correct Answer」をクリック
- TBS問題:「Answer Key」をクリック
全問解き終わってから解答を見るという形式ではないので、注意しましょう。
最後の画面を閉じると解答がわからず、答え合わせができないまま終了してしまいます(やり直しになって悲しいです)。
問題自体も、本番でサンプルテストにそっくりの問題が出題されたとも聞きます。
ですので、サンプルテストはやっておいて損はないでしょう。
3.USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)のはじめかたは?
USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)のはじめかたを解説します。
まだ英語で指示を読むのに慣れていない人に向けて手順を書いておきますね。
USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)開始の手順
- サンプルテストのリンク Get familiar with the CPA Exam by practicing with our sample tests(サンプルテストでCPA試験に慣れましょう)をクリック
- Your Launch Codeの数字をコピー
- CONTINUEをクリックして次ページへ
- LAUNCHをクリックして次ページへ
- コピーしたLaunch Codeを入力
- CONFIRMをクリックして次ページへ
- ACCEPT AND BEGIN EXAMをクリックしてテスト開始!
慣れている人は、この手順を参考にしないで大丈夫です。
ページ内に説明が書かれているので、それに従ってテストを開始してくださいね。
以上、「USCPA試験のサンプルテスト(Sample Test)で問題の解き方に慣れる!」でした。
これは絶対に本番にやっておいた方がいいね。
だから、本番の前にやってみれば、画面やツール、試験の流れに慣れることができ、本番では慌てないですむよ。
サンプルテストで予行演習をしておいて、本番ではツールを使いこなして、スコアアップにつなげてね。