どんなプログラムなのかな。
USCPAにロンドン大学の会計学修士が人気な一番の理由は、USCPAなら多くの出願書類が免除または軽減されるし、少ない単位で修士号を取得できるからだよ。
どんなプログラムなのか解説するので、USCPAになったら挑戦するか考えてみてね。
まだUSCPA(米国公認会計士)ではない場合、まずはUSCPAを目指してください。
USCPAは受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
USCPAに合格している場合「USCPA合格後にやること」も参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。
【USCPAに大人気!】ロンドン大学の会計学修士プログラムを徹底解説
ロンドン大学の会計学修士プログラム(MSc in Professional Accountancy)が最近USCPA(米国公認会計士)の間で人気です!
特にX(旧Twitter)で話題になることが多いので、Xをやっている人ならば気になっていますよね?
実際にロンドン大学の会計学修士プログラムを受講しているUSCPAの方のポストも、みつかります。
UoLの会計学修士を取得する理由は、試験にパスする勉強ではなくて、視野を広げるため学問として学びたかったのと、米国だとマスターとってる人多くて、将来海外就職したいと思った時、役立ちそうだから。あとは費用も安いし、通信だし。
そもそもですが、USCPAとロンドン大学の会計学修士は、根本から大きく違います。
USCPAはアメリカの公認会計士の「資格」、ロンドン大学の会計学修士は「学位」です。
USCPAとロンドン大学の会計学修士は違う!
USCPA:資格
ロンドン大学の会計学修士:学位
USCPAにロンドン大学の会計学修士が人気なのは、以下の5つのメリットがあるからです。
USCPAにロンドン大学の会計学修士が人気な理由
- USCPAは出願手続きが簡単
- 英語力証明(TOEFL・IELTS)が免除
- 最短6ヶ月で終了可能(短期プログラム)
- 比較的低コストで受講可能(約100万円)
- オンラインで受講可能(仕事を続けながら学習可能)
一番の理由は、USCPAなら多くの出願書類が免除または軽減されることでしょう。
そして、短期間・低コストで海外の修士号を取得できるのも魅力。
さらに、オンライン受講が可能なので、仕事を辞める必要も現地に引っ越す必要もないです。
既存の会計知識を活かしつつ、さらに専門性を高められるということで、キャリアアップや次のステップへの足がかりとなります。
USCPA試験で学習習慣ができたという人にとって、学習を継続したり、新たな挑戦の機会となりますね。
それでは、ロンドン大学の会計学修士プログラムについて、徹底解説していきます。
- ロンドン大学の会計学修士プログラムについては、公式サイトを見れば情報は全て載っています。
- いちいち英語で読むのは大変だと思うので、日本語で取りまとめています。
- どこが読んだ時点での情報ですのでご留意ください(なるべく最新情報にアップデートはしています)。
1.ロンドン大学の会計学修士プログラムとは
ロンドン大学(University of London)の会計学修士プログラム(MSc in Professional Accountancy)とは、キャリア志向の財務専門家向けに設計された修士課程プログラムです。
ロンドン大学の会計学修士プログラムとは
- 会計・財務分野における修士レベルの理解とスキルを身につけることが目的
- USCPA(米国公認会計士)やACCA(英国勅許公認会計士)などの会計資格保有者が対象
- オンライン受講の通信制大学院で、最短6ヶ月で修了可能
- 修了者には修士号(Master’s Degree)がロンドン大学(UoL)から授与
University College London(UCL:ユニバーシティ カレッジ ロンドン)の一流の専門家が開発および指導。
UCLは、名門大学の 1 つであり、2023年のQS世界大学ランキング(QS World University Rankings,)では世界8位にランクされています。
University of London(UoL)から修士号が授与。
修士号は、FHEQ(Frameworks for Higher Education Qualifications:イングランド・ウェールズ・北アイルランド高等教育資格枠組)レベル7となります。
ロンドン大学の会計学修士プログラムは、既に会計の専門知識をもつ人が対象。
既存の会計知識を深め、より高度な会計理論や実践的スキルを習得するためにあります。
入学にはロンドン大学が認定した会計士団体の公認会計士資格(ライセンス)が必要。
USCPA(米国公認会計士)やACCA(英国勅許公認会計士)などが対象です。
日本の公認会計士は残念ながら対象外。
オンライン受講の通信制大学院なので、通学の必要がありません。
しかも、最短6ヶ月と短期間で修了可能です。
日本でも修士課程は2年(博士課程は3年)なので、かなり短期間ですよね。
今回はUSCPA(米国公認会計士)向けの話をします。
ACCA(英国勅許公認会計士)については、USCPA(米国公認会計士)とACCA(英国勅許公認会計士)徹底比較!どっちがいい?を参考にしてください。
2.USCPAなら優遇されること
なぜUSCPA(米国公認会計士)の間でロンドン大学の会計学修士プログラムが人気なのかというと、USCPAだと普通の人より優遇されるからです。
ロンドン大学の会計学修士プログラムでUSCPAが優遇されること
- USCPAは多くの出願書類が免除または軽減される。
- USCPAなら英語要件(IELTS 6.5 や TOEFL iBT92)が免除される。
- USCPAならプログラムの180単位中120単位が認定される。
つまり、USCPAであれば出願するのがラクですし、英語要件が免除されますし、少ない単位で修了できるというわけですね。
ただし、USCPAの場合は全科目合格だけではなく、ライセンスまで保有している必要があるので注意してください。
USCPAのライセンスについては「AICPAのFull memberのCPA」であることが求められています。
グアムの実務経験なしのライセンス(Guam-inactive License)でも大丈夫なのか、あるいは、activeライセンスのみか確認しました。
担当者からの回答では、グアムのinactiveライセンスではダメとのことでした。
本当にダメなのか確信がもてていないので、再確認する予定(12月時点で)。
USCPAのラインセンスについては、こちらを参考にしてください。
3.ロンドン大学の会計学修士プログラムの特徴
ロンドン大学の会計学修士プログラムの特徴は以下の5つとなります。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの特徴
- 短期間での修了(最短6ヶ月)
- オンラインで柔軟な学習(仕事と両立可能)
- 低学費(為替レートによるが約100万円)
- 世界的な高評価(ロンドン大学が提供)
- モジュール単位での受講(必要なモジュールのみ選択)
(1)短期間での修了(最短6ヶ月)
最短6ヶ月という短期間で修了できます(最長5年)。
とはいえ、修士号の取得なので学習内容自体は簡単ではないです。
大学側が提示する学習目安時間は、週15時間ほどです。
ですが、英語力にもよりますが、週20時間くらいは確保した方がいいようです(USCPA試験の学習と同じくらいですね)。
社会人の場合は、週末や平日の夜間を利用して集中的に学習するなど、自分に合ったスケジュールを組む必要があります。
(2)オンラインで柔軟な学習(仕事と両立可能)
オンラインでの受講が可能で、自宅や職場から柔軟に学習できます。
場所や時間の制約が少なく、仕事や家庭と両立できるのがいいですね。
オンライン講義や教材を活用し、自分のペースで学習を進められます。
講義は録画になっており、リアルタイムで観る必要はありません。
ただし、必須科目の一部のみ、他のメンバー(日本在住なら、時差が少なくてすむアジアパシフィックのメンバーと組む可能性が高い)とのグループワークとなります。
よって、リアルタイムでの参加が必要となります。
評価は課題で行うので試験はないです。
期間内に(数週間で)課題を完成し、オンラインで提出することになります。
ただし、課題はボリュームのある論文作成(一部Excel)で簡単ではありません。
オンライン(通信)だけではなく、対面(Teaching Center)での受講も可能。
オンライン(通信)であれば、世界のどこでも受講できます。
対面(Teaching Center)は、香港、シンガポール、ネパール、パキスタン、アラブ首長国連邦、ナイジェリアにあります。
(3)低学費(為替レートによるが約100万円)
約100万円ほどでの低学費で修了可能です。
2024年ー2025年だと、日本在住者(Band B countries)の学費は5,060ポンドです。
為替レートによりますが、どこが見た時点で、5,060ポンドは約100万円(981,301円)です。
注意:ロンドン大学のFeeのページには、各通貨へのConvert機能があるので、1クリックで日本円換算が可能です。
ちなみに、居住国(Band A countriesとBand B countries)で学費が異なります。
日本在住者は、Band B countries(高所得国)となります。
Band A countries(低所得国)
Band B countries(高所得国)←日本はこちら
他のフルタイムプログラムと比較し、学費が低く設定されていることがわかりますね。
ロンドン大学の別の会計関連プログラム(MSc in Accounting and Financial Management)だと約300万円ですので、約3分の1です。
学費は為替レートで変動しますし、また、毎年約5%値上げされる(On average, fees are subject to a five per cent year-on-year increase.)のでご注意ください。
また、テキストが上限で年間300ポンド(6万円)必要になる可能性があります。
とはいえ、オンライン受講なので、通学の交通費が必要ありません。
もちろん、ロンドンに滞在する必要もありませんので、留学費用(現地の生活費・留学ビザ取得の費用)も必要ないです。
コスト効率が非常に高いことがわかりますね。
注意:ただし、Teaching centerで受講する場合、追加費用が必要。
(4)世界的な高評価(ロンドン大学が提供)
世界的に評価の高いロンドン大学(University College London:UCL)が修士号(Master’s Degree)を提供します。
ロンドン大学は1836年に設立された歴史のあるイギリス最大の名門大学です、
オンラインコースでも、キャンパスで学ぶのと同等の価値がある学位として認められます。
(5)モジュール単位での受講(必要なモジュールのみ選択)
モジュール単位での受講が可能です。
必要なモジュールのみ選択できる柔軟なプログラムになっています。
学費も一括払いだけではなくモジュールごとの支払いも可能ですので、財政的な負担を分散できます。
- ロンドン大学の会計学修士プログラムは、高品質な教育を比較的低コストで受けられる点が大きな特徴となっています。
- 特に、既に会計資格を持つ社会人にとっては、効率的かつ経済的に修士号が取得できる魅力的な選択肢と言えるでしょう。
4.ロンドン大学の会計学修士プログラムの入学方法
ロンドン大学の会計学修士プログラムの入学方法を見ていきましょう。
(1)USCPAなら入学要件が緩い!
ロンドン大学の会計学修士プログラムの入学要件は以下のようになっています。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの入学要件
- 会計資格の保有:USCPAやACCA
- 学歴要件:4年制大学の学士号
- 英語要件:IELTS 6.5以上(各セクション6.0以上)やTOEFL iBT 92点以上などのスコア ←USCPAやACCAなど、試験が英語で実施される資格は免除
- 実務要件:ある程度の実務経験(特定の実務経験年数は明示されず)
- オンライン学習への適性:自己管理能力と独立して学習を進める能力
(2)出願時期は年2回
ロンドン大学の会計学修士プログラムの出願は以下のようになっています。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの出願
- 出願期間:年2回
- 出願方法:オンラインでの出願が可能
出願できるのは年2回です。
たとえば、4月に入学希望の場合、出願開始が12月、出願締切が3月、講義登録締切が3月、講義開始が4月というスケジュールになります。
たとえば、2025年4月入学の場合のスケジュールは以下のようになっています。
出願開始が2024年12月17日、出願締切が2025年3月10日、講義登録締切が2025年3月24日、講義開始が2025年4月ですね。
(3)出願書類はライセンス証と志望理由書
出願に必要な書類は以下の通りです。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの出願書類
- 会計資格の証明書(USCPAライセンスやACCA資格証明書など)
- 大学の学位証明書
- 英語力証明書 ←USCPAやACCAなど、試験が英語で実施される資格は不要
- 志望理由書(英語で200ワードくらい)
- 履歴書(個人情報:氏名・国籍・生年月日・住所・連絡先など)
必要書類の準備には、1〜2ヶ月程度を見込むといいでしょう。
通常の海外大学院出願と比べて、準備の負担が大幅に軽減されていることがわかりますね。
(4)出願はオンラインで
出願は、ロンドン大学の公式ページからオンラインで出願できます。
MSc Professional Accountancy | University of London
- USCPAであれば、試験や単位取得などは必要ないため、入学に必要な準備期間は比較的短くなります。
- 通常、出願から入学までの準備に2〜3ヶ月程度を見込んでおけば十分でしょう。
- とはいえ、希望する開始時期に合わせ、余裕を持って準備を始めることをおすすめします。
5.ロンドン大学の会計学修士プログラムの修了要件
ロンドン大学の会計学修士プログラムの修了要件を見ていきましょう。
(1)USCPAなら取得単位は60単位のみ
ロンドン大学の会計学収取プログラムの修了に必要な単位は180単位です。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの修了に必要な単位
総単位数:180単位
↓
USCPA資格での認定単位数:120単位
↓
実際に受講するモジュール:60単位
- 必須科目:30単位
- 選択科目:15単位×2科目(4科目から2科目選択)
とはいえ、USCPAの場合は、前述のように120単位が入学要件の専門資格(Professional Qualification)で充足されます。
よって、残りの60単位をプログラムで取得することになります。
60単位は、約600時間の学習に相当すると考えられます。
というのは、15単位は150時間の学習時間に相当との記載(Each 15-credit module equates to 150 hours.)があるからです。
ですが、各人の英語力に大きく依存するでしょうね。
日本人の場合は2倍くらいかかると想定して、1,000時間くらいの学習時間が修了までに必要と思っていいのではないでしょうか(USCPA試験と同じくらいですね)。
(2)必須科目(30単位)
まず、必須科目があります。
必須科目は、Capstone project ですね。
実践的な研究プロジェクトで、学んだ知識を応用する機会となります。
2クオーター連続(前半・後半)で受講します。
(3)選択科目(15単位×2科目)
さらに、選択科目があります。
選択科目は以下の4つです。
- Analysing risk for decision making
- Capital markets and global perspectives
- Global issues in finance and accounting
- Issues in investment management
自分のキャリア目標や興味に合わせ、この4科目から2科目を選択します。
1クオーターの完結です。
- USCPAであれば、総単位数180単位のうち120単位が認定されるので、実際に受講するのは60単位のみです!
- 600時間の学習時間が想定されていますが、英語力に大きく左右されると考えられ、1,000時間くらいは見込んだ方がいいのではないでしょうか。
6.ロンドン大学の会計学修士プログラム修了後のUSCPAのキャリアパス
ロンドン大学の会計学修士プログラム修了後のUSCPAのキャリアパスについては、以下のような可能性が考えられます。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの修了後のキャリアパス
- 上級会計職への昇進
- コンサルティング業界への進出
- 財務管理職への移行
- 監査業務のリーダーシップ
- 学術キャリア
- 起業や独立
- 国際的なキャリア
- 専門分野への特化
USCPAとロンドン大学の修士号の組み合わせにより、国際的な知識と資格を持つ専門家として評価される可能性が高まるわけですね。
(1)上級会計職への昇進
より高度な会計知識と学術的背景を持つことで、上級会計士やファイナンシャルコントローラーなどの上級職への昇進機会が増えます。
(2)コンサルティング業界への進出
会計と財務の専門知識を活かし、コンサルタントとしてのキャリアを築くことができます。
(3)財務管理職への移行
CFO(最高財務責任者)や財務部長などの上級管理職への道が開かれます。
(4)監査業務のリーダーシップ
大手監査法人でのシニアマネージャーやパートナーなど、監査業務のリーダーシップポジションを目指すことができます。
(5)学術キャリア
博士課程に進学し、研究者や大学教員としてのキャリアを追求することも可能です。
(6)起業や独立
自身の会計事務所や財務コンサルティング会社を設立するための知識とスキルを得ることができます。
(7)国際的なキャリア
グローバル企業や国際機関での財務関連ポジションに応募する際の競争力が高まります。
(8)専門分野への特化
フォレンジック会計や環境会計など、特定の専門分野でのエキスパートとしてのキャリアを築くことができます。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの修了後、以上のようなキャリアパスが考えられます。
とはいえ、日本人のUSCPAでロンドン大学の会計学修士を取得した方については、キャリアでどのようなメリットがあったか発信している方はまだいないように思います。
- 国際的に認知度の高いロンドン大学の会計学修士を取得することで、国際的な企業や組織でのキャリア展開が可能となります。
- 会計・財務の専門知識に加え、高度な分析スキルを身につけることから、戦略的な意思決定に関わる役割にも適しています。よって、コンサルタントや財務管理職などでも活躍できるようになります。
補足:どこがロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦しない理由
どこもロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦したいか検討しましたが、挑戦しなくていいという結論になりました。
自分には必要ないと考えただけで、ロンドン大学の会計学修士プログラムが良くないと思っているわけではないのことにご留意ください。
ロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦しない理由は、大きく分けると以下の3つです。
ロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦しない理由
- USCPA資格とIFRS検定の学習で十分だから
- アカデミックな知識より実務知識を身につけたいから
- 他のやりたいことにお金も時間もかけたいから
(1)USCPA資格とIRFS検定の学習で十分だから
ロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦しない理由の1つ目は、USCPA資格とIFRS検定の学習で十分だと思っているからです。
もしかしたら、欧州で働く場合はロンドン大学の会計学修士号というのは、絶大の効力を発するのかもしれません。
ですが、どこがバンコクの米国企業で働いた際は、USCPA資格だけで十分に評価されており、会計学修士号も必要とは思わなかったです。
たしかに、マネージャー以上になるには、どの国のでもいいのでCPA資格、もしくは、会計学修士の学位が必要でした。
たとえば、バンコクの米国企業では、上司のタイ人はタイのCPAであり(ちなみに、タイのCPA試験は日本の公認会計士試験よりかなり難しい)、周りの同僚はオーストラリアなどの大学の会計学修士号をもったりしていました。
つまり、USCPAであるどこは、アメリカのCPAなので、マネージャーになるための要件を満たせていました。
外資系企業で出世する場合
CPA資格 または 会計学修士号以上 が条件
→USCPAなら既に条件を満たしている
IFRS(国際財務報告基準)の勉強がしたいのでロンドン大学の会計学修士プログラムを検討する方もいると思います。
ただ、プログラムを見た限りでは、特にIFRSの学習をするようなものではないと思っています。
個人的には、IFRSの勉強がしたいのであれば、IFRS検定の学習をすれば十分と思っています。
どこも、アビタスのIFRS Certificate(IFRS検定)講座で効率的にIFRSの概要を身につけ、そのあとは独学しています。
IFRS検定(IFRS Certificate)については、こちらを参考にしてください。
英語でIFRS検定(IFRS Certificate)の学習・受験がしたい場合は、こちらを参考にしてください。
(2)アカデミックな知識より実務知識を身につけたいから
ロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦しない理由の2つ目は、身につく知識がアカデミックなものになるからです。
ロンドン大学の会計学修士プログラムの内容を見てみると、かなりアカデミックな内容になっていますよね。
今のところアカデミックな会計学の知識に興味はないです。
実はどこは、会計学の修士課程ではないのですが、ビジネス系の修士課程に学部からそのまま進学しました。
大学生の頃は国際機関か総合研究所(シンクタンク)でのキャリアを目指していたので、採用してもらうには修士号以上の学歴がマストだったからです。
大学院では、教授と一対一で討論したり学術論文を書いたりしたので、深く考えられるようになり、進学したこと自体は後悔していません。
ですが、大学院で学んだアカデミックな知識が、USCPA取得後に勤めたBIG4の監査職や外資系企業の経理職などの実務で直接的に活かせたとは思えません。
最終的な人生の目標は、海外の大学で会計実務を教えることなので、学術キャリアに戻る可能性はあります。
ですが、今のところ実務の積み上げが大事な世界から戻るつもりはありません。
(3)他のやりたいことにお金も時間もかけたいから
ロンドン大学の会計学修士プログラムに挑戦しない理由の3つ目は、他のやりたいことにお金も時間もかけたいからです。
修士号を低コスト・低期間で修了できるというのは、魅力的ですよね。
ですが、修士号を取得したからといって、どの程度・どんな見返りがあるか未知数です。
現時点では、どこにとっては特に見返りがあるとは思えず、お金と時間の無駄になる可能性が高いです。
どんなに低コストとはいえ約100万円はかかるわけですし、学習時間も1,000時間くらいかかるわけです。
今は他にお金も時間もかけたいことがあって、それは確実にどこにとって見返りがあるので、それを優先させます。
- ロンドン大学の会計学修士プログラム自体はいいと思います。
- ただ必要かどうかは、人によって違うのでよく検討した方がいいですね。
- USCPA資格もそうですが、ロンドン大学の会計学修士も、そこまで必要性がないと途中で勉強をやめたくなってしまうでしょう。
- なんとなくUSCPAの間で流行になっていますが、お金と時間の無駄にならないか、どんな見返りがあるのか考えてみてくださいね。
まとめ:ロンドン大学の会計学修士プログラムはUSCPAなら要検討!
結論からすると、ロンドン大学の会計学修士プログラムは、USCPAなら一度は検討してよいでしょう。
既に会計資格をもつ専門家が、低コストかつ短期間で修士号が取得できる魅力的な選択になっています。
USCPAであれば入学資格が満たせるし、英語要件が免除されるし、少ない単位で修了できるわけです。
つまり、USCPA合格後に修士号がほしい場合、効率的に修士号が取得できるので、USCPAにとってメリットが大きいプログラムと言えますね。
ロンドン大学の会計学修士プログラム:USCPAにとってメリット大!
ですが、ロンドン大学の会計学修士プログラムでは、英語での学術的な論文作成能力が求められます。
厳格な採点基準があり、ウェブサイトのコピペやChatGPTなどでのAI生成では合格できないようになっています。
ロンドン大学の会計学修士プログラム:英語での論文作成能力が必要!
前述のように、USCPAなら英語要件(IELTS 6.5 や TOEFL iBT92)が免除されますので、英語力が高くなくても入学できてしまいます。
免除されているいうのは、同程度の英語力が既にあるとみなされるというだけで、英語力がなくてもいいというわけではないでしょう。
USCPA試験だとそこまで高い英語力がなくても合格できてしまいますよね。
新試験になってBECのWC問題(Written Communication)がなくなり、ライティングスキルが必要ないので、リーディングスキルだけで合格できてしまいます。
よって、ライティングスキルが高くない人は、USCPAであっても苦労する可能性が高いです(少なくとも、BECのWC問題よりも英語での論文作成は難しいです)。
高い英語力が必要で、そこまで気軽に挑戦するものではないことに注意が必要ですね。
ロンドン大学の会計学修士プログラム:高い英語力が必要なので注意!
そこまで気軽に挑戦するものではないからこそ、修了すればその後のキャリアパスに大きなプラスになります。
修士号という学位が評価されますし、身につけた知識で会計関連で出世したり、転職したり、起業したり。
国内だけではなく、海外で活躍する機会も増えるでしょう。
ロンドン大学の会計学修士プログラム:グローバルなキャリア展開が可能に!
以上、「【USCPAに大人気!】ロンドン大学の会計学修士プログラムを徹底解説」でした。
入学要件が免除され、日本にいたまま、仕事を辞めずに、低コストかつ短期間に海外の名門大学の会計学修士号が取得できるからなんだね。
USCPAならロンドン大学の会計学修士の修士号を取得するハードルがこんなに低くなるのであれば、資格だけではなく学位もほしい場合は挑戦すべき第一候補になるね。
自分が目指すキャリアで、ロンドン大学の会計学修士が必要かどうか、USCPAのみなさんは一度検討してみてね。
USCPA(米国公認会計士)は、受験資格を得るためにもUSCPA予備校のサポートが必要となります。
おすすめのUSCPA予備校はアビタスです。
USCPAになる方法は「USCPAの始めかた」を参考にしてください。
どこの著書『USCPA(米国公認会計士)になりたいと思ったら読む本』も参考にしてくださいね。
USCPA資格の活かしかた・USCPA短期合格のコツを記載しています。